
- 一通り読んでもすぐに内容を忘れてしまう。。でも、読書で自分を高めたい!
- 読むのが遅くて、本が溜まる一方。。なにか効率がよく、しかも楽しくて、読んだことが後々に活かされるような読書方法はないものか?
あなたは今、そうな考えではありませんか?
効果的な読書方法を探していると「そんな不純な動機で読書をしてはダメ」と言われることもあります。
しかし、効果的な読書方法は実際に存在します。この記事を読めば、そのことがよくわかります。
読書方法を変えることで内容もよく理解でき、記憶に残るようになります。そして仕事にも活かされて、今まで以上の成果を上げることができるでしょう。
今回は効果的な読書方法だけでなく、集中して読書をする方法、速く読む方法も紹介します。
読書の方法を深く理解して、最高の読書ライフを手に入れるために、この記事がお役に立てば幸いです。
目次
読書は方法で、効果がこんなに変わる!
本は読み方次第で効果が大きく変わります。せっかく時間とお金をかけて読書をするなら、効果を高めて活かしていきたいですよね?
読書の方法を変えたことで、実際にわたしに起きた変化を紹介します。
内容を理解できるようになった
読書の方法を工夫するようになって本の理解度が格段に上がりました。
以前は、ただ文字を追っている状態でした。そのため著者は何を言いたくて、その根拠は何か?ということも読み解けていませんでした。当然、読み終わっても「何が言いたい本だったのか?」というテーマすら頭に残らない読書をしていました。
ところが、読書の方法を変えて、
- 著者の主張と、その根拠
- 本の構成
を理解しながら読めるようになり、本の理解度が格段に上がりました。
記憶に残るようになった
読書方法を工夫するようになって、本の内容が記憶に残るようになりました。本は読んでも忘れてしまっては、読んでいないのと同じです。
でも、数年前の本になると読んだことは覚えていても、中身はまったく思い出せないということが多いのではないでしょうか。
わたしも読んでは忘れ、読んでは忘れ、という読書を繰り返していました。
ところが、読書の方法を変えてから驚くほど本の内容が記憶に残るようになりました。数年前に読んだ本でも、本文をそのまま引用することもできます。
年に100冊以上読めるようになった
以前は読むスピードが遅く、わたしが月に読めるのは1~2月程度。
「2時間あれば1冊読める」という人を見て、自分には絶対にムリだと思っていました。
ところが、読み方を工夫して読書を続けていたら、本を読むスピードがぐんぐん上がり、自分も2時間で1冊読めるようになっていました。
今では年100冊以上は読んでいます。社会人になってから読んだ本は1,000冊を超えていると思います。積ん読に悩まされることもなくなりました。
仕事で成果が上がった
1番嬉しい変化です。読書の方法を変えてから仕事の成果が変わりました。
わたしは27歳で独立しており、収入も時間も会社員時代よりゆとりが生まれました。これは読書のお陰です。
- 思考力・稼ぐ力
- 営業力・プレゼン力
- マネジメント・コーチングスキル
- 雑談力・コミュニケーション能力
- 人間関係構築力
- ToDo管理
仕事関係でいうと、読書のお陰でこれらの能力が上がりました。
著者はその分野で一流の人ばかりです。内容を理解し、吸収して実践していけば大きく成果を変えることができます。
効果を10倍にする読書の方法
読書は方法次第で大きく効果が変わります。効果が10倍にも20倍にもなる方法を紹介します。
必ずアウトプットをする
読書はアウトがすることが1番大事です。「読書はアウトがが99%」にもこのように書かれています。
本は読む(インプット)だけでなく「アウトプット」することで、もっと血になり肉となる−私が本書で言いたいのは、このことです。
「読後に何をするか」で、得られるリターンは、”ただなんとなく読んだ”ときに比べて10倍にも20倍にもなります。
実際にアウトプットをすると「分かったつもり」になっていた箇所に気づきます。なので本の内容を深く理解でき、鮮明に記憶に残ります。
アウトプットをした本は、数年前に読んだ本でも驚くほど明確に覚えています。逆にアウトプットしていない本は、悲しくなる位、忘れてしまいます(笑)
アウトプットの方法は様々ありますが、わたしが1番おすすめするのは「読書会に参加すること」です。わたしは数年間、毎週読書会でアウトプットを続けていますが、日々効果を実感しています。
詳しいアウトプットの方法は、こちらの記事を参考にしてください
せっかくの読書をムダにしない!記憶に残る超簡単なアウトプット術
また読書会に興味のある方は、こちらの記事を読んでください。
初参加で恥をかかない、充実した時間を過ごせる読書会の確実な選び方
内容を忘れない工夫
とても簡単な方法で本の理解度を上げられて、しかも内容を忘れないようになります。
その方法とは、
- 付箋を貼る
- 付箋の箇所を読み返す
この2つです。
付箋は、このダイソーで売ってる細くて半透明なものがおすすめです。

