20代読書会のコンセプト

20代読書会に参加された方は分かると思いますが、20代読書会には開催している理由があります。コンセプトというものかもしれません。

そのコンセプトを代弁してくれているのが、「2022-これから10年、活躍できる人の条件」(http://www.php.co.jp/2022/)という本です。この本をきっかけに20代読書会を開催するようになりました。

20代読書会_2022―これから10年、活躍できる人の条件

この本は、タイトルからも察していただける通り、2012年に出版された本です。そして、2012年にAmazonのビジネス・自己啓発ジャンルで年間1位となったベストセラーでもあります。

この本を2012年出版当初に読んで、私は読書会のコンセプトを固めて、それから継続的に20代読書会を開催してきました。読んだ時は、「これこれ!これが私の言いたかったことだ!」と思わず、叫んでしまいたくなりました。

もちろん、神田昌典氏のように明確に将来に対するビジョンが描けていたわけではないですし、私には神田昌典氏のような知識も経験もないです。しかし、モヤモヤを考えていた不明確だけど、ある方向性に向かっている将来への考えを、ハッキリと明確にしてくれる本でした。

未だに大きな影響を与えられている本ですが、神田昌典氏は「2022-これから10年、活躍できる人の条件」という本に対して、以下のような発言をされています。このコメントを読んでいただければと思います。

捨て身になって、この本を書きました。はじめの一行から、最後の一行まで、すべて本音です。

私は、今後、数年間の世の中の動きが明確に見えています。それは多くの常識とは異なります。過去8年近く、このことは黙っていました。なぜなら、それを言ったところで、世の中の常識とは異なるので、誰も耳を貸してくれないからです。ですから、私は小説や、ノンフィクションという形で、私の未来予想を発表してきました。しかしそれをようやく、ビジネス書、実用書として出版したのが『2022』です。

これから3年間で、太平洋戦争後に匹敵するような、日本の大転換が訪れます。その変化は、生死をわけることにすらなりかねない変化です。だから、現在の延長で考えている限り、キャリアや仕事の飛躍はありえません。

本書における私の目的は、シンプルです。

ひとりでも多くの人に、10年後の自分の、そして日本の希望を描いていただくことです。本書を読むと、フワフワした欲望にもとづく希望ではなく、しっかりと自分に、そして現実に根差した希望を持ちます。その希望をもつ人々が集いはじめたときから、日本は大きく変わりだします。

本書は新書としては、厚めの280ページ弱。しかし、いったん頁をめくったら、最後まで読み終えるのは一瞬でしょう。そして、最後の頁をめくったときに、あなたは10年後の自分、そして日本に大きな希望を描くはずです。

これが扉を開く力になります。

『2022』は、そうした未来の扉を開くひとへ、溢れ続ける創造性とエネルギーを与えます。本書をとおして、あなたと対話できることを楽しみにしております。

実際に「2022-これから10年、活躍できる人の条件」を読まれたことのある方は、書いてある内容に「嘘でしょ!?」と思われるところもあると思います。神田昌典氏がかなり大胆に、これからの時代について予想しているからです。

一部を抜粋してみると、「2024年で、会社はなくなる」「中国は2025年まで発展、日本は2020年以降、崖から転がるように落ち込む」「iPhoneは2016年に製造終了」……などなどです。

「そんなの絶対嘘!」って思いましたか?(笑)

もちろん、2024年に会社が1つ残らずなくなっているとは私も思っていません。ただ、2024年に本当に会社がなくなるか否かは重要ではないと思います。神田昌典氏が言いたいことを勝手に代弁してみると、「高度経済成長期の日本は終わった。今までと同じ方法で活躍はできないよ!次の時代の活躍の仕方を身に付けた方がいいよ!」ということだと思います。

つまり、高度経済成長時のように就職ではなく就社。年功序列と終身雇用で、土日も会社のために使う企業戦士というような働き方・生き方では、本当に素晴らしい(幸せな)人生は送ることができなくなっているということだと思います。それは既に過去のパラダイムになってしまったといことです。

これからの時代を活躍するには、未来のパラダイムで考えることが必要ですし、その未来のパラダイムで見た時に必要な能力を磨いていくことが重要だと思います。そして、これからの時代に必要になる能力と、過去の時代で必要だった能力は全く違うと考えています。

私は20代読書会で、参加者の方にそうした未来のパラダイムを知っていただきたいですし、そうした未来を考える時間にしていただきたいと思っています。また、未来のパラダイムで考えた時に必要な能力も身に付ける場にしていきたいとも考えています。

長々と書いてきましたが、20代読書会のコンセプトを1言で言うと、「これからの時代で活躍できる人になろう!」というものです。そうです、これからの時代に活躍できる人になろうというのが20代読書会のコンセプトです。

 

■20代読書会のコンセプト■

  • 今の日本は時代の転換点である。
  • 過去のパラダイム(いい大学→いい会社→終身雇用・年功序列)では通用しない時代が来た。
  • これからの時代で活躍できる人になろう!(未来のパラダイムを学ぼう。)
  • 詳しくは、「2022-これから10年、活躍できる人の条件」を読んでください。

 

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