読書会でわかった「私らしさのつくりかた」とは?

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私らしさのつくりかた

私らしさとは、なにか?

それは「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」の重なり合う部分です。ワークを通じて言語化していくことで、私らしく成功する方法が見つかります。

今回は読書会でわかった「私らしさのつくりかた」を紹介します。

「私らしさ」のつくりかた

初版:2016年12月07日

著者:猪熊真理子

私らしく成功する秘訣とは?

“好きなことを仕事にする”

こうしたフレーズを、よく聞くようになりました。

ゆうこすさんやはあちゅうさん、多くのYouTuberを見ると、好きなことを仕事にして成功しているように見えます。

しかし、実際には厳しい現実もあります。好きなことを仕事にしようと起業・独立しても、成功する人はごく一握りの人だけです。

では、成功する人と成功しない人の差は、どこにあるのでしょうか?

猪熊真理子さんは「1000人のファンをつくること」が大切だと述べています。

実は、起業・独立して1年以内にやめてしまう人は、全体の4割にのぼると言われています。思いきって自分で仕事をはじめても、つづけるのは簡単なことではないのです。
では、成功する人としない人の差は、どこにあるのでしょうか?
アメリカ「WIRED」誌の創刊編集長ケヴィン・ケリー氏は、「1000 True Fans」という理論を唱えました。
「1000人の本当のファンをつくれば、どんな仕事でも成立する」というものです。

これはキングコングの西野さんも同じことを言っていました。「革命のファンファーレ」において、ファンづくり重要性を語っています。

ちなみに、西野さんのいう「ファン」とは、直接自分にお金を払ってくれる人のことを言います。一方で、猪熊真理子さんはもう少し広い意味で「ファン」という言葉を使っています。

ファンというと、「アイドルやアーティストに一方的に憧れるファン」を想像するかもしれません。でも、私の解釈はちょっと違います。
私が考えるファンは、「私らしさ」を応援し、その「らしさ」から生まれる想いやビ ジョンを一緒に実現してくれる仲間のこと。自分の商品やサービスを気に入って買っくれるお客さまはもちろん、仕事をサポートしてくれる提携企業や支援者も大切なファンです。ファンの存在は、その仕事をどんどん成長させてくれます。そんな人が1000人いれば、あなたの実現したい未来はそう簡単には絶たれません。

こうして、お客さんや関係者を含めて1000人が自分のビジョンを応援してくれていれば、ビジネスとして成功していくというのです。

では、次は「私らしさ」とはなにか?ということが重要になります。そこで、次章では「私らしさ」の見つけ方を解説していきます。

「私らしさ」の見つけ方

あなたは、あなたの「私らしさ」を一言で表現できますか?

こう聞かれて、即答できる人は稀でしょう。「私らしさ」ってなんだろう?と考え込んでしまう方がほとんどではないでしょうか。

本書では、私らしさとは

  • やりたいこと
  • やるべきこと
  • やれること

この3つの集合が重なり合う部分であると述べられています。

女性のためになにをするか具体的に考えるにあたって、私がまず整理したのは、3つの「や」。紙に3つの円を描き、「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」をそれぞれ書き出していくという、会社で教わった方法です。
「やりたいこと(wil)」とは、意志を持っていること。自分の好きなことや、やっていてワクワクすること。「やれること(can)」とは、いまの自分が持っている知識やスキル、得意なこと。「やるべきこと(must)」とは、やらなければいけないタスクのことではなく、社会やまわりの人から求められていることや、喜ばれそうなこと。
そして、3つの「や」のすべてにあてはまることこそが、仕事として成功する可能性大!というわけです。

私らしさのつくりかた.001

そのため、「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」の3つを明確にしていけば、自然と「私らしさ」を見つけることができます。

ちなみに、「私らしさがわからない」という人には4段階あるといいます。

  1. 私らしさのヒントや要素が見つかってない(もしくはヒントが少ない)
  2. なんとなくヒントや要素はあるけれど、モヤモヤしていてはっきり言葉に出して言えない(言語化できない)
  3. 私らしさや私らしい生きかたを自覚して、そうなりたいと望んでいる
  4. 私らしさをいかした働きかたや暮らしかたをしている

そして、多くの人は2番目の段階でとどまってしまっています。

たとえば、

  • あなたは、あなたの「自分らしさ」を一言で言えますか?

に答えられない人も、

  • あなたは、あなたでよかった、といま思えていますか?

