12月15日(土)開催!20代読書会in東京

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今回はAIと教育をテーマとした本が多かったです。

ガートナー社のハイプサイクルによると、技術は黎明期、過剰な期待、幻滅期、啓蒙活動期、生産性の安定期にわけられます。

AIは過度な期待の時期に入りつつあり、出版される書籍の多さもその期待を象徴しています。先進技術をちゃんと理解して、時代に乗っていきたいものです。


開催報告:20代読書会in東京

日時:12月15日(土)09:30-12:00

参加者:16名(男性:8名、女性:8名 初参加:6名、リピーター:10名)

MVP賞

学校の「当たり前」をやめた。

学校の当たり前をやめた

宿題は必要ない。固定担任制も廃止。中間・期末テストも廃止。

多くの全国の中学校で行われていることを問い直し、本当に次世代を担う子どもたちにとって必要な学校の形を追求する、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長。

自ら学習し、将来を切り拓く力は「自律」。
大人が手を掛けすぎて、挙句の果てに、何でも他人のせいにするようなことにならないよう、中1から中3までの授業や行事を組みかえる。
生徒や保護者に強く支持される学校づくりの全貌がここに。

【本書内容より】

現在、取り組んでいる千代田区立麹町中学校での実践の多くは、ありがたいことに、注目を浴びつつあります。
「宿題を出さない」「中間・期末テストの廃止」「生徒主体の体育祭」…。
初めて聞く方は、おそらくびっくりされると思います。しかし、なぜこうした取り組みをしているのか、その考え方を話すと、皆さん、たいてい納得して下さいます。

「目的と手段を取り違えない」
「上位目標は何か」
「自律のための教育」
「進取の気性」

私は、こうした言葉で麹町中学校の取り組みを説明しています(その一部は、学校のホームページにも資料として掲載しています。ぜひご覧ください)。

これらは、昨日や今日、思いついたことではなく、山形で教員を始めた頃の考えや、その後、東京都の中学校の教員となり、目黒区、東京都、新宿区の教育委員会で指導主事等として経験してきた中で、ずっと考え続けてきたことでもあります。
それは、自分自身の習慣や考え方を「剥ぎ取る」作業でもありました。

紹介された本

ザ・ゴール

ザ・ゴール

◆『THE GOAL』がアメリカで発表された1984年当時、日本企業の競争力が世界を席巻していました。

突出した日本の現場力に加えて、同書で紹介しているTOC(Theory of Constraints:制約理論)が日本の文化とあまりに一致しているため「日本で翻訳出版されると、貿易の不均衡がますます加速し、世界経済が破滅する」というエリヤフ・ゴールドラット博士の意向で、2001年まで翻訳出版が禁じられていた、いわくつきの一冊です。

◆『ザ・ゴール』を読んで、ストーリーどおりに実践しただけで在庫が減り、納期遅れがなくなり、業績が大幅に改善されたという工場や企業の事例が続出。

世界の生産管理やサプライチェーン・マネジメントに多大な影響を与えた一冊として広く知られています。

その後、TOCは単なる生産管理の理論にとどまらず、新しい会計方法(スループット会計)、一般的な問題解決の手法(思考プロセス)、教育分野にと応用の場を広げています。

◆その『ザ・ゴール』を日本人読者により身近に感じてもらえるよう、舞台設定を架空の日本企業に置き換え、原作のエッセンスをコンパクトにマンガ化。
ストーリーを楽しみながら、全体最適のマネジメント理論であるTOCの基本がやさしくわかります。

【ストーリー】

ユニコの神奈川工場所長・新城吾郎は、長引く採算悪化を理由に、突然、本社から工場閉鎖を告げられる。

残された時間はわずかに3か月。

このままでは工場は閉鎖され、多くの人が職を失うことになる。
半ば諦めかけていた彼だったが、学生時代の恩師ジョナに偶然再会し、工場再建の意欲を燃やしはじめる。

ジョナは、これまでの生産現場での常識を覆す考え方で、工場が抱える問題を次々に科学的に解明していく。

そのヒントをもとに工場の仲間たちとたゆまぬ努力を続け、超多忙な日々を過ごす吾郎だった。だが、あまりにも家庭を犠牲にしてきたため、妻の純子は姿を消してしまう。仕事ばかりか、家庭崩壊の危機にもさらされた吾郎は……。

