読書会というものに馴染みのない人には信じられないかもしれませんが、2015年現在は読書会乱立の時代となっています。ほんの1、2ヶ月の間に知らない読書会が東京都内だけでもいくつも立ち上がっています。私自身はそうした交流の場を主催しているため、他の読書会に参加することは滅多にないのですが、たまに読書会を調べると驚くぐらいに多様な会が凄いスピードでできています。
これだけ読書会が存在すれば、自分にとって都合のいい場所で、都合のいい日時に開催されていると思いますので、参加者側とすれば、非常にありがたいことだと思います。(東京都内だけでも数十種類の読書会が存在するんじゃないかと思います。)
しかし、読書会と一口に言っても幾つか種類があります。
読書会に初めて参加してみようという方は、その種類を理解した上で、自分が求める形式の会に参加するといいと思います。私も自分で主催し始める前に体験したことですが、事前によく考えずに読書会というだけで参加して、「あっ!これは自分のテイストと合ってないな。」ということがありました。
もちろん、参加してみないと実態は分かりませんので、興味のある人には、是非どんどん参加してみていただきたいですが、やはり時間を割いて参加するものですから未然に防げるミスマッチは防いだ方がいいかと思います。そのために、私が参加してみて考えた読書会の分類と特徴を書いていきたいと思いますので、参加を検討する際の参考にしていただければと思います。
読書会の4分類
そもそも、読書会の定義ですが、読書会とは本を媒介として人が集まり、交流することを言います。そこで、本の種類とジャンルによって読書会を4つに分けてみたいと思います。
まず、本のジャンルですが、ビジネス書系のものから文芸書までの幅に分けることができると思います。これを縦軸に設定します。ビジネス書系のものには、自己啓発や経済、政治などのジャンルも含まれています。
次に媒介となる本の種類ですが、こちらはテーマ本を指定している読書会から、参加者が自由に好きな本を持ち寄るものまでの幅があります。こちらを横軸に設定したいと思います。そして、左端には1冊をテーマ本として設定している形式のみでなく、1人の著者を指定している形式も含まれています。
そう考えると、以下の図を見ていただいた通りですが、①ビジネス系テーマ本あり、②ビジネス系テーマ本なし、③文芸系テーマ本あり、④文芸系テーマ本なしの4種類に読書会が分けられます。それぞれに特徴がありますので、順番に説明していきたいと思います。
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