「必ず食える1%の人になる方法」稼ぐ力を磨きたい人へのたった1つのアドバイスとは?

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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

稼ぐ力を身に付けたいですか??

出世よりも自分で稼ぐことを選択する人が増えています。そこにはグローバル化と長寿化という社会の変化が原因にあります。必ず食える1%の人になる方法でわかった稼ぐ力を磨きたい人へのたった1つのアドバイスを紹介します。

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

初版:2013年09月12日

出版社:東洋経済新報社

著者:藤原 和博

なぜ、出世に興味を失ったのか?

お金

多くの若者が出世への興味を失っています。それは、グローバル化と長寿化という変化を感じているからでしょう。

たとえば、転職を繰り返し、ステップアップしていく20代や有名大学からベンチャーに就職する新卒なども珍しくなくなりました。一時代昔であれば、20代で3社4社経験するなど考えられませんでした。東大卒でベンチャーはおろか、官僚以外の選択肢も考えられませんでした。

でも、いまは出世に意欲を燃やす時代ではなくなっています。ただし、それは「いまの若者に意欲がない」という意味ではありません。

そして、藤原和博氏はマトリックスを使って、こうした現象を説明しています。

「経済的価値」とは給料や年収をはじめ、お金を重視する考え方で、「経済以外の価値」とは家族や友達、個人的な活動で社会貢献を重視する考え方のことです。
その二軸でいえば、「経済的価値」だけを追い求めれるのではなく、「経済以外の価値」に幸せや生きがいを感じる人も最近、増えています。
仕事一辺倒の生活ではなく、家族や友達を過ごす時間、あるいはネットを通した個人的な活動や社会貢献などに自分らしい価値を見出す人は、あなたの周りでも増えているのではないでしょうか。とくに若者の間で、その傾向が顕著です。
それにあわせて、これまでは一流企業に入って出世を目指す「権力志向」の人が大半でしたが、いまは組織の中で「権力」ではなく、どこでも通用する力を身につけようとする「プロ志向」の人も増えています。

図で示すと、このようになります。

A領域は「経済的価値を重視し、権力志向」の人。いわば「社長タイプ」です。旧来の日本社会では、この領域でトップに立つことを、みんながめざしていました。いまの時代もいなくなったわけではありません。
B領域は「経済的価値を重視し、プロ志向」の人。いわば「自営業タイプ」です。
C領域は「経済以外の価値を重視しつつ、権力志向」の人。いわば「公務員タイプ」です。
D領域は「経済以外の価値を重視し、プロ志向」の人。いわば「研究者タイプ」です。

つまり、以前ならA領域にいた人がB領域を目指しているという現象が起きているのです。

実際に独立して自営業になっていなくても、プロ志向の人は多くいます。冒頭に上げた転職でステップアップする人や、ベンチャーに就職する人も、プロ志向の一例です。彼らは自分の市場価値をあげようと行動しているのです。

考える

では、なぜプロ志向の人が増えたのでしょうか?

1つには、終身雇用が崩壊したことが挙げられます。以前は会社の寿命のほうが個人の寿命より長かったです。そのため、終身雇用が可能でした。ところが、いまはそんな時代ではありません。

高度成長期には、自分の寿命よりも会社の寿命のほうが長いというイメージがありました。だからこそ、誰もが会社に生涯身を寄せようとし、「寄らば大樹の陰」ということで大企業に入りたがりました。
しかしバブル崩壊後、大企業の倒産が相次ぎ、自分の寿命より会社の寿命のほうが短いことに気がつきました。
これからの時代、「寄らば大樹の陰」はもう通用しません。たとえ組織に属していても、「頼れるのは自分の能力しかない」という覚悟を持つべきです。
その能力をいかに磨くかが鍵。自分自身が大樹となるべく、一生かけて幹を太くして枝葉を広げていく努力を意識的にしていかなければいけません。

2つ目に、中間層の下層化です。ある本に「日本人の9割は中流意識を持っている」と書かれていましたが、その中間層が下層化しています。なぜなら、日本人の賃金と途上国の賃金が競合しているからです。

現在、日本の中間層というと年収400万円から800万円くらいのイメージだと思います。
それが今後は、年収200万から400万円の人たちと、年収800万円以上の人たちに分かれていく。しかも、この格差はどんどん広がっていくでしょう。
多くの人は年収200万から400万円になり、この人たちが「新しい中間層」になっていくことは、もはや避けられません。

つまり、こういうことです。

会社が短命になり、1つの会社に人生を捧げることが難しくなっています。そして、運良く一生を添い遂げられる会社に入れたとしても、グローバル化で給料は以前のように上がっていきません。

