「うまくなる技術」でわかった上達スピードを上げる4つのポイントとは?

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うまくなる技術

なぜ、すぐに上達する人としない人がいるのでしょうか?

それは、うまくなる技術の差です。行動技術にもとづいたうまくなる技術を身につければ、誰でも素早く上達できます。本書でわかった上達スピードを上げる4つのポイントを紹介します。


うまくなる技術

初版:2017年05月15日

出版社:サンクチュアリ

著者:石田 淳

うまくなる技術とは、なにか?

それは、行動技術です。上達するための行動技術を身につけているかいないかで、成長速度と角度が変わります。

何でもうまくなる人は、うまくなるための「行動技術」を身につけています。
「行動技術」に従って練習するため、当然うまくなります。「行動技術」を通して自分を客観視できるので、分析や改善の精度が飛躍的にアップします。また、練習の質を上げることに意識と時間を向けられるので、成長スピードや成長角度も上がります。
そして、どんなときでも同じ「行動技術」で練習するので、新たに違う分野の物事に取り組む際も同じようにうまくなります。
さらに、何度も同じ「行動技術」で練習を積むことで、相乗効果が生まれます。例えば、仕事での経験が、勉強やスポーツの上達に活かせるようになります。その逆もしかりです。
その結果、「何かを一生懸命やると他のこともうまくなっていく」という好循環に入るのです。

本書では、うまくなる技術(行動技術)は全部で14個紹介されています。それが、こちらです。

01 気持ちを整えて始める
02 目標は具体的に設定する
03 使える時間を見積もる
04 小さく始める
05 お手本やライバルを見つける
06 自分の現状を知る
07 自分の行動を検証する
08 楽しくなる仕組みを作る
09 続けられる仕組みを作る
10 失敗を楽しむ
11 本番に強くなる

今回は、この中から4つをピックアップして、紹介します。

小さく始める

猫

みなさん、目標はありますか?

目標は大きく持つといいと、よく言われます。それは、本当です。なぜなら、目標が自分の限界を決めてしまうからです。

しかし、注意点があります。最終目標は大きくてもいいのですが、その目標につられて、大きな行動目標を設定してはいけません。自分の生活を劇的に変えて、なにか大きな行動にトライすると、大抵失敗に終わります。なので、最初は本当に小さな行動目標を設定するようにしましょう。

うまくなる人は、最初の目標を小さくしてスタートします。「そんな簡単なことでOK?」というくらいの行動で終わりにします。
例えば、資格試験で合格したい人は最初の目標は「毎日参考書をパラパラとめくる。それを3日間続ける」、楽器を弾けるようになりたい人の最初の目標は「楽器に毎日触れる。それを1週間続ける」といった具合です。私は100kmウルトラマラソンやサハラ砂漠マラソンなどを完走した経験がありますが、最初は「まず家の周りを毎日散歩する」という目標から始めました。
最初の目標を小さくしてスタートするのは、必ず成功するため、そして達成感を味わうためです。「行動するのが楽しい」「目標を達成すると気持ちいい」ということを繰り返すと、人は自然と行動したくなります。

なぜ、こんなに小さな行動目標から始めるのでしょうか?もちろん、そのほうが上達するからですが、それはなぜでしょうか?

なぜなら、小さな行動目標だと、やる気に頼らずに済むからです。

行動科学マネジメントの大きな特徴の1つ、それが「やる気に頼らない」ということです。
行動の専門家である私からすると、やる気だけで行動し続けるのは、実はとてもレベルの高いことなんです。また、やる気に満ちあふれて初めからハイペースで飛ばしてしまい、息切れして三日坊主になる人もたくさんいます。
だからこそ、やる気に頼らず、小さく始めることが大事です。そして、少しずつ身体を慣れさせ、習慣化するのです。それをするのが当たり前の状態になれば、その後もやる気に頼る必要がありません。

やる気に依存して、行動し続けることは、実はとても難しいです。みなさんも、心当たりありませんか?わたしは、苦い経験がたくさんあります笑。

そこで、やる気に頼らず継続するために、習慣の力を利用するのです。そうすると、望ましい行動を継続できるので、上達スピードもあがります。そして、習慣をつくることが目的となるため、最初は「小さな行動」から始めるのが望ましいのです。

お手本やライバルを見つける

上達スピードを上げるためには、よいお手本を見つけることが重要です。なぜなら、よいお手本に共通していることを取り入れれば、結果につながるからです。

あなたが上手くなりたい分野でトップレベルの結果を出している人のことを、行動科学では「ハイパフォーマー」と呼びます。
その人がハイパフォーマーでいられるのは、成果をあげられる何かしらの行動をしているからです。うまくなるためには、そのハイパフォーマーの動きをじっくり観察し、「なるほど、トップレベルの人はこんな動きをしているのだな」と脳に映像を焼き付けるようにすることが大切です。
その上で、「ハイパフォーマーがやっていて、それ以外の人はやっていない(あるいはやりたくてもできない)行動は何か?」を探してみましょう。
また、ハイパフォーマーが複数いる場合は、「ハイパフォーマーたちに共通する行動は何か?」を見つけてみましょう。

すべての試行錯誤を自分で経験するのは、効率が悪いです。ハイパフォーマーはすでに試行錯誤を重ねて、結果を出しています。なので、まずはハイパフォーマーを観察したり、質問したりして、望ましい行動を学ぶようにしましょう。

