投資家・著述家・教師。日系四世としてハワイで生まれ育ち、ハイスクールを出て、ニューヨーク州の商船アカデミーで学んでいます。卒業後、海兵隊に入隊し、士官、 ヘリコプターパイロットとしてベトナムに出征。帰還後、ゼロックス社に勤務。1977年にナイロンとベルクロを使ったサーファー用財布の会社を起こし、全 世界で驚異的な売上を記録。1985年にはビジネスと投資を教える教育会社を起業。47歳でビジネスを売却し、いったん引退。その間に書き上げた 『金持ち父さん貧乏父さん』が全世界で大ベストセラーに。
ロバート・キヨサキ氏の名前は知らなくても、その著書「金持ち父さん貧乏父さん」は、必ず書店で見たことがあると思います。全世界でベストセラーとなったと、著者経歴で紹介しましたが、現在シリーズで3000万部以上売れています。
3000万部と言えば、凄い数字です。ビジネス書として最も著名な「7つの習慣」に匹敵する数字です。日本でベストセラーと言われる販売部数は、3万から5万部以上ですから、その1000倍売れているわけです。凄い数字です。
私は、この本を初めて読んだ時に、本当に衝撃を受けました。正直、この本に書かれているようなことは、一切知らなかったため、「世の中の仕組みとはこのようになっていたのか!」と感銘を受けました。それと同時に、このロバート・キヨサキ氏は、何てタブーを破るようなことを書く人なんだろうかと思いました。
世の中には、色んなタブーが存在していると思います。例えば、学歴も1つのタブーだと思います。私が高校生の時、教師から「一生懸命頑張れ。でも、頑張っても報われないこともある。その時は、生まれ持った才能の差だと思って諦めるしかない。」と言われていました。それは、いわゆる高学歴と言われる人には、生まれながらにしての才能があり、努力した結果、志望校に合格できなければ、才能がなかったと諦めるしかないということです。
つまり、才能に恵まれなかった人が高学歴を目指すことはタブーだったわけです。もう少し正確に言えば、目指してもいいですが、力が及ばなかった時に、ロジカルに原因追究をすることを禁じられていたのです。原因は、教師にも、教材にも、勉強法にも、努力量にも、どこにもなく、ただ自身の才能のなさだと言われていたのです。
ちなみに、これは今考えると、とんでも大間違いだと断言できます。
才能を持っている人もいると思いますが、それは0.00数%の次元だと思います。いや、もっと少ないかもしれません。つまり、才能のある人というのは、1年に数十人から、数年に数人のレベルでしか誕生しないと考えてます。そのため、高学歴と言われる大学は、誰でも努力すれば入れると思います。なぜなら、1年間に1万人以上は、そうした大学に入学できるわけですから。
学歴の話はさておき、お金については、学歴よりもタブー視されていると思います。「お金持ち」というと、何だか自分とは無関係の遠い世界のことのように聞こえます。普通の家庭に生まれた自分が、「お金持ち」になろうとした時、その梯は途中で消えてしまって、地続きの世界に「お金持ち」は存在していないような印象を持っていました。
ところが、このロバート・キヨサキ氏は、そのタブーを見事に打ち破っています。そのことが私には衝撃でした。「お金持ち」の常識を全世界に書籍にして発信したのです。その衝撃が、3000万部という結果になっているのだと思います。お金は人生に大きな影響を及ぼしています。お金について学んだことのない方は、ぜひ読まれることをお薦めします。
■20代で絶対に読むべき本-ロバート・キヨサキ氏■
- 金持ち父さん貧乏父さん
- 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
- 金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法
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