
初版:2013年12月19日
出版社:ダイヤモンド
著者:赤羽 雄二
ゼロ秒思考は、こんな人にオススメ
1.考える力(地頭力)を身に付けたい人
2.日々の生産性を高めたい人
3.圧倒的に成長したい人
ゼロ秒思考の内容
1.考える力とは何か?
2.考える力を身につけるには、どうすればいいか?
ゼロ秒思考で、考える力の鍛え方がわかった!!
ああ、この本ともっと早く出会っておけば…
もっと早く出会っていれば、格段に成長することができたのに。
そして、自分はこんなにも何も考えずに日々を過ごしていたのか!?
本書を読んで2週間経った今、わたしはショックを受けるとともに後悔しています。
ゼロ秒思考では、考える力の身に付け方を教えてくれます。
そして、本書が推奨するワークを毎日10分継続すれば、考える力が身につきます!
それだけでなく、生産性の高い日々を送ることができ、圧倒的なスピードで成長することも可能です。
著者の赤羽雄二氏はマッキンゼーに入社後、この「考える力」に苦しんだと言います。
あまりにも基本的で当たり前すぎて、マッキンゼーでは「考える力」は教育されなかったそうです。
皆さんも、同じじゃないでしょうか?
考える力は大切な能力と認識されていますが、その鍛え方は教えられたことがありません。
そこで、赤羽雄二氏が独自で、考える力を鍛える方法を編み出したと言います。その方法が、こちらです。
具体的には、A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4~6行、各行20~30、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。したがって、毎日10分だけメモを書く。
このワークの実例が記載されていましたので、紹介します。
調子抜けしてしまうほど、簡単です。
でも、このワークの効果は絶大です!わたしは2週間しか実行していませんが、その威力に驚いています。
そして、いかに自分が「考える」ことなく日々を過ごしていたのかを痛感させられます。
ワークの簡単さに調子抜けしてしまった方も、侮らず、騙されたと思って試してみてください。
そして、このワークの結果、著者は考える力がめきめき鍛えられると説いています。
考えをどんどん深めていくこと、選択肢をあげ尽くし、それを評価して優先順位をつけることなどは、実はウェイトトレーニングと同じで、鍛えれば鍛えるほど力がつく。本書を読み終え、1日10ページのメモ書きを始められた人には、ウェイトトレーニング的な効果を数週間で実感してもらえる。
このトレーニングの結果、飛躍的に頭が整理され、的確な言葉使いができるようになる。トレーニング次第で誰でもだ。学歴、経験、立場などにはまったく関係しない。もちろん性別や国籍、年齢にも関係ない。そうやって強化できることであるのに、知らず知らずに空回りの思考をしている人がほとんどだ。
そして、考える力が鍛えられると、生産性が飛躍的に向上します。
ちなみに、生産性とは、アウトプット(成果)÷インプット(リソース)のことです。
リソースには、時間や労力、お金などが含まれます。考える力が鍛えられれば、同じ時間や労力でも、より大きな成果を上げられるようになるのです!
赤羽雄二氏も、このように書いています。
考えた時間分の成果を出したいし、出してほしいところだが、残念ながら多くの人にとって、考える時間の長さとアウトプットの量・成果はほとんど比例しない。速い人はびっくりするほど速く、遅い人は許しがたいほど遅い。
一方で、経営者を見ると、多くの人(特に優れた人)が即断即決だ。もちろん、慎重に議論すべきことや相談相手。利害関係者が多い場合は、当然、手続き上慎重に進めるが、気持ちとしては早々に意思決定している。
考える力の鍛え方、これを学べる本はなかなかりません。ぜひ、手に取ってみてください。
初版:2013年12月19日
出版社:ダイヤモンド
著者:赤羽 雄二
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