
- 読書は何度もしているが身に付いていない…
- 読書のアウトプットは、どうすればいいのか?
あなたは今、そうお考えではありませんか?
もし手軽な方法で、本の内容がしっかりと記憶に残れば理想的ですよね。
そんなあなたに朗報です。
この記事を読めば、本の内容が記憶に残る読書のアウトプット術を知ることができます。その結果、数年経っても本の内容がスラスラと口をついて出てくるようになるでしょう。
またアウトプットの効果は、本の内容が記憧に残るだけではありません。仕事にも活かせますし、転職や独立の手助けにもなります。本記事では、わたしの身近なところで起きた体験談や、アウトプット術を学ぶのに最適な本も紹介します。
読書のアウトプットについて深く理解して、最高の社会人生活を手に入れるために、この記事がお役に立てば幸いです。
目次
読書は アウトプットでこんなに変わる!
読書はアウトプットが重要です。わたしも大学卒業までアウトプットを意識せずに本を読んでいました。
ところが、社会人になって読書会でアウトプットをするようになり、劇的な変化が起きました。それは、わたしだけに起きたのではなく、読書会の参加者に例外なく起きたことです。アウトプットで起きた変化を紹介します。
読書会でアウトプットし続けたら、独立できた
わたしは社会人2年目から読書会を主催し、毎週読書のアウトプットを続けています。自分が怠け者と知ってるので、半ば強制的に本を読むこととアウトプットを習慣にしているのです。
そして、そのお陰で27歳で独立できました。独立して収入も上がり、時間的にもゆとりのある生活を送れています。アウトプットを続けきて本当によかったです。
もし読書会がなかったら、独立はできていません。独立すると決めてから、多くのビジネス書を読みました。考え方やマインド、売上の上げ方、集客の方法、営業の仕方などすべて本から学び、アウトプットすることで身に付けてきたのです。
今の生活は読書のアウトプットを続けてきたお陰だと思ってます。
良質なアウトプットで転職もうまくいった
読書会によく参加している人は、何故か転職も上手くいくことが多いです。
本を読む社会人は多いですが、アウトプットが習慣になってる人が少ないからではないでしょうか。その結果、読書会でアウトプットし慣れている人は面接でも好評価を受けやすいのではないかと思います。
一部ですが、転職の事例を紹介します。
- 25歳 公務員
オフィスワークの経験がない中で、創業10年で売上1000億を超えたユニコーン企業に転職。現在はコンサルタントとして活躍中。 - 27歳 銀行員
外資金融から年収1000万超えのオファーを受ける。その後、独立してスローライフ中。 - 28歳 派遣事務
AIのコンタル会社に転職。年収も3倍以上になり、全国を飛び回って活躍中。
アウトプットすると庄到的に記憶に残る
アウトプットすることで本の内容が記憶に残ります。数年前に読書会でアウトプットした本も、自分でも驚くほどよく覚えています。
この記憶のメカニズムは精神科医の樺沢紫苑さんが「アウトプット大全」の中で解説しています。記憶の定着率は、実はアウトプットの内容によっても変わり、以下のようになっています。

