今回も楽しく読書会を開催できました。ありがとうございました!!
毎週のように読書会を開催する中で、読書会が果たす意外な役割が分かりましたので、共有したいと思います。
たった15年で書店数は40%も激減!!
1999年 22,296店
2000年 21,495店
2001年 20,939店
2002年 19,946店
2003年 19,179店
2004年 18,156店
2005年 17,839店
2006年 17,582店
2007年 17,098店
2008年 16,342店
2009年 15,765店
2010年 15,314店
2011年 15,061店
2012年 14,696店
2013年 14,241店
2014年 13,943店
2015年 13,488店
いきなりですが、1999年から2015年までの書店数の推移です。
1999年には22,296店あった書店が、2015年には13,488店まで減少しています。ここ15年間で書店数は、実に約40%減少しています。
いやあ…
本屋は厳しいとは思っていましたが、まさかここまで悲惨だとは思いませんでした…
一体、どうしてこんなにも書店が減少しているのでしょうか?
NTTデータ経営研究所の発表(https://www.keieiken.co.jp/monthly/2015/1119/index.html)を参考にすると、書店数が減少している要因は3つあります。
その3つの要因がこちらです。
1.WEBメディアの普及
2.インターネット書店の普及
3.電子書籍の普及
「1.WEBメディアの普及」は、そもそも本を読まなくなったという意味です。
そして、「2.インターネット書店の普及」と「3.電子書籍の普及」は本は読むけど、本屋で買わなくなったということです。
個人的には、2.インターネット書店の普及の影響は非常に大きいと思います。
実際、わたしも書籍は9割以上Amazonで購入しています。ちなみに、わたしがAmazonを愛用している理由は2点です。
1.必ず欲しい本を入手できる
2.安い(中古で手軽に購入できるため)
こういったことを考えると、リアルの書店が苦境に立たされるのも分かります。
読書会の意外な役割
書店数が激減していく中で、逆に読書会の数は増えています。
これは、一体なぜでしょうか?
わたしは、読書会がショーウインドウの役割を果たしているからだと思います。
もちろん、参加者同士の交流の場という意味でも人気なんだと思います。しかし、わたしは書店が今まで果たしてきた役割の一部を読書会が担うようになっていると感じます。
本屋をぶらぶらと歩いて、今まで全く興味のなかったカテゴリーの棚の前を通る。
そうすると、1冊の本が目に止まり、何となくその本を手に取ってみある。最初の数ページを読んでみると、面白い。衝動的に購入してみたら、読書の幅が広がった。
こうしたことが起きるのが、リアル書店の良さだと思います。
ただ、今はこうした意外な本との出会いが減少しているように感じます。
なぜなら、上記の通り書店数が減少しているからです。さらに、どの書店も似たような本しか置いていないという理由もあります
そこで、こうしたショーウインドウとしての役割を読書会が果たしていると思います。
毎回10人前後の参加者で1つのテーブルを囲んで読書会は開催されます。
中には読んだことのある本が紹介されることもあります。しかし、今まで1度として、紹介された本は全部読んだことがあったということはありませんでした。
それどころか、半数以上読んだことがあったということもありません。こんなに読書会を開催しているにも関わらずです。
そう考えると、読書会は意外な本との出会いの連続です。
わたしは、これが読書会の果たしている役割だと思います。
また、20代読書会のニュースレター配信を希望する方は、こちら
20代読書会の開催情報
日時:06月04日(土)09:30-12:00
参加者:21名(男性:11名、女性:10名 初参加:6名、リピーター:15名)
参加費:500円(会場での現金支払い)
会場:東京都中央区日本橋の公共スペース
アクセス:
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅 6番出口 徒歩2分
東京メトロ日比谷線人形町駅 A2出口 徒歩5分
東京メトロ東西線茅場町駅 4a出口 徒歩10分
都営地下鉄浅草線 人形町駅 A5番出口 徒歩7分
20代読書会で紹介された本
もう終わっている会社
著者:古我 知史
習得への情熱―チェスから武術へ―:上達するための、僕の意識的学習法
著者:ジョッシュ・ウェイツキン
ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
著者:ポール・グレアム
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
著者:村上 春樹
「自分の言葉」で人を動かす
著者:木暮 太一
ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく
著者:堀江 貴文
光待つ場所へ
著者:辻村 深月
人生がときめく片づけの魔法
著者:近藤 麻理恵
20代読書会参加者の感想
初めてこういう会に参加して、世界が広がった感がある。(25歳・男性)
今日も楽しかったです。(26歳・女性)
他の人の話が聞けたのがよかったです。また、うまく話せるようになりたいと思います。(26歳、男性)
色々な視点を得られた。(25歳・女性)