
GW開催ということで、水曜日にも関わらず、多くの人にご参加いただきました。ありがとうございました。
今回は「幸せになる勇気」をピックアップして、読書会の様子を紹介したいと思います。
「幸せになる勇気」は、ベストセラーになった「嫌われる勇気」の続編として出版されました。書店に行くと、よく2冊セットで並んでいます。
本書の中に、人間関係が楽になるポイントが2つ紹介されていましたので、共有します。
東京20代読書会の様子
ある調査によると、転職理由の第1位は「人間関係」にあります。
上司や同僚にたいする不満が原因で転職を決める人は、実に40%にも上ります。
学生時代は、仲のいい友達と数人だけのコミュニティで過ごすことができてきました。ところが、社会人になると合わない人とも仕事をしていく必要があります。
よく聞く話ですよね?
でも、実際に、社会人になって人間関係の壁に当たる人が多いようです。
そして、わたしも同じく、社会人になったときに人間関係に悩みました(笑)
特に難しかったのは、派遣のおばちゃん達です。いわゆる「お局様」と言われるような人たちです。今まで交わったことない人たちで、会話も合わないし、まったく好きになれませんでした。
それにも関わらず、お局様に囲まれた部署で仕事をすることになり、大変辛かったです…(笑)
正直なところ、今でも仲良くなれる自信はないです(笑)
ただ、円滑に仕事をすることはできるようになった、と信じてます…
反省も込めて言うと、高学歴な人は、いままで「机」に向かって一人で努力をしてきたと思います。なぜなら、勉強すればするほど、いい成績が取れて目標に近づくことができます。
ところが、社会に出ると、机に向かって自分の努力だけで、何とかすることはできません。人と向き合って、協力を得ないと、成果を出すことはできないのです。
そうなんです。社会に出ると、①人と②協力することが必要なんです。
そのため、机に向かって努力をしてきた高学歴な人ほど、人間関係に悩むのだと思います。
もちろん、技術系の仕事をしている人も、同じです。技術系の人も技術力だけでは生きていけません。なぜなら、自分よりもはるかに優秀な外国人労働者が何分の一の人件費で仕事をしてくれる時代になっているからです。
理系とか文系とかは関係ありません。管理職でなくても同じです。すべての人が、人間関係力を磨く必要があるのです。
読書会in東京で知った人間関係力①
最初のポイントは、「人を好きになる」です。
自分が相手を好きになれば、挨拶から頼みごとまで、その人との接点はすべて楽しくなります。そして、その楽しさは相手にも伝わります。
相手を好きになれれば、かなりの悩みはなくなります。苛立ちもなくなります。
でも、「いや、そんな簡単に人を好きなれないよ」と思われるかもしれません。
大丈夫です。そんなとき、本書では「自分から裸になること」をオススメしたいました。
つまり、自己開示をするということです。
考えてみてください。自己開示をしてくれる人って、楽ですよね?
初対面からオープンだと、気を遣わなくていいし、こちらも心を開きやすいです。その結果、すぐに仲良くなれます。
自分が裸になって自己開示をすると、相手も自己開示をしてくれます。なので、相手の自己開示に期待せず、自分から自己開示をしていきましょう。相手も、きっと心を許してくれます。
相手の人も、職場だからとか舐められてはいけないとか、ミスしないようにとか、いろんな緊張感と感情から、今の自己を形成しているのだと思います。
でも、お互いに自己開示をして知り合ってみれば、いまよりも必ず良好な関係を築けます。
そして、自己開示のポイントは、自分の過去や未来を語ることです。
ただし、注意点があります。
いいことよりも、悪いことを話した方がいいです(笑)
自分の輝かしい過去ばかり話すと、相手が緊張して、壁が高くなります。
自分のコンプレックスや失敗談などを話すと、うまく自己開示できます。ぜひ、試してみてください。
読書会in東京で知った人間関係力②
人間関係が楽になる2つ目のポイントは、「人に貢献すること」です。
人に貢献すると、自分が貢献感を感じることです。そうすると、自分の幸福度が高まります。
「自己満足じゃん?」と言われそうですが、それでも構いません。貢献したと感じることで、人間関係は楽になります。
やってみると分かりますが、人は自分のためよりも、他人のための方が頑張ることができます。
人との約束なら朝起きられるけど、自分で決めたジョギングのためには、なかなか起きられないのと同じです。
貢献感を感じようとすると、今までの自分以上に頑張ることができると思います。
ただし、注意点があります。
相手に見返りや感謝を求めないことです。
見返りや感謝を求めて貢献すると、相手に裏切られます。そうすると、人に貢献し続けることが難しくなります。
例えば、自分の貢献に気づかれなかったり、相手が対して嬉しそうにしていなかったり、当たり前みたいな顔をしていたり…ということが、よく起きます。
そうした時に、見返りや感謝を求めていなければ、マイナスの感情を持つこともありません。貢献感を感じて、幸せになることができます。
でも、見返りや感謝を求めて貢献した場合は、ショックを受けます。マイナスな感情を抱きます。せっかく自分の幸福のためにしている行為なのに、マイナスな感情になっては勿体ないです。
「見返りや感謝を求めない貢献」を、ぜひ試してみてください。
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東京20代読書会の開催情報
日時:05月03日(水)19:30-22:00
参加者:14名(男性:9名、女性:5名 初参加:10名、リピーター:4名)
参加費:500円(会場での現金支払い)
会場:東京都中央区日本橋の公共スペース
アクセス:
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅 6番出口 徒歩2分
東京メトロ日比谷線人形町駅 A2出口 徒歩5分
東京メトロ東西線茅場町駅 4a出口 徒歩10分
都営地下鉄浅草線 人形町駅 A5番出口 徒歩7分
東京20代読書会で紹介された本
マクドナルド化する世界経済
著者:ベンジャミン・フルフォード
失踪者
著者:フランツ・カフカ
帳簿の世界史
著者:ジェイコブ・ソール
学問のすすめ
著者:福澤 諭吉
幸せになる勇気
著者:岸見 一郎
ハイ・コンセプト
著者:ダニエル・ピンク
鬼速PDCA
著者:冨田 和成
自分のアタマで考えよう
著者:ちきりん
10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと
著者:山口 揚平
嫌われる勇気
著者:岸見 一郎
東京20代読書会参加者の感想
様々な種類の本を読みたくなった。また、話し方の勉強になる。(22歳・男性)
自分がきっと読まない本に出会え、新鮮でした。いろんな本をもっと知っていきたいです。(30歳・男)
プレゼンできる場が今少ないので、自分を発表する力、他人の発表を聞く力が欲しい。(27歳・男)
自分で普段読まない本に触れ合えた。(27歳・男)