AIvs.教科書が読めない子どもたち

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

人間がAIに勝つためには「読解力」を磨くしかない

先日惜しまれつつ世を去ったホーキング博士は、数年前に「完全な人工知能(AI)が実現すれば、人類は終焉を迎える」という意の発言をしていた。いわゆる「シンギュラリティ」、つまりAIの進化が人間のそれを上回るという「技術的特異点」のことだ。

しかし、東大合格を目指した「東ロボくん」の開発者である著者は言う。「AIが人類を滅ぼす?……滅ぼしません! 」「シンギュラリティが到来する?……到来しません! 」。それどころか、東大合格すらAIには無理だろうと言うのだ。

とはいえ、個人的にあまり笑っていられない。「東ロボくん」は既に私の勤める大学の入試は十分に突破する偏差値を模試で叩き出している。では、MARCHレベルと東大との入試の間に、AIが決して越すことのできないどのような溝があるというのか。

それは国語、読解力だ。AIが自然言語を読みこなすことは金輪際できないというのだ。その不可能性の仕組みは本書にあたってもらいたいが、ここでほっと胸を撫でおろすのも束の間、シンギュラリティよりもっと切迫した問題があった。

実は中高生の多くが、「東ロボくん」以下の読解力しか持っていないということが調査から浮かび上がってきた。二つの文章の意味が同じかどうかを判定する問題で、中学生の正答率はなんと57%。しかも、それを聞いたある新聞記者が、57%もあるなら悪くないんじゃないかと言ったそうで、もうこうなると日本人の読解力は壊滅的と言わざるを得ない。二択の問題なら誰でも五割はとれる。

他のタイプの問題でも、サイコロを転がすのと同じ程度の正答率しかなかったというこの若者の読解力の現状で、小学校からプログラミングや英語が導入されようとしているが、著者は言う。「一に読解、二に読解」と。そうしなければ、AIの進化を待たずに人間が職場をAIに明け渡さねばならなくなる日が遠からず訪れることになるだろう。

読解力が世界を支配

藤井聡太が羽生善治を破った朝日杯。やっぱり将棋は人間対人間がおもしろい。いくら強くても、コンピュータでは味気ない。

『AIvs.教科書が読めない子どもたち』は、AI(人工知能)と人間の現状と未来についての本である。著者は国立情報学研究所教授で数学者。東大合格を目指すAI「東ロボくん」の育ての親だ。この本には、同プロジェクトから見えてきたAIの可能性と限界、そして人間との関係が書かれている。

良いニュースと悪いニュースがひとつずつ。まず、良いニュースから。AIが人間を超える、いわゆるシンギュラリティが到来することはない、と著者は断言する。なぜなら、AIはコンピュータであり、コンピュータは四則計算をする機械でしかないから。どんなに高度になっても、その本質は変わらない。

たとえば東ロボくんの偏差値は57・1。東大は無理だけど、MARCHなら入れそうだ。ただし国語や英語は苦手だ。なぜなら、AIは意味を理解しないから。読解力がないのである。

しかし、これで人類の未来は明るいぞなんて安心してはいられない。AIでもできる仕事は、この先どんどん奪われていくのだ。これが悪いニュース。

ならばAIにできない仕事をやればいい、と思うだろう。ところがこれもお先真っ暗だ。全国読解力調査によると、教科書の文章を正しく理解できない中高生が多いというのである。なんと3人に1人が簡単な文章すら読めない。これからの世界は、読解力がある一握りのエリートに支配されてしまうのか。

サイバー犯罪入門

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大規模サイバー攻撃により、チェルノブイリ原発一時停止。
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「今のような学校教育はいらない」と語るのは、現代の論客といわれるメディアアーティストの落合陽一氏。 「人生100年時代」に本当に必要な教育とは?デジタルネイチャーの時代に身につけておくべきことは?・・・学び方のヒントがわかる“教科書”です。 「学び始めるのに適正年齢はない」ので、学生、社会人、子育て中の親、生涯教育について知りたい人・・・あらゆる世代や立場の方に響くものがあるはず。 落合氏自身の幼児期から今に至る軌跡もたどり、時代を牽引する天才がどう形成されてきたかも探ります。 読み解くのに思考体力を要するといわれる落合氏の本の中でも、平易に書かれているので、落合陽一を知る入門書としてもぜひ手に取ってほしい一冊です。

以上、12月12日20代読書会in東京の開催報告でした。

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