また、ライバルを設定するときは、1つ注意点があります。ハイパフォーマーはお手本としては、とても有意義です。しかし、雲の上の存在であるハイパフォーマーだけでなく、すこし先を行っている人をライバルとして設定することも、とても有意義です。

「うまくなる人は、トップレベルの人の動きをしっかり目に焼き付ける」という話をしました。
とはいえ、トップレベルの人は、究極のゴール的存在。うまくなる人は、いきなりトップレベルの実力を目指しません。自分より少しだけ実力が上のライバルを探し出し、まずはそこを目指して頑張ります。つまり、スモールゴールを設けるのです。そして、そのライバルにおいついたら、また自分より少し上の実力を持つ次のライバルを探して…ということを繰り返して、最終的にトップレベルを目指すのです。

自分より少し実力が上の人をライバルとして設定すると、まずモチベーションが保てます。少し頑張れば、自分のほうが高い結果を出せるかもしれないと思うと、一気に楽しくなります。

そして、実力が似通っていると、行動も似ています。そのため、結果につながる行動(つまり、行動の差)を探し出しやすいです。そうやって、これが望ましい行動かな?と仮説を立て、実践し、検証、結果が出れば取り入れる・結果が出なければ取り入れない、ということを繰り返していけば、上達スピードは上がります。

自分の現状を知る

考える

自分の現状を知ることは、上達するために欠かせない重要なステップです。

しかし、現状を知ることは、自分と向き合うしんどい作業です。仕事でも上司からのフィードバックは、耳が痛いことでしょう。でも、その耳の痛いことを自分から進んで行うようにしましょう。耳が痛ければ痛いほど、改善の意欲となります。

うまくなる人は、自分を客観視するのが上手です。客観視する上でオススメの方法が動画撮影です。
仕事中のようす、運動中のようす、勉強中のようす、あなたがうまくなりたいものを、あなたが普段どんなふうに行っているのか、自分の動きを動画で撮影してみましょう。
特に、背中側など普段自分が見られない角度から撮影してみることをオススメします。なぜなら、「自分の頭の中で思っていた動き」と「実際の動き」が違う可能性があるからです。例えば、自分では全身を使ってボールを投げていたつもりだったのに、実際は手投げになっていた…ということが起こり得ます。そのギャップに気づけると、何をどう修正すればいいかの糸口が見つかり、上達が早まります。

客観的な数値でも、動画でも、自分の現状を知ることです。そして、改善が必要なプロセスを割り出していきましょう。

たとえば、営業活動でも、アポどり・初回訪問(ヒアリング)・提案・クロージング・契約とプロセスを分解することができます。初回訪問も、挨拶に始まり、着座、アイスブレーク…と細かく分けようと思えば、いくらでも細かく分けることが可能です。こうして行動を分解して、プロセスごとに検証することが大切です。

このブログプログラミングの考え方に相通じるのが、行動科学マネジメントにおける「行動分解」という考え方です。
人は複雑な動きを常に連続して行なっています。歯を磨くという何気ない行動も実は何十もの動きの連続で成立しているのですが、単に「歯を磨く」という1つの行動として捉えがちです。自分自身の行動をプログラミング、つまり行動を分解する手順を身につければ、仮にうまくできない行動が出てきたとしても、その行動をさらに細かく書き出し、具体的に何がどうできないのかを特定できるようになります。

どんな複雑な行動も、1つ1つは単純な動きです。それを組み合わせて、複雑な行動ができあがっているのです。そのため、細かく細かく行動を分解し、1つ1つ検証し、どう改善すればいいのか考えていきましょう。

楽しくなる仕組みを作る

努力を続けるための工夫も、大切です。

うまくなる人は、自分で自分を乗せるのがとても上手です。では、具体的にどのような方法で自分を乗せているのでしょうか?その1つが行動記録の「見える化」です。特にオススメしたいのが、ポイントカード化です。なぜなら人には、「ポイントがたまるとうれしい」という心理があるからです。
準備をした、練習をした、勉強をした…自分がある行動をとったらポイントが入るというルールを初めに設定します。例えば、ランニングであれば「30分走ったら1ポイント」という具合です。そして行動したら、手帳にシールを貼ったり、カレンダーに○をつけたりしていくのです。これでポイントカード化の完成です。

わたしは、この行動の「見える化」が自分にとても合っていました。行動を「見える化」すると、ゲーム感覚で努力を継続することができます。

たとえば、わたしは読書した本を月ごとに一覧で手帳に書き込んでいます。そうすると、一目して何月は何冊読んだのかがわかります。今月の読書ペースは、先月と比べてどうかということもわかり、読書の意欲につながっています。

他にも、ジムで泳ぐたびに、泳いだ距離を記録しています。これも月ごとに集計し、今月は何キロ泳いだか?が一目してわかるようにしています。そうすると、読書と同じく、泳ぐ意欲になって、距離がどんどん伸びていってます笑

その他にも、仕事のいろんな行動や成果を数値化し、常に見るようにしています。そうして集計している数値は、とてもモチベーションになってます。また、それが3年分、5年分と積み重なってくると、自分の成長も客観的に把握でき、心の支えにもなります。努力が楽しくなる仕組み、とても大切です。

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