私は20代読書会という読書会を週2回開催しています。そこでは、参加者が「20代で読んでおくべき本」を持ち寄って、ワイワイ紹介し合っています。今回の読書会の開催で、「本を読めない人」でも、簡単に読書は好きに変われるということを感じました。なので、その方法を紹介したいと思います。
本を楽しく読めない人へ
・読書は苦手だけど、読めるようになりたい
・全部理解したいけど、理解できない
・読んでいると途中で飽きてしまう
と悩んでいる方への特効薬を紹介したいと思います。
私は読書会を開催しているので、本を媒体にして様々な人に出会います。もちろん、読書が苦手という方にも沢山お会いします。読書会の参加者は、読書好きの方ばかりではありません。読書会をきっかけに読書の習慣を身に付けたいという方もいます。
そして、驚くことに読書会に参加するようになって見事に読書好きに変身していく人が多数います。1年に1、2冊しか読めなかった人が、年間50冊のペースで読書をするようになることもあります。その経験を元に、「本を楽しく読めない人」が、本を楽しく読めるようになる方法を紹介したいと思います。
本を楽しく読めない原因
・内容が理解できない
・途中で飽きてしまう
・読書好きの友達がいない
本を楽しく読めない原因は、この3つに集約されると思います。
まず、「内容が理解できない」についてです。何かの本を読む時には、必要な前提知識があると思います。その前提知識が欠けていると、うまく内容を理解できません。また、本を読むスピードがとても遅くなります。
次に、「途中で飽きてしまう」についてです。これは、目的を持って読書をしていないからです。目的を持っていないと、メリハリをつけて本を読むことができません。そのため、途中で疲れてしまいがちです。
最後の「読書好きの友達がいない」です。これは重要です。結局、人間は他人から感化されます。情熱も他人から乗り移ります。友達でなくても、親や同僚、恋人などでも構いません。読書好きな人が身近にいることが、最も読書好きになる近道です。
本を楽しく読めない人への特効薬
本が楽しく読めない人は、過去に「つまらない本」を読んだ苦い経験があるのだと思います。「つまらない本」とは、読んでも内容が頭に入ってこない本です。そして、読み終わっても、何も得るものがなかった本です。そうした経験があると、人間は抽象化してしまいます。つまり、その特定の本がつまらなかったのに、読書という行為そのものがつまらないと感じるようになるのです。その結果、本を楽しく読めなくなります。
この状況を打破するのは、簡単です。「読書って楽しい!」と思えるような経験をすることです。そうすれば過去の経験を抽象化した呪縛から解き放たれます。そのためには、以下の2点を意識するといいと思います。
・興味のある分野の本を選ぶ
・読み始める前に、目的を明確にする
例えば、ファッション好きな人の場合、ファッションの本を読むといいと思います。その人が、ビジネスの場での着こなしを知りたいという目的を持って本を選ぶのです。そうすると、興味もありますし、目的も明確です。その結果、とても楽しく本を読めると思います。
さらに贅沢を言えば、「読書好きの友達」を作ってしまえば完璧です。いつも本の話題で盛り上がれる友達がいれば、読書は一層楽しくなります。やはり、人間は他人から感化される人間ですからね。
はい、まとめ直します。本が楽しく読めない人は、以下の3点を意識するといいと思います。
・興味のある分野の本を選ぶ
・読み始める前に、目的を明確にする
・読書好きの友達を作る
この解決策を見て、「そうは言っても…」と思う人もいるかもしれません。自分には興味ある分野もない。読みたい本が見つからない。周りに読書好きの人もいない。そう思う人もいると思います。そんな人には、とっておきの方法があります。
それは、読書会に参加することです!
読書会では他の参加者から本の紹介をされます。その時に、きっと興味がわく本と出会うことができます。また、本の紹介時に、本の趣旨を教えてもらうことができます。そのため、その本を読むのに必要な前提知識が勝手身につきます。なので、その本の内容を理解しやすくなります。
次に、自分が本を読む目的も明確になります。なぜなら、読書会で紹介する目的で本を読むようになるからです。そうすると、重要箇所は何か?、本の趣旨は何か?など明確に理解できるようになります。
最後に、読書会には読書好きの人が多数集まっています。そして、本の話題で盛り上がれますので、自然と自分も読書好きになれます。
つまり、読書会に参加すれば、読書好きに変身する条件をすべて満たすことができるのです。読書会に参加することこそ、本を楽しく読めない人への特効薬になると思います。
ところが、中には読書会はハードルが高いと思う人がいるかもしれません。しかし、そんなことはありません!最初に「読書のきっかけが欲しくて参加しました」と言ってしまえばいいのです。そうすると、周りの参加者も色々と丁寧に教えてくれると思います。「最初に読むなら、この本がおすすめ!」とか、「自分が読書をするようになったきっかけの本」とかを紹介してくれると思います。ぜひ、勇気を持って1歩を踏み出してみてください。
そして、この記事を読んで「自分も20代読書会に参加したい!」という方は、こちらにて今後の開催日程をご確認の上、お申し込みください。
20代読書会の開催情報
日時:01月27日(水)19:30-22:00
参加者:10名(男性:8名、女性:2名 初参加:5名、リピーター:5名)
参加費:500円(会場での現金支払い)
会場:東京都中央区日本橋の公共スペース
アクセス:
都営地下鉄浅草線宝町駅 A1出口 徒歩6分
東京メトロ有楽町線新富町駅 2番出口 徒歩7分
東京メトロ銀座線新京橋駅 1番出口 徒歩7分
20代読書会で紹介された本
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LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲
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20代読書会参加者の感想
本の紹介と一緒に様々なジャンルについてディスカッションできた。(24歳・男性)
様々な本を知れた。そして、本を引き金に色々な話に広がっていったのが楽しかった。(27歳・女性)
普段、自分の目に入らないだろう本があった。(29歳・男性)
自分の周りにいる人とは、また違った人が集まっていて、とても刺激になりました。(24歳・男性)