8月最後の読書会!!今回も楽しく開催できました。ありがとうございました。
秋を迎えるにあたって、読書の秋について調べてみました。
実は、読書の秋は本が売れない!?
「読書の秋」
さぞ、秋(9~11月)は、本の売上も順調なんでしょう。
もう間違いなく、秋は本が売れまくってるハズ!!
とういことで、総務省の家計調査で本の売上を調べてみました。
今回は、2010年~14年の平均で月別の本の売上を計算しています。
では、さっそくランキングを発表します!!
こちらが、本の月別売上ランキング、ベスト3です!!
1位:12月
2位:3月
3位:4月
あれ…??
読書の秋は、どこいったんやー!!(笑)
では、念のため、ワースト3も見てみましょう!!
読書の秋(9~11月)が、まさかワースト3に入ってはないでしょう。
はい、こちらがワースト3です。
12位:9月
11位:2月
10位:11月
もうバッチリ、入ってます(笑)
救いは10月がワースト3ではなかったことです。
ちなみに、10月は何位だったか、気になりますか??
だれも気になってないでしょうが、発表します。
なんと…!!
9位です。
とうことは、下位4つのうち3つが秋(9~11月)なんです。
おーい!!読書の秋ってなんや!!
完全なイメージ戦略やんか(笑)
残念すぎる読書の秋の由来
完全なイメージ戦略だと露呈してしまった読書の秋ですが、ルーツは一体何なんでしょう?
調べてみたところ、2つの説がありました。
その2つの説を紹介したいと思います。
「読書の秋」の由来①韓愈説
中国・唐代の詩人、韓愈の詩に「時秋積雨霽(中略)燈火稍可親」という一節があります。
これは「秋は過ごしやすい季節で、夜に明かりを灯して読書をするのに最適だ」という意味です。
この一節を夏目漱石が「三四郎」の中で引用したため、秋は読書の季節だというイメージになったようです。
「読書の秋」の由来②図書館週間説
1923年から日本図書館協会が図書館週間というプロモーションを開始しました。
当時、図書館という文化が日本に広まっておらず、利用者が少ない状況が続いていました。
そこで、11月1日~7日の期間で図書館週間を企画し、図書館の文化を広げようとしたのです。
ちなみに、戦後には読書週間と名称を変更して活動が続いています。
このプロモーション期間が秋であったため、秋は読書の季節だというイメージになったようです。
はい。
ということで、読書の秋についてまとめます。
①読書の秋には、本は売れてない
②読書の秋の由来は[1]漢詩、[2]プロモーション
ということで、決して読書が盛んになるわけではない読書の秋ですが、読書会は毎週開催します!!
また、20代読書会のニュースレター配信を希望する方は、こちら
20代読書会の開催情報
日時:08月31日(水)19:30-22:00
参加者:12名(男性:7名、女性:5名 初参加:5名、リピーター:7名)
参加費:500円(会場での現金支払い)
会場:東京都中央区日本橋の公共スペース
アクセス:
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅 6番出口 徒歩2分
東京メトロ日比谷線人形町駅 A2出口 徒歩5分
東京メトロ東西線茅場町駅 4a出口 徒歩10分
都営地下鉄浅草線 人形町駅 A5番出口 徒歩7分
20代読書会で紹介された本
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
著者:松尾 豊
ポジティブの教科書―自分も周りの人も幸運体質になる3つの基本と11の法則
著者:武田 双雲
欲しい ほしい ホシイ
著者:小霜 和也
間抜けの構造
著者:ビートたけし
お金の流れが一目でわかる! 超★ドンブリ経営のすすめ―――社長はこの図を描くだけでいい!
著者:和仁 達也
はじめて考えるときのように―「わかる」ための哲学的道案内
著者:野矢 茂樹