- 「読む」だけでは10%の記憶率が、
- 「グループ討論」で50%に上昇し、
- 「他人に教える」と90%に到達
人と話し合ったり、人に教えたりすると90%も記憶に残るのです。このように良質なアウトプットすることで、読書がムダにならず長く記憶に残ります。
アウトプットのない読書では、どんどん忘れてしまう
アウトプットをしていない本の内容はどんどん忘れていきます。読書会でアウトプットした本は数年経っても忘れないですが、アウトプットしていない本は見事に忘れてしまいます。
ひどい時は、新しく購入した本を数十ページまで読み進めて「一度読んだことがある」と気がつくこともあります(笑)。そういう本は例外なくアウトプットしていない本です。
読書のアウトプット方法とは?
効果的な読書のアウトプット方法、おすすめのアプリやフォーマットを紹介します。
実践する
1番のアウトプットは、「本の内容を実践すること」。
わたしも独立して、SEO対策、営業、マネジメント、税務、思考法など様々な本を読みました。そして「これは効果がありそう!」と感じた箇所は、その度ごとに実践してきました。本の著者は、その分野で一流の人たちばかりです。実践すれば、8割方はいい効果があります。
また仕事以外でも本には多くのヒントがあります。ファッション、インテリア、収納、呼吸、白湯、食事、姿勢、筋トレ、サウナ、旅行など多くのことを本から影響を受けて、好きになりました。
ぜひ、役立ちそうだな、おもしろそう、やってみたい!というものに出会ったら実践してください。
読書会に参加する
実践するのが難しい場合は「読書会で紹介する」のがおすすめです。
わたしは覚えておきたい箇所は必ず読書会でアウトプットしています。そうしておけば、ほぼ忘れることはありません。
それには理由があります。樺沢紫苑さん曰く、
人間の脳は、「重要な情報」を長期記憶として残し、「重要でない情認」は忘れるようにつくられています。「重要な情報」 とは、インプットしたあとに何度も「使われる情報」です。
「アウトプット大全」より
つまり、インプットしても、その情報を何度も使わないと、すぐに忘れてしまうのです。
脳に入力された情報は、「海馬」というところに仮保存されます。その期間は、2~4週間です。海馬の仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を「重要な情報」と判断し、 「側頭葉」の長期記憶に移動します。
一度、側頭葉に記憶されると、その記憶は忘れづらく、長期間覚えていることができます。コンビニでお金を「レジ」に仮保管しておいて、お金が貯まったら「金庫」に移すようなイメージです。
だいたいの目安としては、情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなるといいます。
読書会は、「2週間で3回以上のアウトプット」に当てはまっています。
- 本を読みながら、印象的な箇所にふせんを貼る
- パラパラ見返しながら紹介内容を決める(1回目)
- 読書会当日、紹介箇所を見返す(2回目)
- 読書会で紹介する(3回目)
このように読書会に参加すると、短期間で何度も振り返ってアウトプットすることになります。そのため読書会はとても効果的なアウトプットなのです。
その上、参加するとおもしろい本を知れて読書意欲も高まります。読書会に参加したことのない方は、ぜひ一度参加してみてください。
参考:初参加で恥をかかない、充実した時間を過ごせる読書会の確実な選び方
参考:【東京編】読書会はハズレも多い?失敗しない読書会の選び方 完全版
アプリを使う
アプリを使ってアウトプットすることも可能です。その場合は読書に特化したSNSである「読書メーター」が1番おすすめでしょう。読書メーターでアウトプットする利点は4つあります。
- ネット環境があれば、PCでもスマホでも見返すことができ、いつでも参照・引用できる
- 今まで何冊読んだのか?1日何ページ読んでいるのか?などのデータが表示されるのでモチベーション維持になる
- ノートと違って、保存や検索機能が優れていて、過去のアウトプットを見直しやすい
- 他人のレビューも気軽に見れるので、おすすめの本も見つけやすい
読書メーターなら今日から無料で始められるので、アウトプットの第一歩としておすすめです。
ブログに書く
「読書メーター」よりもハードルは高いですが、ブログに書くというアウトプット方法もあります。
ブログに書くメリットは1つです。それは 長文のアウトプットが可能ということ。
ブログで1記事書けば、1000~3000文字になります。読書メーターは255文字、Twitterなら140字と制限があります。Facebookには制限がないですが、300文字を超える投稿はまれでしょう。
そう考えると本文を引用しながら丁寧なアウトプットをするなら、ブログがおすすめです。
ノートに書き出す
もっともアナログで、ポピュラーなアウトプット方法です。メリットは「他人に見られることがない」という点。
人に見られた方が交流の機会になるのでデメリットになることもありますが、その分自分が思ったことを遠慮なく書くことができます。そして、使い切ったノートが増えていくのを見ると、達成感を味わえます。
アウトプットのフォーマット
アウトプットのフォーマットを紹介します。アウトプットの基本は3行でつくれます。その3行とは、
- ビフォー
- 気づき
- ToDo
です。これは「アウトプット大全」に詳しく書かれています。具体例とともに解説します。

これだけでもアウトプットになっていますが、各項目に肉付けをしてくと本格的なアウトプットになります。

アウトプット術を学ぶのに最適な本
読書のアウトプットについて、詳しく解説されている3冊を紹介します。
アウトプット大全

日本一情報を発信する精神科医が贈る、脳科学に裏付けられた、伝え方、書き方、動き方。
- メルマガ、毎日発行13年
- Facebook、毎日更新8年
- YouTube、毎日更新5年
- 毎日3時間以上の執筆11年
- 年2~3冊の出版、10年連続
- 新作セミナー、毎月2回以上9年連続
日本一アウトプットしている医師である、ベストセラー作家・樺沢紫苑さんが圧倒的に結果が変わる「アウトプット術」を大公開。
読書はアウトプットが99%

本を「読んで終わり」にするのはもったいない。
- 話す
- 書く
- 行動する
読後にこんな“アウトプット”をすることで、本は自分の血となり肉となります。
「読後に何をするか」で、得られるリターンは“ただ何となく読んだ”ときに比べて10倍にも20倍にも。そんな読書術を、本書で紹介。
東大読書

西岡壱誠さんは、偏差値35から奇跡の合格を果たした現役東大生。東大生の持つ「地頭力」は、「本の読み方」を変えるだけで鍛えられる。
『地頭力』というのは、どんな人でも『本の読み方』を変えるだけで鍛えられるものなんです。地頭のいい東大生は、『本の読み方』が人と違うだけなのです。
「東大読書」より
東大生の読書は、『へえ、なるほど、そうなのか』では終わらせず、『えっそれはなんでなんだろう』『それって本当かな?』と『能動的に』読書をします。とことん本と『議論』する読み方をしているのです
まとめ
今回は読書のアウトプット術について紹介してきましたが、いかがでしょうか?
今回紹介した方法で読書のアウトプットをして頂くことで、内容が記憶に残り、読書の効果が10倍にも20倍にもなるでしょう。
今回の記事が皆さまの社会人生活を豊かにするための参考になれば幸いです。