
歴史小説を超えたキングダム
ヤングジャンプで連載中の歴史マンガ「キングダム」
連載当初から読んでいますが、最近1巻から読み返しました。いやあ、おもしろい!
ここで止めておこうと何度も思ったのに、読み切ってしまいました…。危険です(笑)
キングダムは、中国「秦」の話です。
中国で始めて全土を統一したことで有名な始皇帝の話です。この兵馬俑とともに弔われたことでも有名ですね。
その始皇帝である政(せい)は、決して恵まれた王様ではありませんでした。王族でありながら、祖国「秦」ではなく、人質として隣国で生まれます。
そして、辛酸を嘗める日々が続きます。
13歳で王位に就きますが、それ以前には弟にクーデターを起こされ、すべてを失いかけることもありました。
また、商人から文官の最高位にまで成り上がった政治家に、実権を握られ国を乗っ取られそうにもなりました。そして、なんと母親にもクーデターを起こされ、国家転覆を計られるのです。
そんな苦難の連続の中で、18歳のときに最大の危機を迎えます。
なんと、他国全員が連合を組んで、秦を攻め込んできたのです。その圧倒的な兵力の前に、秦は国亡の危機にひんします。
そして、首都攻防戦にまで追い込まれます。ここで敗れれば、国が滅びます。
その上、その首都攻防戦には、まったく勝ち目がありませんでした。なぜなら、すでに全ての兵力を使い果たし、首都を守る軍隊がいなかったからです。
ここで、政は大器を見せます。
3万人の一般市民を焚きつけ、首都攻防戦に望んだのです。
当たり前ですが、訓練された他国の軍隊の前で、一般市民には勝ち目はありません。それでも、1万5千人の死者を出しながら、首都を守りきります。
18歳の政が3万人に必死の覚悟をさせ、勝ち目のない軍隊に立ち向かわせた結果でした。
その後、秦は他国全てを滅ぼし、中華統一に向かっていきます。
わたしは、三国志や宮本武蔵など歴史小説も好きです。偉人たちの熱い生き方に感化されるからです。
しかし、このキングダムは、そんな不朽の名作と言える歴史小説にも引けを取らないマンガです。
- リーダーシップとは何か?
- 人材の重要性
- 志の大切さ
そんなことも学べます。どんどん引き込まれるマンガです。寝不足を覚悟で、ぜひ手に取ってみてください。
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