全ては主催者次第

読書会を4つの分類に分けて、その特徴を述べましたが、読書会を選ぶ時に実は最も重要なのは主催者です。

例えば同じ②ビジネス系テーマ本なしに分類される読書会が2つあったとします。読書会Aと読書会Bです。その2つの読書会に同じ人が参加してみました。そして、その感想を聞いてみたところ、読書会Aについては「もう、最高に面白かった!また来週も行きたい!」と言っています。しかし、読書会Bについては「もう、最悪ですね。あそこに参加した人は二度と来ないと思います。」と言うかもしれません。

これは、ある意味当たり前のことだと思います。ラーメンだって一緒ですよね。同じ博多系ラーメンの店が2つあったとしても、一方は繁盛店で行列が切れることがない。しかし、もう一方はお客さんが入らずにつぶれる寸前。そんなことは多々ありますよね。読書会も同じなんです。やや、具体例が分かりにくかったですか?(笑)

どういうことかと言うと、読書会がいかに本を媒介として人が集まっているとは言え、主催者のファシリテーション能力が低ければ全く面白くありません。参加者が初対面の人ばかりに囲まれて緊張した状態のまま本の紹介に入っていけば、お互いに緊張していますから深い話や質問ができるこはなく、対話も活性化しません。表面的なコミュニケーションで静かに会が進んでいくことになるでしょう。そうすると、読書会のメリットはほとんど享受することはできませんし、全く楽しくもないと思います。

また、主催者が持っているビジョンというものが何よりも重要です。ビジョンというのは読書会をどうしていきたいか?というのも1つのビジョンですし、5年後・10年後日本がどうなり、そこにどう関わりたいか?というのも1つのビジョンです。

つまり、やや漠然としていますが、主催者が将来についてどう考えているか?というのが重要だということです。何故なら、テーマ本のある読書会ではテーマ本は主催者のビジョンが反映された本になりますし、会のスタートから最後までの節々にそのビジョンがにじみ出てくるからです。この主催者が掲げるビジョンに共感できないと、参加者としては全く楽しくないと思います。

それは、普段の人間関係でも同じです。例えば、起業したいと考えているAさんと、今の会社で一生働きたいと考えているBさんの2人がいたとします。当然、普段は仲良くしていると思いますが、いざ真剣に将来について話そうとしてみると話が全くかみ合わないと思います。職場が同じであれば仕事中は一緒に時間を過ごすと思いますが、一緒に呑みに行ったり、休日も一緒に遊ぶということは考えにくいと思います。なぜなら、話の節々でお互いに理解しあえないからです。

これと同じことが読書会でも起きます。そして読書会は仕事ではなく、プライベートな時間を使った活動ですから、無理に自分の意見を押さえこんだり、曲げたりしてまで参加する必要はないわけです。そう考えると、主催者が持っているビジョンと合っているか否かというのは、実は読書会選びにおいて最も重要だと思います。

特に、東京では多数の読書会が開催されています。自分に合った主催者の読書会を見つけて参加してみるといいと思います。

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