読書の罠1:ベストセラーの罠

書店に行くと、ベストセラーと銘打った本が数多く並んでいます。最近では電車の中吊り広告でも書籍の広告をよく見るようになりましたが、そこでもベストセラーの文字が躍っています。

ベストセラーというだけで本を手に取るのは非常に危険です。定期的に書店に行く習慣のある方であれば分かるとお思いますが、現在ではベストセラーと言われるような本でも簡単に姿を消していきます。

それこそ、1ヶ月か2ヶ月もすればベストセラーと言われていた本でも書店に並ばなくなります。広告も同様です。10万部ベストセラー!と書いてあった本が、1ヶ月後には全く見かけなくなったということが、よく起きます。

日本では3万部ほどの販売部数を超えたあたりから、ベストセラーと言われるようになります。ところが、本によってはベストセラーは商業的な背景でなっていることもあるようで、決して良書だからベストセラーになっているわけではないようです。本としては大したことないのにベストセラーになるので、1、2ヶ月で姿を消していくのです。

そのため、単純にベストセラーになっているから、という理由で本を選ぶのは危険だと思います。ベストセラーよりも、むしろロングセラーの方を優先して選ぶといいと思います。なぜなら、それだけの期間、読者に支持されているということの証明となるからです。

そして、ロングセラーを見分けるのは非常に簡単です。巻末を見れば、何回重版されているか分かりますので、長期間にわたって支持を受けているか否か判断することができます。また、増版回数だけでなく、文庫本が出版されたり、改訂版が出版されたりすることもロングセラーの特徴だと言えます。

言いたかったことは、ベストセラーだとしても読む価値のない本は多数あるということです。数か月で消えていくようなベストセラーを読むよりは、信頼できる著者の本やロングセラーとなっている本を読んだ方がいいと思います。

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