台風が通り過ぎ、一気に秋の訪れを感じます。今回も楽しく笑い溢れる読書会となりました。ありがとうございました!!
会社に行きたくない!!と思ったら、読む本
・毎日の満員電車がイヤ!!
・嫌な客に頭をさげないといけない
・尊敬できない上司の言う通りにしないといけない
・つまらない社内政治に巻き込まれる
会社で働いていると、「もう会社に行きたくない!!」と思うこともあるでしょう。
そんなときに、オススメの本がこちらです。
池井戸 潤氏が書いた「空飛ぶタイヤ」です。
本の紹介の前に、先に断っておきます。
「もうちょっと今の仕事を頑張ってみよう」とか、「辛いことも糧になるんだ」とか、そういう読後感を期待されている方。
申し訳ございません。
まったく、そうした本ではありません。
むしろ、会社に行きたくない!!という気持ちに、トドメを刺すような本です。
「大企業のサラリーマン」を何十年と続けていくと、どうなるのか?
を克明にリアルに描いています。
入社した当初の初々しい「心」は、とうに売り払った人たちのリアルです。
それは、自身の出世、対立部署への報復、保身のための仕事、評価のための仕事です。
その「大企業の仕事」に翻弄される中小企業の辛さも分かります。
担当者の保身のため、仕事を打ち切られ
支店長の評価を気にするため、融資を断られ
信頼していた部下は、辞めていき
倒産の危機を綱渡りで、耐えていく
その中小企業のリアルです。
財閥系の自動車メーカーのリコール隠しを題材にした小説です。
会社に行きたくない!!と思っている人にオススメです。
なぜなら、その気持ちをウヤムヤにしてはいけないと思うからです。
この小説を読んで、その気持ちにトドメを刺してほしいです。
そして、本当にサラリーマンが嫌なら、別の選択肢を探してほしいと思います。
わたしも、「空飛ぶタイヤ」を読んでサラリーマン時代の記憶が蘇りました。
ちなみに、わたしは辞めて本当によかったと思ってます。
(でも、中小企業の社長はオススメではないです)
(ちなみに、わたしは中小企業の社長でもないです)
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20代読書会の開催情報
日時:09月10日(土)09:30-12:00
参加者:21名(男性:13名、女性:8名 初参加:7名、リピーター:14名)
参加費:500円(会場での現金支払い)
会場:東京都中央区日本橋の公共スペース
アクセス:
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅 6番出口 徒歩2分
東京メトロ日比谷線人形町駅 A2出口 徒歩5分
東京メトロ東西線茅場町駅 4a出口 徒歩10分
都営地下鉄浅草線 人形町駅 A5番出口 徒歩7分
20代読書会で紹介された本
何のために
著者:中村 文昭
リクルート 挑戦する遺伝子
著者:日本経済新聞社
チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石
著者:武田 尚子
成功者はみな、怒りを秘めている: この流儀が、人生の突破口となる
著者:里中 李生
空飛ぶタイヤ
著者:池井戸 潤
不完全なリーダーが、意外と強い。 「チーム」だからこそ、できることがある
著者:小林 りん
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者:岸見 一郎、古賀 史健
弁証法はどういう科学か
著者:三浦 つとむ
20代読書会参加者の感想
たくさんの話が聞け、面白かった。刺激を受けた。本が読みたくなった。(31歳・女性)
短い時間で何冊もの本に触れることができ、充実した時間でした。(24歳・男性)
皆さん、話をまとめるのが上手で勉強になりました。(27歳・女性)