「サピエンス全史」で知った驚くべき人類の進化4選!!

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サピエンス全史

初版:2016年9月30日
出版社:河出書房
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

「サピエンス全史」で知った驚くべき人類の進化4選!!

今回の記事には結論はありません(笑)

ただただ、サピエンス全史の下巻に書いてあって、面白かった箇所を羅列していきます。

ちなみに、サピエンス全史は上巻の方が下巻よりも面白かったです。試しに読むなら、上巻がオススメです。

テクノロジー

ナノテクノロジーの専門家たちは、生物工学を利用して造った、何百万ものナノロボットからなる免疫系を開発している。そうしたロボットを私たちの体内に住まわせ、血管の詰まりを解消したり、ウイルスや細菌と戦ったり、がん細胞を除去したり、果ては加齢の過程を逆転したりさせようというのだ。真剣な学者のなかには、人間の一部が2050年までに「非死(アモータル)」になると言う人も少数ながらいる。

アメリカ軍の研究機関である国防高等研究計画局は、昆虫のサイボーグを開発している。電子チップや探知機、プロセッサーをハエかゴキブリの体内に埋め込み、それを使って人間あるいは自動オペレーターが動きを遠隔操作し、情報を収集・送信できるようにするという発想だ。そのようなハエは敵の本部の壁に止まって、極秘の会話を盗み聞きし、クモに捕まったりしなければ、敵が何をたくらんでいるかをそっくり私たちに通報できる。

酪農

多くの乳牛は狭い囲いの中で、定められた生涯のほぼ全期間を、自分の排泄物の中で立ったり、座ったり、寝たりしながら過ごす。機械で餌とホルモン剤と薬剤を与えられ、別の機械で数時間ごとに搾乳される。そこに存在するのは、乳牛というより、原材料を取り込む口と、商品を生み出す乳房でしかない。

民間のふ化場でベルトコンベアーに乗せられたヒヨコたち。オスのヒヨコと不完全なメスのヒヨコはベルトコンベアーから降ろされ、ガス室で窒息死させられたり、自動シュレッダーに放り込まれたり、そのままゴミの中に投げ込まれ、潰されて死んだりする。このようなふ化場では毎年何億羽ものヒヨコが死ぬ。

今日、地球上の大陸には70億近くものサピエンスが暮らしている。全員を巨大な秤に載せたとしたら、その総重量はおよそ3億トンにもなる。もし乳牛やブタ、ヒツジ、ニワトなど、人類が農場で飼育している家畜を、さらに巨大な秤にすべて載せたとしたら、その重量は約7億トンになるだろう。対照的に、ヤマアラシやペンギンからゾウやクジラまで、残存する大型の野生動物の総重量は、1億トンに満たない。児童書や図画やテレビ画面には、今も頻繁にキリンやオオカミ、チンパンジーが登場するが、現実の世界で生き残っているのはごく少数だ。世界には15億等の畜牛がいるのに対して、キリンは8万頭ほどだ。4億頭の飼い犬に対して、オオカミは20万頭しかいない。チンパンジーがわずか25万頭であるのに対して、ヒトは何十億人にものぼる。人類はまさに世界を征服したのだ。

遺伝子工学

とはいえ、遺伝子学者の願いは、今生きている生物を改変することにとどまらない。彼らは絶滅した生物を蘇らせることも目指している。それも、「ジュラシック・パーク」の中でのように恐竜を復活させるだけではない。ロシアと日本と韓国の科学者からなるチームが最近、シベリアの氷の中で発見された凍った古代のマンモスのゲノムを解析した。そして今度は、今日のゾウの受精卵を取り出し、ゾウのDNAに代えて復元したマンモスのDNAを移植し、その卵細胞をゾウの子宮に着床させることを計画している。彼らは着床からおよそ1年10ヶ月後に、マンモスが5000年ぶりに誕生することを見込んでいる。

だが、マンモスで終わりにする必要があるだろうか?ハーバード大学のジョージ・チャーチ教授は最近、ネアンデルタール人ゲノム計画が完了したので、今や私たちは復元したネアンデルタール人のDNAをサピエンスの卵子に移植し、3万年ぶりにネアンデルタール人の子供を誕生させられると述べた。チャーチは、自分ならこの課題は、わずか3000万ドルでできると主張している。代理母になることを申し出た女性も、すでに数人いるそうだ。

過去500年間に、人類の力は前例のない驚くべき発展を見せた。1500年には、全世界にホモ・サピエンスはおよそ5億人いた。今日、その数は70億人に達する。1500年には人類によって生み出された財とサービスの総価値は、今日のお金に換算して、2500億ドルと推定される。今日、人類が1年間に生み出す価値は、60兆ドルに近い。1500年には人類は1日当たりおよそ13兆カロリーのエネルギーを消費していた。今日、私たちは1日当たり1500兆カロリーを消費している。(これらの数字を見直してほしい。私たちの人口は14倍、生産量は240倍、エネルギー消費量は115倍に増えたのだ。

利益は浪費されてはならず、生産に再投資すべきであるとする実業家の資本主義の価値体系と、消費主義の価値体系との折り合いを、どうすればつけられるのか?じつに単純な話だ。過去の各時代にもそうだったように、今もエリート層と大衆の間には分業がある。中世のヨーロッパでは、貴族階級の人々は派手に散財して贅沢をしたのに対して、農民たちはわずかのお金も無駄にせず、質素に暮らした。今日、状況は逆転した。豊かな人々は細心の注意を払って資産や投資を管理しているのに対して、裕福ではない人々は本当は必要のない自動車やテレビを買って借金に陥る。
資本主義と消費主義の価値体系は、表裏一体であり、二つの戒律が合わさったものだ。富める者の至高の戒律は「投資せよ!」であり、それ以外の人々の至高の戒律は「買え!」だ。

初版:2016年9月30日
出版社:河出書房
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

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