「なんでお店が儲からないのかを僕が解決する」で、守破離の大切さを学んだ!!

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なんでお店が儲からないのかを僕が解決する

初版:2016年10月05日
出版社:ぴあ
著者:堀江 貴文

なんでお店が儲からないのかを僕が解決するは、こんな人にオススメ

1.飲食店の店長
2.自分の業界に置き換えてアドバイスを吸収できる人

なんでお店が儲からないのかを僕が解決するの内容

1.ホリエモンが考える飲食店の経営的課題
2.ホリエモンから飲食店へのアドバイス

なんでお店が儲からないのかを僕が解決するで、守破離の大切さを学んだ!!

わたしは飲食店の店長ではありません。飲食業界で働く者でもありません。

でも、本書を読んでよかったです!自分のビジネスに活かしたいアイデアが湧きました。

みなさん、新人が一人前になるには、何年かかると思いますか??

「石の上にも三年」で3年でしょうか?いや、「十年一仕事」で10年でしょうか?

こうした考え方に、いきなりホリエモン節が炸裂します。
寿司職人

やり方はいくらだってあるのだ。以前、僕の「寿司職人が何年も修行するのはバカ」発言が炎上したけれど、これは「寿司を握る」ことはYouTubeを見ればすぐにできるのに、包丁すら握らせてもらえず、何十年も皿を洗っている時間がもったいなくはないか?という趣旨から出た言葉だ。人生でいちばん大切な「時間」を無駄にしない方法がいくらだってあるのに、なぜやらないんだろう?なぜいつまでも師匠に教わった魚だけを使って、教わったとおりに寿司を握っているのだろう?

「寿司職人が何年も修行するのはバカ」ですか、おもしろいですね!

この発言は、もちろん理不尽で非合理的な(皿洗いに代表される)修行を何年も続けるのは無意味だという意味です。

そして、そのことは寿司職人だけでなく、多くの若者が感じていることだと思います。だから、大企業に入って意味不明な下積みをさせると、若者がすぐに辞めていってしまうのです。

わたしも、同感です。

しかし、人は恐ろしいものです。自分がそうした修行を受けているときは理不尽だと感じていたのに、教える立場になると下の人に同じ理不尽な修行を行います。そうして負の連鎖は打ち切られることなく、続いていき、柔軟性を失い、組織は硬直化していきます。

しかし、硬直化した組織は成果を出し続けることができません。いずれ、衰退していきます。

ホリエモンが、世界最高レベルを維持しているレストランの、興味深い試みを紹介しています。
noma

では、料理人はどうしたらいいのかというと、アイディアを出し、実行するしかない。アイディアを出すには経験を積むのがいちばんだ。成功しているお店のシェフは、本当によく食べ歩いている。自分とは違うジャンルのお店に出かけ、人と会い、世界中を旅行する。世界一のレストランと呼ばれるデンマークの「NOMA」には、「食べ歩き担当」がいて、世界中の星付きレストランを食べ歩いてはレポートを書く仕事をしているという。僕が言いたいのはまさにそれだ。

世界最高のレストランが、新たな味を求めて食べ歩きをしている!!

はあ、なんて柔軟なんでしょうか。すごいです。

この姿勢をホリエモンは絶賛し、このようなことを言っています。

僕が「また来たい」と思うのは、前にも書いたが驚きのあるお店。「なんだこれは!?うまいぞ!」となれば、仲間を連れてまた行って、その驚きを共有したくなる。SNSや「テリヤキ」に投稿して、他の人にも体験してもらいたいと思う。
そんな驚きを絶えず人に提供するのは並大抵のことではないだろう。でも、実際に、人気をキープしているお店はそうなのだ。最先端の手法や素材に対するアンテナを張り、キャッチし、自分なりのアイディアを出して実際に料理にする。師匠に教わったことを繰り返しているだけのお店は、絶対にもたない。

師匠に教わったことを繰り返しているだけのお店は、絶対にもたない。

おっしゃる通りです!

人気を維持するには、守破離の精神が大切なようです。これは飲食店だけでなく、どんなビジネスでも共通だと思います。

何かを学ぶには、まず真似ることが手っ取り早いです。「学ぶは真似る」と、よく言われる通りです。そのため、師匠を真似て学んでいくのです。

しかし、師匠の教えを守っているだけでは、ダメなのです。師匠の教えを破壊し、離れて、変化していかなければなりません。

それが、守破離です。
20代読書会_守破離

そして、一度確立した成功の方程式も、成功した瞬間から古くなっていきます。そこで、再度壊して変化する必要が出てきます。そのため、人気を維持するには継続して変化していくしか道はないのです。

この変化するためのヒントを探し続ける必要があります。

飲食店の場合は、「食べ歩き」でヒントを得られるでしょう。しかし、他の業界の場合は食べ歩きでヒントを得るわけにはいきません。

そこで、読書をしたり、新たな人に会ったり、様々なところにアンテナを張ることが大切なのだと思います。

本書から過去の成功体験にあぐらをかかず、変化するマインドを保つ大切さを教えていただきました。

なんでお店が儲からないのかを僕が解決する

初版:2016年10月05日
出版社:ぴあ
著者:堀江 貴文

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