読書会in東京でわかった豊かな時代に生き残るサービスとは?

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読書会

ないものがない豊かな時代に、なにが生き残るのでしょうか?

それはハイコンテクストなビジネスです。インターネットが変えたビジネスの世界を解説しながら、豊かな時代に生き残るハイコンテクストなビジネスを紹介します。

開催報告:20代読書会in東京

日時:08月18日(土)09:30-12:00

参加者:17名(男性:8名、女性:9名 初参加:4名、リピーター:13名)

MVP賞

幸福学×経営学

紹介された本

  • やってはいけない筋トレ
  • 自分のアタマで考えよう
  • 本物の教養
  • ハイ・コンセプト
  • 上京物語
  • 残酷すぎる成功法則

なにがビジネスを変えたのか?

インターネットです。インターネットがビジネスを大きく変えました。

どういった変化があったかというと、ローコンテクストなビジネスからハイコンテクストなビジネスへと繁栄するビジネスが変化しました。詳しくは「ITビジネスの原理」に書かれているので、気になる方は読んでみてください。

ITビジネスの原理

ここでも少し解説していきます。

そもそもビジネス(商売)とは、価値体系の差を埋めることで利益を出すものです。下の図を見てください。

たとえば、じゃがいもを例にとりましょう。北海道では1個10円という価値体系で東京では1個100円という価値体系だとします。そうすると北海道で採れたじゃがいもを東京に持ってくると1個あたり90円の利益が出ます。これが商売です。

これは様々なビジネスに当てはまります。たとえば、専門的な知識を提供するような仕事でも同じです。会計士やトレーナーたちの間で当たり前(10円の価値)の情報が世間では貴重(100円の価値)になっているので、情報提供により利益が出るのです。

ところが、問題はインターネットの出現です。

今までは、いたるところに情報格差(情報の価値体系の差)があったのに、インターネットの出現により情報格差が一気になくなってしまいました。

たとえば、サッカーのドリブルを学びたい人はユーチューブを検索すれば一流コーチのテクニックが学べます。それは会計でもヨガでも同様で、いろんな情報がインターネットで無料に近い値段で提供されています。

そのため単純な知識やノウハウの提供だけではビジネスとして成立しにくくなってきています。この単純な知識やノウハウの提供をローコンテクストなビジネスと言います。

その一方で、ハイコンテクストなビジネスとは情報提供に加えて、信頼や愛着・共感を乗せたビジネスです。サッカーのドリブルの例で言えば、単にスキルを教えてくれるだけでなく、選手と信頼を築き、選手をモチベートすることができるコーチが求められる時代となったという意味です。

このようにインターネットがローコンテクストなビジネスを淘汰し、ハイコンテクストなビジネスのみが生き残れる時代を作りつつあります。

豊かな時代に生き残るサービスとは?

「ハイ・コンセプト」にこんな問いがあります。

  • 他の国なら、もっと安くできるだろうか?
  • 機械なら、もっと安くできるだろうか?
  • この豊かな時代にニーズがあるだろうか?

1問目と2問目にNO、3問目にYESと答えられる仕事(ビジネス)が今後も生き残るそうです。「ハイ・コンセプト」は大前研一氏が100万ドル(1億円)の価値がある問いに答えた本ということで絶賛していました。興味のある方は、読んでみてください。

ハイ・コンセプト

そして、この3つの問いの中で、もっとも回答が難しいのが3つ目の問いだと思います。

“この豊かな時代にニーズがある”とは、どういうビジネスでしょうか?

これは前章で書いたとおり、ハイコンテクストなビジネスです。つまり、信頼や愛着・共感を感じられるようなものが、この豊かな時代にニーズがあるサービスです。

最近「Airbnb story」を読み、Airbnbはまさにハイコンテクストなビジネスであると理解しました。なので、Airbnbを例にとり、ハイコンテクストなビジネスを解説していきます。

airbnb story

ご存知の方も多いと思いますが、Airbnbは2008年にサービスが開始されたホームシェアのサービスです。

参考:Airbnbホームページ

現在192カ国に展開し、300万室が掲載されています。創業10年で時価総額は3兆円を越し、上場すれば10兆円を超えると言われています。ちなみにAirbnbが物件を掲載できてない国は北朝鮮、シリア、イラン、キューバの4カ国のみです。

では、なぜAirbnbはこれだけ急速に成長したのでしょうか?

それは世界中のミレニアル世代(1980年から2000年生まれの世代)に支持されたからです。そして、その支持されたポイントは「世界中を居場所にする」という理念です。

この理念からつくられたサービスは、以下の2点をユーザーに感じさせてくれます。

人とのつながり

ホストの家に泊まったり、ホストとして誰かを迎えたりすることで、Airbnbは他人と親密になる機会を提供しています。そこで生まれる人とのつながり(信頼)が豊かな時代のニーズを捉えています。

画一的ではない「手づくり」感

この点は特にミレニアル世代を強く惹きつけており、Airbnbはお決まりの観光地以外を訪れるこで、より現地に近い旅行体験(愛着)を提供しています。これも画一的な旅行先やホテルを経験済みという豊かな時代のニーズを捉えています。

つまり、Airbnbは宿泊場所やホームシェアを提供していますが、その提供しているもの自体が目新しいというわけではありません。過去にも同じようなサービスは多数ありました。しかし、そのコンセプト(理念)が時代にマッチしており、信頼や愛着、共感という価値が乗っていたので、急成長できたのです。

今の時代は物も情報も溢れており、ないものがない状態になっています。この時代にまったく新しいものを生み出すビジネスは非常に難しいです。それよりも、今までもあったものをハイコンテクストなビジネスとしてリバイバルしたほうが生き残れるのではないか?と感じます。

以上、読書会in東京でわかった豊かな時代に生き残るサービスでした。ぜひ、参考にしてみてください。

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