結論からいえば、多くの会社は2024年頃までに、いったん死にます。
えっ…、衝撃的すぎる
経営コンサルタントの神田昌典氏は著書の中で、このように述べています。多くの会社がなくなることは、この2つの記事でも解説した通りです。
しかし、暗い未来だけが予想されているわけではありません。人工知能研究で日本の第一人者である松尾 豊氏は、こう述べています。
「科学技術の発展はいまに始まったことではなく、そのたびになくなる仕事もできるが、代わりに新しい仕事が必ずできる」ということである。
これまでの200年間はそうであった。たとえば、耕作機ができて人間は田畑を耕さなくてよくなったが、耕作機を作る人間、耕作機を使う人間、そして売ったり維持したりする人間が必要になった。
したがって、心配するには及ばない。
なんとおおおお!!!
人工知能研究の第一人者から、「心配するには及ばない」と言われるとは、これほど安心なことはないです。
そこで!
この記事では、一体どんな仕事が生き残るのか?どんな能力を身につけたらいいのか?を解説していきます。
実は3つしかない!!生き残る仕事の選択肢
- グローバル企業に就職する
- 起業して売却する
- フリーエージェントになる
いきなりですが、生き残る仕事の選択肢はこの3つです。
ワークシフトの中で、リンダ・グラットン氏が述べていることです。
世界を制覇するグローバル企業と、そうした企業をプラットフォームとするミニ起業家
この2つに分かれていくと言われています。
なぜなら、グローバル化の影響で世界が1つになっているからです。日本のローカルで最適化している企業よりも、グローバルで最適化している企業の方が勝ち残っていくのです。
例えば、こんな感じです。
「google検索 VS goo検索」
誰が考えても、google検索が勝ち残るでしょう。
そして、フリーエージェントというのは、このgoogleをプラットフォームとして活躍する人たちです。
いまは、1000から3000人のお客さんを集めれば、十分に食べていける時代になりました。これは、googleやfacebookなど個人が無料(低コスト)で使えるようになったお陰です。
神田昌典氏も、この時代をこのように評しています。
人類史上、もっとも起業しやすい時代が来た。
そして、最後の選択肢が「起業」です。
起業はフリーエージェントとは異なります。グローバル企業のプラットフォームを使わずに、ゼロからビジネスを構築していきます。
ただ、グローバル企業に対抗しても勝ち目はありません。
最終的には多くのベンチャーがそうであるように、世界を制覇するグローバル企業に会社を売却することになるのでしょう。
20代が身につけるべき能力は、この3つだ!
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 人間力
これら3つは、人工知能に代替されない能力です。そして、賃金の安い途上国にアウトソースすることもできません。
まず、人工知能は未だ「概念」を持っていません。そのため、人工知能は本当の意味で人と「コミュニケーション」はできないのです。(所定のプログラムに従って、回答することしかできません。)
人の機微を察したり、頭の中を想像したりしながらのコミュニケーションは、現段階では夢物語です。
そして、ビジョンを掲げて人を巻き込んでいくリーダーシップは、より高度で人間的なスキルです。とても人工知能では代替できません。
最後に、人間力です。これは、人から信頼される力です。
お金や知識、技能よりも大切な能力だと思います。なぜなら、最大の資産は「人」だからです。
この人間力は、もはや人工知能に代替したり、途上国にアウトソースしたりしては意味がありません。
えっ?20代は読書会に参加したほうがいいって??
読書会は、現在、私たちが仕事で直面している、スキルアップ上の課題を解決する理想的な教育になるということだ。
このように神田昌典氏は、多数の著書の中で「読書会への参加」を呼びかけています。
その理由は、読書会に参加することでコミュニケーション能力やリーダーシップ、人間力が身につくるからです。