
人生は長い、そんなことを思っていませんか?
後悔しないために、いますぐ20代の生産性を高めるべきです。なぜなら、人生の80%は20代で決まるからです。
今回は、20代で考えるべき10個のことを教えていただきましたので、20代の過ごし方とともにシェアします。
開催報告:20代読書会in東京
日時:08月02日(水)19:30-22:00
参加者:14名(男性:11名、女性:3名 初参加:5名、リピーター:9名)
目次
20代読書会in東京の感想
おもしろそうな本が見つけられた。(29歳・男性)
いろんな分野が知れました。(26歳・女性)
読書の習慣をつけたい中で、読みたい本が見つかった。(23歳・男性)
アウトプットの機会が今までなかったので、おもしろい。(23歳・男性)
生産性とは、なにか?
生産性=output÷input
outputとは、成果や結果です。inputとは、投入した時間や労力、お金のことです。
つまり、どれだけのリソースを注いで、どれだけの成果を得られたか?が生産性になります。
たとえば、業務時間と仕事の成果で生産性を考えてみましょう。
8時間の業務時間で8の成果をあげられるとします。そうすると、生産性は「1」になります。その人が、2時間の残業をして、成果を2追加できました。このとき、生産性は向上しているでしょうか?
もちろん、生産性は変わりません。なぜなら、成果(8+2)÷時間(8+2)=1となり、生産性は「1」のままだからです。
それでは、2時間の残業をして、成果が1追加された場合はどうでしょうか?この場合は、生産性は下がっています。なぜなら、成果(8+1)÷時間(8+2)=0.9となり、生産性は「1」を割るからです。
そのため、トータルの成果が上がっても、仕事の生産性が下がったという状態になります。
ちなみに、日本の労働に対する生産性は低いです。たとえば、農地面積あたりの収穫高という意味での生産性は世界でも高い水準にあります。しかし、特にオフィスワーカーの一人一人の労働に対する生産性は高くないのです。
また、余談ですが、inputもoutputもお金の場合、生産性はROIと呼ばれます。
なぜ、20代で生産性が大事なのか?
- 20代で人生が決まるから
- 20代のリソースを増やすことができないから
理由は、この2つです。1つずつ、解説していきます。
20代で人生が決まるから
「20代で人生が決まる」という本をご存知でしょうか?
「30歳は昔の20歳ではありません」という講演をTEDで行なったメグ・ジェイ氏の著書です。こちらのTEDは800万回再生を超えて、most viewになっていた時期もあります。
その本の中に、このようなことが書かれています。
あなたの20代の日々は、重要な意味を持っています。人生をもっとも決定する出来事の80%は、35歳までに起こります。
わたしたちの半数以上が、30歳までに結婚しているか、だれかと付き合っているか、将来の伴侶と同棲しています。
自分を変えたいなら、パーソナリティは人生のどの時期よりも20代でいちばん変化します。脳は20代で人生最後の成長を遂げます。女性の妊娠率は28歳がピークです。
もちろん人生は30代以降も続いていきますが、20代には特別な意味があります。
そのため、20代の過ごし方で人生が決まります。これが20代で、どんな成果を出すか?がとても重要です。
それは、仕事で成果を上げることが大切という意味ではありません。20代ですべきことを、どれだけ充実させられるか?という意味です。
その意味で、20代は生産性が大切です。
参考:「人生は20代で決まる」で、20代ですべきことが明確になった!!
20代のリソースを増やすことができないから
20代のoutputの大切さを述べましたが、一方でinputは制限されています。
input(リソース)で代表的なのは、時間とお金です。ところが、計算をすると、この2つとも上限があることに気づきます。
まず、時間です。
大学を卒業して23歳か、大学院を卒業して25歳で社会に出ます。20代は29歳で終わりですから、社会に出てからは、残された時間は5-7年しかありません。
一般的な会社では年間の休日は100日超です。そうすると、20代で自由に使える日にちは、500-700日ということになります。
これが、まさか2,000日以上も自由に使えるという20代はいないでしょう。そうすると、20代で使える時間は限られているということになります。
つぎに、お金です。
一般的な会社で年収400万平均で20代を終えたとします。そすると、税金が90万かかりますので、310万が残ります。
一人暮らしの場合、生活にかかるお金を引くと、自由に使えるのは120万ほどでしょうか。そうすると、20代で使えるお金は600-900万の間となります。
これも、時間と同様に1億円を自由に使えますという20代はいないと思います。
すでに20代のoutputが人生の80%を決定するという話はしました。それに対して、inputできる時間とお金は500-700日と600-900万と制限されています。
そのため、20代は生産性が大切になります。同じリソースの中で、どう違う結果を出すか?ということが大切になります。
後悔しないために20代は、なにをすべきなのか?
先ほど紹介した「人生は20代で決まる」の中で、20代で対処すべき10個のことが紹介されていました。
これらのことをと先送りしておくと、30代で巨大なプレッシャーと戦うことになります。そして、本書に書かれている調査の結果では、この10個を30代ですべて行うことは困難だそうです。つまり、なにかを諦めることになるのです。
ぜひ、20代でこの10項目に向き合ってください。
- 結婚
- 住む場所選び
- 財産を築く
- 家を買う
- 人生を楽しむ
- 大学院に行く
- ビジネスを始める
- 出世(収入を上げる)
- 貯蓄(教育費や老後の費用)
- 子供をつくる
ただし、誤解をしないでください。ここに書いた10項目は、これをすると幸せになるという意味ではありません。
たとえば、「結婚」と書いていますが、これも結婚をしたほうがいいと言っているのではないです。
20代のうちに「結婚」と向き合ってくださいということです。
- 本気になれば、いい人が見つかる
- いまは仕事が忙しいから、結婚について考えられない
- 結婚は30代になってから、考えればいいや
こういう姿勢で、結婚を後回しにしないほうがいいと「人生は20代で決まる」に書かれていました。
もちろん、結婚を考えた結果、結婚をしないという結論でも構いません。先送りにすることが問題なのです。
そうやって、先ほどの10項目を見ると、面倒なものも沢山あります(笑)
老後や教育のための貯蓄なんかは、ほとんどの20代が考えていないのではないでしょうか。
しかし、30歳で子供が生まれると、36歳で子供が小学校に入ることになります。たった6年しかありません。
小学校に入る前も、保育園や幼稚園の問題があります。小学校も高学年になれば中学受験があります。そして、その後は高校受験、大学受験と続きます。教育費は、そんなに先の問題ではないのです。
老後費用も同じです。子供を育て上げ、子供が大学を卒業したと喜ぶころには、自分は定年退職が見えてきてます。あっという間の40代、50代を過ごすことになります。
また、家も買うことが当然と考えている人もいると思います。上司も買ってるし、同期も買っていたから、購入を検討しているという人もいるのではないでしょうか。
そういうこともダメです。きちんと自分で情報を収集して、自分で判断すべきです。
そうやって、この10項目ときちんと向き合って20代を過ごさないと、人生を後悔することになります。