と問われれば、「YES」と答えることができます。これは2番目の段階にいることの証です。

そこで、ワークなどを通じて「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」を明確にする方法を解説していきます。

やりたいことの見つけ方

やりたいことは、実際にやってみることで見つけることができます。

やりたいことは、終わったあとに「たいへん」「疲れた」という感情よりも「好き」「楽しい」という感情が上回り、エネルギーが湧いてくることです。

猪熊真理子さんは、こうした時間をマリオのスター状態と呼んでいます。

女性が自信を持って自分らしく生きられるようにサポートする、これが私の「やりたいこと」。ごはんを食べることも忘れて没頭してしまったり、ボランティアでもいいからやりたいと思えたり。「たいへん」「疲れた」という感情より「好き」「楽しい」「どうしてもやりたい」という感情が上回ると、人は信じられないほどの集中力を発揮して無敵になるもの。
そんな状態を私の友人は「マリオのスター状態」と呼んでいました。テレビゲームのなかでマリオがスターを獲得すると一時的に無敵になる、あれです(笑)。
私にとって女性支援は、まさに「マリオのスター状態」になれるくらい、やりたいことでした。

そう言われても、自分は何が好きなのかわからないという方は、手帳を振り返ってみてください。1ヶ月分も振り返ってみれば「やりたいこと」が見つかります。

これは「ライフデザイン」という本で、スタンフォード大学の教授が推奨していた方法です。

参考:読書会でわかったスタンフォード式「ライフデザイン」とは?

実際にわたしも自分の手帳を振り返ってみたら、

  • 「自分の」仕事に取り組んでいる時間(会社の仕事はダメ)
  • 新しい刺激に触れている時間(本や映画など)
  • (自分にとって)難しく感じる商談
  • 毎月のセミナー

などは、終わったあとにエネルギーが湧いてきて、熱中できる時間だったと自覚することできました。意外な発見もあっておもしろいので、ぜひ振り返ってみてください。

やるべきことの見つけ方

やるべきことは、優先順位をつけていくことで明確になります。

猪熊真理子さんがオススメしていたのは「二者択一のワーク」です。

まず、たくさんのふせんを用意します。そして、1枚に1つ「10年後に叶えたいこと」「10年後に手に入れたいもの」を書き出していきます。

書き出し終わったら、ランダムに2枚のふせんを手に取り、二者択一で優先順位の低いものは捨てていきます。その結果、1番最後に残ったものが自分にとって、もっとも優先順位の高い「やるべきこと」になります。

2年後に自分が叶えたいこと、手に入れていたいものを、ひとつずつふせんに書いていきます。出来事でも、実際の物でもかまいません。
書き終わったらランダムに2枚手にとり、2枚のうちどちらが自分にとって重要かをくらべて、重要なほうのふせんを残します。今度は別のふせんを手にとり、同じことを繰り返していくと、すべての優先順位が決まり、いまの自分にとってもっとも優先順位の高い願いが最後に残るというもの。そのとき、私の手もとに最後まで残ったのは、「母親であること」と書かれたふせんでした。

ただ、実際にやってみると、どうしても捨てることのできない数枚が残る場合があります。どちらのほうが優先順位が高いか?と聞かれても答えられないふせんたちです。

その場合は、そのふせんに共通している1つ深い階層を考えます。

もしふたつの「私らしさ」で迷うことがあったら、本当の私らしさをつくっていく方法は2パターンあります。ひとつは、そのふたつの優先順位をつけて、優先順位が高いほうを選んで実際に行動してみること。もうひとつは、バラバラのように思えるそのふたつに共通点がないか、もう一度深く考えてみることです。

こうして、2段階でワークを行うと、10年後に向けて「やるべきこと」が明確になります。

わしの場合は「人生の意味を感じて毎日を過ごす」が最後まで残りました。

そのために、

  • 結婚(よい家庭をもつこと)
  • いつでも遊べる友だち
  • 収入と関係のない仕事をする

この3つのふせんは優劣をつけられず、最後まで捨てられませんでした。こうして「やるべきこと」が明確になると、次の10年で解決していくべき課題が明確になります。

やれることの見つけ方

やれることは、強みのかけ算で見つけることができます。

藤原和博さんも「1%になる方法」で書かれていますが、1つの強みで勝負ができるのは1/1000万以上の人たちです。

仮に上位1%のIQを持っていたとしても、それだけでは「お金」になりません。なぜなら、日本には同等以上のIQを持った人が100万人以上もいるからです。世界で見れば、さらに70倍もいます。これでは全く希少価値がありません。

