野生のカマスになること、それがリーダーシップ

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カマスの法則

カマスの法則というのを聞いたことがありますか?

ノミの法則や、小象の法則というのもありますが、同じような現象です。

カマスという獰猛な魚がいます。その魚を水槽の中に入れておきます。そして、そのカマスと同じ水槽の中に、エサになる小魚を入れるんです。
当然、カマスはエサを食べに行きます。そして、どんどんエサを平らげていきます。

そして、ここから実験スタートです。

カマスを水槽の右側に寄せて、中央にガラスの板を入れて、水槽を2つに仕切ります。
つまり、カマスが右側から左側に行こうとしても、ガラス板が邪魔をして移動できないようにしてしまうわけです。
その状態で、ガラス板の左側に、エサを入れて泳がせるんです。

どうなると思いますか??

ガラス板の向こう側で泳いでいるエサを見て、カマスはもちろんエサを目がけて一直線で進んでいきます!
ところが、ガラス板があるので、当然エサを食べることは叶いません。ガラス板に、ガツン、ガツンとぶつかるだけで、近づくこともできないわけです。

そして、ここから恐ろしいことが起きていきます。
何度も、何度も、エサを食べようとチャレンジしても、エサに近づいていくことができないカマス。

すると、そのカマスはエサが目の前で泳いでいても、食べに行くことを止めてしまうのです。
それだけではありません。邪魔をしていたガラス板を水槽から取り出しても、カマスはエサを食べに行かないのです!

これ、恐ろしい現象ではないですか?

この法則というのは、もちろん人間の行動を示唆しているわけです。
人間もカマスと同様に、「ダメだ」「ダメだ」と条件付けされたことは、本当は出来るのに、チャレンジできなくなっています。

ユニクロの柳井正氏が、「現実を視よ」という本を出版されています。

問題は、その副題です。

「ゴールドラッシュのアジアに取り残され、稼ぐことを忘れて、国を閉ざす日本人へ」

これが、その副題です。
つまり、柳井正氏から見れば、日本人全体がエサを食べられなくなったカマス状態だ、ということだと思います。

リーダーシップとは?

「リーダーシップ」、それはよく聞く言葉だと思いますが、実は日本には存在しない概念です。
(そして、マネジメントなどの概念と混同されて誤解されているシーンがよくあります)

このリーダーシップを、先ほどのカマスの法則の中で説明されている話を聞いて、とても納得感があったので紹介します。

まず、先ほどのエサを食べられなくなったカマス(日本人全員!?)は、どうしたらエサを食べられるようになると思いますか?

もう二度とエサを食べられないのでしょうか?

もちろん、そんなことはありません。ちゃんと、元の獰猛なカマスに戻ることができます。
その方法も、とても簡単です。

何をすればいいかと言うと、同じ水槽の中に野生のカマスを入れてあげればいいのです!

そうすれば、野生のカマスは、どんどんエサを食べに行きます。
その野生のカマスを見て、他のカマスたちも、エサを食べに行くことを思い出し、食べ始めるのです。

つまり、たった1匹でいいのです。たった1匹の野生のカマスを水槽に入れるだけで、全員が元の獰猛なカマスに戻ります。

これは、人間も同じです。
たった1人でいいのです。その1人が、周りの人間を次々と変えてしまうわけです。

柳井正氏は、ユニクロの売り上げを2020年までに5兆円にする、と宣言しています。
(ちなみに、現時点では1兆円ほどの売り上げですから、5年強で5倍にすると宣言しているわけです)
その内訳を見ると、日本は1兆円。その他4兆円はアジアを中心とした海外です。

つまり、柳井正氏は野生のカマスなわけです!

分かりますか?

この柳井正氏の行動が、リーダーシップなわけです。

もちろん、私も含めて、柳井正氏から直接教えを乞うことは叶わないわけですが、柳井正氏のような野生のカマスに出会うことが、先ず重要です。
そして、自分が野生のカマスとなり、周囲をエンパワーメントしていく(リーダーシップを発揮していく)ことが、大切だと思います。

 

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