100円で、これだけ大容量なのでお得です。この付箋なら貼っても読書のジャマになりません。
わたしは本を読み始める前に、このように背表紙に1束貼っておきます。

こうしておけば電車内で読んでる時や待ち合わせのスキマ時間で読んでる時も、いつでも付箋を貼ることができます。
わたしは本を読みながら、重要だと感じた箇所に付箋を貼っていきます。後から剥がすこともできるので多めに貼っていくのがおすすめです。
付箋以外にも折り目をつけたり、書き込んだりする読書法もありますが、わたしは本を傷つけたくないのでやりません。また本に所感を書き込むのは電車内ではできないので、いつでもどこでもできるシンプルな方法で読んでます。
次に本を一通り読み終わったら、付箋の箇所を読み返します。
1回目は木を見て森を見ず状態で読んでますが、2回目は違います。全体像が分かった状態で読んでいるので本当に重要な箇所かどうか判断できます。そして「この付箋は要らないな」と思う所は付箋を外していきます。
付箋の箇所だけパラパラと読み返すのであれば数分で終わるでしょう。しかし、これだけのことで本の構成を俯瞰できるので、理解度が格段に上がります。
集中して読む
集中して本を読むには3つ方法があります。
- 人目のある場所で読む
- 立って読む
- 無音で読む(他人の会話が聞こえない)
すべてを満たしていなくてもOKですが、このいずれかを満たしていれば集中力が高まります。
人目のある場所で読む
代表的なのはカフェや図書館です。誰も自分に注目しているわけではありませんが、周りに人がいると本に集中することができます。
仕事も自宅より職場の方が集中できると思いますし、勉強も家より学校の方が渉るでしょう。これと同じ原理です。
わたしは適度に雑音があるのが好きなので、よくカフェで読書をします。気分の上がるカフェでコーヒーを飲みながら本を楽しむのは至福の時です。
立って読む
自宅で読む場合や電車内で読む場合、わたしは立って読んでます。座姿勢よりも立ち姿勢の方が脳への血流量が上がり、集中力もアップします。
もちろん眠気が襲ってくることもないです。本屋で立ち読みしてたら1時間経っていたという経験はないでしょうか?立って読むのは意外と集中できるのです。
仕事もスタンディング・デスクを使っているのですが、立ってるとダラダラと何もしない時間が減って、とてもいいです。
座姿勢はタバコよりも健康を害するというデータもあります。健康にもよくて集中して読めるので、立ち姿勢での読書はおすすめです。
無音で読む(他人の会話が聞こえない)
カフェや電車などで読書をする時に困ることが1つあります。それは近くにいる人の会話が聞こえてくること。
適度な雑音は無音よりも集中できるのですが、会話はダメです。本の内容よりも会話の方が気になってしまいます。
そのため、わたしは耳栓を持ち歩いてます。他人の会話が気になるときは耳栓をして集中できる環境をつくります。耳栓でなくてもノイズ・キャンセリング機能のあるイヤホンでもいいと思います。
同様の理由で、BGMも日本語の歌詞がついたものは聞きません。日本語の歌詞があると、どうしても歌詞を理解しようと脳が反応してしまうからです。
本の選び方
読書の効果を上げるためには、本選びも重要です。読んでる本の質が低ければ、読書方法を工夫しても成果は上がりません。
そこで本の選び方を5つ紹介します。
Amazonのレビューを見る
わたしは読むかどうかの目安として、 Amazonのレビューを見ます。
コメントもざっと目を通しますが、レビュー件数が30個以上で星3.5以上であれば、かなり良い本です。何の学びにもならないハズレを引くことはないでしょう。
もしレビューが30個以上で星4.0を超えていたら、今すぐ買った方がいいです。皆さんに何かしらの革命をもたらしてくれる本になるでしょう。
信頼できる人からのおすすめ
信頼できる人からおすすめされた本は無条件で読みます。Amazonのレビューが多少低くても気にしません。
ちなみに、わたしにとって信頼できる人というのは著名人ではなく身近な人です。ビル・ゲイツや孫正義さんは確かに凄いですが、本選びでの参考にはしていません。
- 価値観や人生観が近い
- 仕事で成果を上げている
こういう人からおすすめされた本を読むようにしています。
読書会で複数回紹介された本
わたしは毎週読書会を開催しています。残念ながら紹介された本をすべて読むことはできませんが、複数回紹介された本は読んでます。
そうした本は大抵とてもおもしろいです。仕事に活かされている本も沢山あります。
著者で選ぶ
おすすめされていなくてもレビューが未だなくても読む本があります。それは読むと決めている著者の本です。
わたしは3人読むと決めている著者がいます。
- ちきりん:元マッキンゼーの社会派ブロガー
- 神田昌典:中小企業の経営コンサルタント
- ダニエル・ピンク:元アル・ゴア副大統領のスビーチライター
他にもホリエモン、落合陽一さん、富田和成さんが新刊を出していたら必ずチェックします。
1年に1度はランキングをチェックする
Amazonが毎年売上ランキングを発表しているので、ビジネス書部門は必ず見ます。
このランキングに入っているのに読んでない本も、読むようにしています。思わぬ発見やヒントがあります。
読書術を解説したおすすめの本
読書の方法を解説した本は、世の中に多数あります。その中から3冊おすすめを紹介します。
読書方法について、もっと詳しく知りたい方は、この3冊を読んでください。
レバレッジ・リーディング

