05月20日(土):20代読書会in東京で聞いた海外勤務の話

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05月20日(土)20代読書会

20代読書会in東京の様子

3年間ベトナム勤務をしていた参加者の方から、この本を紹介していただきました!

海外に飛び出す前に知っておきたかったこと

今日は、その話をシェアしたいと思います。書籍の帯にも「ライバルは誰か?」と書かれていると思いますが、この意識がとても大切です。

みなさんが、ライバルを聞かれた時、誰を思い浮かべますか??

同期で入社した人たちですか?それとも、違う会社に行った大学の同期でしょうか?

本書ではライバルは国内だけではないということが説かれています。そして、本当のライバルは海外にいるとのことです。

そのため、東大・京大・早慶という大学の並びに、台湾大・北京大・ハノイ工科大も入ってくるということです。

そして、それだけではありません。日本では「新卒採用」という言葉がありますが、海外では新卒採用という概念がありません。

海外では日本の中途採用と同じように、新卒も採用されていきます。そして、中途採用者と同じく仕事をしていくことになります。

なので、「仕事はどう?」に対して「まだ1年目なので研修が眠いです」という会話は存在してないのです。

日本では1年間は研修のみ。海外では1年目から中途に混じって仕事。そういうことになると、数年後にはとんでもない差がついてしまいます。

そんなことが、本書には書かれているそうです。

そんな中で、日本人には2つの選択肢があるそうです。1つはマイルドヤンキー、もう1つはグローバルエリートのどちらかを目指すという2つの選択肢です。

マイルドヤンキーとは、海外のことなんて知らない!そんなの関係ない!と国内だけを見る選択肢です。

ただ、この選択肢の場合、5年・10年後に海外から優秀な人材が入ってきた時に太刀打ちできないというデメリットが存在しています。そのときは、海外の優秀な人がやらないような低賃金の仕事に追いやられてしまうというリスクがあります。

もう1つのグローバルエリートとは、海外のことに目を向けてグローバルな(人材)市場で勝負をするという選択肢です。

ただ、この選択肢の場合、本当に厳しい世界に飛び込むことになります。そして、今までの価値観では人生を判断できなくなるというデメリットもあります。

どういうことかと言うと、今までの日本ではグローバル人材になる必要はありませんでした。そのため、30歳って結婚し、子供ができれば、家を買うというのが当たり前でした。もちろん、家は35年ローンです。

ただ、グローバル市場で戦うことを考えると、家は買えません。なぜなら、仕事場が東京になる可能性と、北京、ハノイ、クワラルンプールになる可能性は等しくなるからです。

そうして判断していくと、大勢の人の判断と異なることになります。そのため、なぜ皆んなと一緒にしないの?的なプレッシャーも受けます。これが意外としんどいかもしれません。これがグローバルエリートを選ぶデメリットです。

ベトナムで感じた日本人の未来

わたしも昨年1週間ほどですが、ベトナムに旅行に行きました。100%遊びで行ったわけではなく、ベトナムでビジネスをされている方と一緒に行かせていただきました。

そこで、ベトナムの20代の方を10人ほど紹介していただき、話をする機会がありました。その時に、感じたことが自分の5年・10年後のビジョンに大きな影響を与えました。

何を感じたかというと、①持ち物、②ツール、③問題意識に、まったく差がないということです。

まず、持ち物ですが、10人全員がスマホを持っていて、3割以上が最新のiphoneでした。ベトナムの物価は、日本の1/5ほどだと思います。

なので、日本で10万のiphoneはベトナムでは50万相当だと思います。それでも、わたしが会った20代の3割は最新のiphoneを持っているのです。これが、まず最初の驚きでした。

次に、ツールも日本と同じです。

例えば、話し終わったら「Facebookやってますか?」と訊かれ、「友達」になりました。当たり前と言えば、当たり前のことですが、日本でFacebookを交換するのと、同じ感覚です。

ベトナムにもUberはありますし、Airbnbもあります。そのため、日本と同じツールを使っています。

もし、海外でビジネスを考えている場合、こうした世界共通のプラットフォームを使えば、日本のノウハウを世界で使えるのだ!ということを理解しました。それと同時に、海外でノウハウを蓄積した人が、日本の市場を取って行ってしまうこともあるということも感じました。

そして、最後に問題意識です。

日本でも話題になるようなことは、ベトナムでも当たり前のように話題になっています。AIとか自動運転、ゲノミクスetcのことは、ベトナムでも日本と同じように知られています。

ということは、ベトナム人も日本人も本当に同じ土台に立っているということです。日本人というだけで、守られているわけではありません。

日々目の前の仕事に追われ、デスクの近い人だけを意識していたら…

10年後、思いもよらなかったところから、ライバルが現れます。そして、そのライバルの存在に気づいた時には、もう追いつけないくらいの差が開いている…

これが、わたしが昨年のベトナム旅行で感じた危機感です。幸せな未来のためには、グローバルエリートの道を選ぶしかない、わたしは思います。

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20代読書会in東京の開催情報

日時:05月20日(土)09:30-12:00
参加者:23名(男性:13名、女性:10名 初参加:12名、リピーター:11名)
参加費:500円(会場での現金支払い)
会場:東京都中央区日本橋の公共スペース
アクセス:

東京都中央区銀座1-25-3

都営地下鉄浅草線宝町駅 A1出口 徒歩6分
東京メトロ有楽町線新富町駅 2番出口 徒歩7分
東京メトロ銀座線新京橋駅 1番出口 徒歩7分

20代読書会in東京で紹介された本

「すぐやる人」と「やれない人」の習慣
著者:塚本 亮
「すぐやる人」と「やれない人」の習慣

人はなぜ物語を求めるのか
著者:千野 帽子
人はなぜ物語を求めるのか

思考の整理学
著者:外山 滋比古
20代読書会_思考の整理学

海外に飛び出す前に知っておきたかったこと
著者:小林 慎和
海外に飛び出す前に知っておきたかったこと

リーダーの現場力
著者:迫 俊亮
リーダーの現場力

コンビニ人間
著者:村田 沙耶香
コンビニ人間

人材マネジメント入門
著者:守島 基博
人材マネジメント入門

人を動かす、新たな3原則
著者:ダニエル・ピンク
20代読書会_人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!

20代読書会in東京参加者の感想

楽しかったです。どうもありがとうございます。(25歳・男性)

様々な本に触れ合えたり、他者のアイデアを聞けたりした。(26歳・男性)

私が知らない言葉に触れる機会がたくさんあった。(22歳・女性)

社会人になって本を読む時間がへると自分の好きな本・興味のある本しか読まなくなってしまうので、知らない本を紹介してもらえるのはありがたかったです。(24歳・女性)

知らない本も多く、刺激になりました。(25歳・女性)

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