それなら、会社に頼らず、自分で稼ぐ力を身に付けたほうが安全だし、賢い選択なんじゃないか?ということです。こう考える人が増えているのです。また、実際にプロ志向の人たちで、とんでもなく高給を得ている人たちもいます。

わかりやすい指標として、日本人の時給について考えてみましょう。
コンビニやファストフード店でアルバイトをすると、時給は800円から1000円くらいですよね。
サラリーマンの時給は、平社員から取締役までで、だいたい2000円から5000円。
医者や弁護士などの高度な専門技術を持った人なら1万から3万円で、マッキンゼーのシニアコンサルタントの時給は8万円ぐらいです。

以前ほど賢い選択肢ではなくなった出世コースと、100倍稼げるプロコースとを比較して、プロ志向となる人が増えているというのが、いま起きている現象です。

稼ぐ力を磨きたい人へ、たった1つのアドバイス

どうすれば、プロとして稼ぐことができるのでしょうか?

藤原和博氏は「レア人材になれ」と説いています。1万分の1、もしくは100万分の1の人材になれば、稼ぐことができるというのです。

たとえば、プロ野球選手を考えてみましょう。

日本の野球人口は800万人ほどいます。そして、プロ野球選手は700から800人です。そうすると、プロ野球選手は1万分の1です。そのなかで、1軍で活躍するトッププロは100人ほどでしょう。そのため、わたしたちが普段メディアで見ているプロ野球選手は10万分の1の人たちです。

このようにレアな人材になれば、プロとして成功することができます。

ただし、藤原和博氏はプロ野球選手のように、1つの分野で1万分の1や10万分の1を目指すのは、とてもリスクが高いと注意を喚起しています。

ひとつの分野でプロになったら、そのままつの分野を極めていくより、別の分野にスライドして複数の分野でプロになるー。
これこそが、グローバル・スーパーエリート以外の一般ビジネスパーソンが生きる道だと私は思います。
なぜなら、あるひとつの分野で「100人に1人」になったあと、更に「1万人に1人」「100万人に1人」をめざすのは非常に厳しい道のりだからです。
「100人に1人」までは誰でも1万時間を投じればなれますが、高い頂点をめざすほど世界レベルの強者がひしめいていて、熾烈な競争になっています。
ある分野で「1万人に1人」になるには、その陰に9999人の敗者がいるわけで、競争を勝ち抜く努力を続けることは非常にリスクが高い。その上で「100万人に1人」となると99万9999人と戦って、勝ち抜いていかなくてはなりません。

本当におっしゃる通りです。100万分の1となると、ノーベル賞やオリンピックのメダリスト級の難しさです。それを目指すことができるのは、とんでもない努力と才能に恵まれた本当にごく一部の人だけです。

とはいえ、同時に100分の1程度の人材では、プロとして食べていくことはできません。なぜなら、100分の1なら誰でも到達可能でレア度が低いからです。

では、どうすればいいのでしょうか?藤原和博氏は、こんなアドバイスをしています。

20代のうちにある分野で「100人に1人」になったら、30代では別の分野で「100人に1人」になる。そうすると、「100分の1」×「100分の1」=「1万人に1人」の希少性を獲得することができます。
さらに40代でもうひとつの分野で「100人に1人」になると、今度は「100分の1」×「100分の1」×「100分の1」=「100万人に1人」と同じだけの超レアな人になることができます。

つまり、1万時間を投資すれば誰でも可能な100分の1を、3つの分野で達成しろというのです。そうすれば、100万分の1の人材になれます。これは同じことをホリエモンやちきりんも著書で説いていました。

しかし、「1万時間の投資」は簡単ではありません。1日2時間365日続けても、13年間かかります。毎日2時間なにか同じことに投資し続けるのは簡単なことではないでしょう。

しかも、13年ではなく、もっと短期間で1万時間を終わらせようと思うと、1日当たりの投資時間はより多くなります。そのため、プロ志向の人は時間のマネジメントが肝になるといいます。

時間のマネジメントができない人は、できる人に比べて、時間あたりに出せる付加価値が少ないので、真っ先に労働市場から淘汰されます。
時間はどんな人にも平等に24時間与えられていて、かつ有限な資源です。
資源にはお金や人脈もありますが、それらの資源は最初から持っている人と持っていない人に差があります。なくなっても、また増やすことができる資源でもあります。
しかし、時間だけは違います。万人に平等に与えられ、なくなったら二度と増やすことができない資源。
その貴重な時間を主体的にマネジメントし、高い付加価値を生み出せる人でないと、これからの時代は生き残っていけません。

ぜひ、時間のマネジメントを行い、1万時間の投資を行ってください。3回繰り返せば、100万分の1という超レアな人材となり、稼ぐに困らない人材となるでしょう。

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