なぜ「速読」より「多読」なのか?
1日1冊のビジネス書を効率的・戦略的に読みこなす投資としての読書法。
訓練不要であなたの思考が劇的に変わる。ビジネス書は、成功者の体験やノウハウを短時間で疑似体験できるツールであり、その多読こそが最高の自己投資である。現在、コンサルティング会社を経営する著者が、ビジネススクールで身につけ、さらに進化させた読書術を紹介。
コンセプトは「多読」である。速読とは違う訓練不要の読書法である。月間に500冊の新刊といわれる氾濫するビジネス書の中から読むべき本を選び出す。
1日1冊で年間400冊を読破し、ビジネスで成功するためのノウハウを紹介。本の選び方、書評とのつきあい方、書店の利用法、時間術、実践に活かすための読書後の活用法など。著者のおすすめブックリスト付き。
読んだら忘れない読書術

- 本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう
- せっかく読書をしても、記憶に残っていない
- 凄くおもしろかったのに、少し時間がたつと内容が思い出せない
あなたも、こんなふうに思っていませんか?
こんな、記憶に残らない「読んだつもり」の読書は、ザルで水をすくうようなもので、時間の無駄です。
読書とは、その内容を忘れずに自分の知識として定着させて、自己成長に結びつけてこそ、はじめて意味が出てくるものなのです。
本書では、精神科医である著者が、脳科学的な裏付けのある「読んだら忘れない読書術」を公開します。
読書はアウトプットが99%

本を「読んで終わり」にするのはもったいない。「話す」「書く」「行動する」……
読後にこんな“アウトプット”をすることで、本は自分の血となり肉となる。
「読後に何をするか」で、得られるリターンは“ただ何となく読んだ”ときに比べて10倍にも20倍にも。そんな読書術を、本書でご紹介します。
また念のため、読書術を解説した本を一覧で載せておきます。
- 東大読書
- 京大読書
- 頭は本の読み方で磨かれる
- 知識を繰る超読書術
- 読書の技法
- 本を読む本
- 脳を強化する読書術
- マインドマップ読書術
- 人生が変わる読書術
本を沢山、速く読む方法
本を沢山、速く読むために重要なこと。それは読書を習慣にすることです。
わたしも社会人になった時は月に1~2冊読むのがやっとでした。でも、今は毎年100冊以上読みます。多い年は200冊以上読みます。なぜ、こんなに読めるようになったのかというと、読書が習慣になったからです。
速読のために特別なことはしていません。斜め読みや読み飛ばしもなく、普通に1ページ1ページ順番に前から読んでます。
それでも、読書が習慣にって読むスピードも量も格段にアップしました。
認知科学者の苫米地英人さんも「速読は1日に100冊読む人にとって必要な技術であり、それ以外の人には不要」と言ってます。
読書を習慣にできれば速く沢山の本を読めるようになります。
読書を習慣にする方法は、こちらにまとめてますのでよかったら読んでください。
まとめ
今日は効果を10倍にする読書の方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今日紹介した方法を実践していただくことで間違いなく読書の効果が変わります。本の内容が記憶に残りやすくなり、仕事に活かすこともできるでしょう。今まで以上の成果を残すことができます。
今日の記事が、あなたの読書ライフをより充実したものにする参考になれば幸いです。