これはスポーツにしろ、ビジネスにしろ、どんな分野でも同じです。1点突破で勝負するなら、1/1000万か1/1億の水準まで高める必要があります。

しかし、そんな稀有な能力は持ち合わせていない人がほとんどです。だから、自分の強みを複数掛け合わせるのです。具体的には3つの強みをかけ合わせて、考えてみましょう。

強みがひとつだけだと「点」ですが、ふたつかけ合わせて「線」を、さらに3つかけ合わせて「面」をつくっていく。
その「面」をつくることこそが、実は社会のなかでのその人ならではの「居場所 (私らしさを表現できる強み)」をつくる秘訣だと私は思います。
「居場所」をつくり、ときには広げていくために、一つひとつの強みを磨きつづけていくことも忘れないようにしています。日頃から本を読んだり、勉強したり、たくさんの人の話を聞いて新しい知見を得たり…。また3つがかけ合わさったトライアングルの経験や実績を積んでいくことも意識しています。

猪熊真理子さんは「心理学」「女性」「ビジネス」をかけ合わせて、「やれること」を明確にしたといいます。

ちなみに、強みというには10%以内に入るくらいが目安になると思います。そうすれば、10%×10%×10%=0.1%で1/1000万に相当します。

どれか1つの分野で1%に入れれば、10%×10%×1%=0.01%で1/1億になります。これならば、お金にすることが可能でしょう。

いま10%に入れる強みが3つ揃っていなかったとしても大丈夫です。自分の強みをリスト化して、どの分野を強化していくか考えてください。強化すると決めた分野に時間とお金をかけていけば、1/1000万・1/1億の人材になれます。

「不安」への対処法

チャレンジする前、軌道に乗る前は、自分は成功できるのだろうか?と常に不安な気持ちがつきまといます

そして、ある程度、軌道に乗ってきて気づくことがあります。それは「不安」はいつまで経っても減らないということです(笑)

わたしも3年前・5年前と比べれば、ずいぶんと状態はよくなってきたと思いますが、不安な気持ちは変わりません。特に年末・年始は「次の1年は大丈夫だろうか?」といてもたってもいられなくなります。

本書にも、こうした「不安」について、書かれています。

ファンになってくださるかたが増えて、収入が安定してきて、まわりから「がんばってるね」と言われるようになっても、やっぱり不安になることがあります。「これで大丈夫なのかな」「1年後の私はどうなっているのかな」….と考え出してネガティブになってしまうこともあるかもしれません。
そんなときの対処法は、ずばり、不安ととことん向き合い、不安を整理してしまうこと。

きっと猪熊真理子さんも「不安」と向き合った日々があるのでしょう。この一節を読んで、とても安心しました。こんなすごい人でも不安なのだから、自分も大丈夫だろうと。

実際に不安への対処法は、4つのステップがあります。

  1. 紙に書き出す
  2. 不安を仕分ける
  3. 「事実に対する不安」は、原因と対策を考えて撃退!
  4. 「妄想に対する不安」は、4つの問いかけで撃退!

それぞれ、どういうことか引用して解説していきます。

紙に書き出す

不安などのつらい感情は、起きた出来事そのものから生じるのではなく、出来事に対する自分のとらえかたによって生じています。
それが、うつ病などの治療に用いられる「認知行動療法」の考えかた。自分のとらえかたを変えることで、不安を解消していくという方法です。まずは、自分がなにに対して不安を抱いているか、紙に書き出してみます。

不安を仕分ける

次に、紙に書き出した不安を「仕分け」していきます。自分の抱いている不安が、事実に対する不安か、妄想に対する不安かを見極めていくのです。

【事実に対する不安】

  • これまでは売上が毎月伸びていたのに、3カ月前にはじめて減ってしまって不安
  • それ以来3カ月間、前月割れしつづけていて不安

【妄想に対する不安】

  • このまま減りつづけてしまったら……と考えると不安
  • お客さまに必要とされていないのではないかと感じて不安
  • ネイリストとして食べていけなくなってしまわないか不安

「事実に対する不安」は、原因と対策を考えて撃退!

事実に対する不安は、その事実の原因と対策をきちんと考えることで解消されていきます。
まずは、不安に思っている事実がどうなれば安心できるか、を考えるところから。そして、不安に思う原因と、解消するためにいまの自分にできることを順番に考えていきます。

「妄想に対する不安」は、4つの問いかけで撃退!

妄想に対する不安は、あくまでも妄想。考えてもキリがないので、頭から追い払うのが吉。でも、どうしても不安が拭えないときは、自分に4つの問いかけをするようにしています。

  • そう思う根拠は?
  • 最悪どうなる?
  • 過去にはどう乗り越えた?
  • 他の人はどう乗り越えてる?

以上が猪熊真理子さんが「不安」と向き合っている方法です。

わたしも本書を読んだ翌日に突然サイト順位が大幅に下がるという事件がありました。そのときは、さっそくこの「不安への対処法」を試してみました。

おかげで、いつもより落ち着いて対処ができたと思います。みなさんも、ぜひ試してみてください。

以上、読書会でわかった「私らしさのつくりかた」でした。

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