「金持ち父さん貧乏父さん」で、金持ちになりたくなった!!

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金持ち父さん貧乏父さん

初版:2000年11月15日
出版社:筑摩書房
著者:ロバート・キヨサキ

金持ち父さん貧乏父さんは、こんな人にオススメ

1.お金持ちにないたい人
2.豊かな人生を送りたい人
3.会社で一生働くのが嫌な人

金持ち父さん貧乏父さんの内容

1.どうすれば豊かな金持ちになれるのか?
2.金持ちと貧乏人の違いはなにか?

金持ち父さん貧乏父さんで、金持ちになりたくなった!!

この文章を読んで、わたしは将来が怖くなりました。

仲間と遊んだりデートしたりして、そのうち結婚する。人生はばら色だ。最近では男も女も働くようになったので生活は楽だ。一家に収入の道が二つあるのはじつに快適だ。若い二人は人生における成功を手に入れたように感じる。未来は明るい。二人は家を買い、車を買い、テレビを買い、休暇には旅行に出かける。それから子供ができる。子供の笑い声に満ちたしあわせな生活が訪れる。子供ができて大喜びの両親は、自分たちの仕事が生活に不可欠だと再認識し、昇進と昇級をめざしてさらにがんばって働く。給料が上がり、次の子供が生まれ、もっと大きな家が必要になる。両親はさらに一生懸命働き、会社に献身するよき従業員となる。

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新入社員のころは、みんな会社での働き方に疑問を感じています。でも、30歳になる頃には、そんな新入社員を叱るようになり、会社のルールに従って働くようになります。そのメカニズムが、端的に書かれています。

しかし、本当に恐ろしいのは、その後です。ロバート・キヨサキ氏は、このように続けています。

一家の収入は上がるが、累進課税のためにそれにかかる税金も増えるし、家を大きくしたため固定資産税も増える。社会保険料、そのほか諸々の税金も増える。二人は『給料は増えているのに、そのお金はどこへ行ってしまったのだろう』と不思議に思いながら、あまったわずかなお金で投資信託を買い、生活必需品をクレジットカードで買う。

そうなんです!!サラリーマンという節税が難しい働き方のため、生活が楽にになる日が一向に来ないのです!!

こ、これは辛い…。こんな未来は嫌だ。

そんな人に対して、ロバート・キヨサキ氏は本質的な指摘をしています。

三十五歳になったしあわせな二人はいまや完全に『ラットレース』に巻き込まれ、退職の日までがむしゃらに働き続けなければならない。彼らは会社の持ち主に利益をもたらすために働き、政府に税金を払うために働き、銀行ローンを返すために働き、クレジットカードでの買い物の支払いをするために働く。

ここまで言われたら、も、もう、立ち上がれません(笑)

何のために働いているのか?という問いに対して、サラリーマンは、会社のオーナーや政府、ローンの支払いのための労働だと述べています。

ここまで言われると、そんなことはない!!と怒ってしまう人もいそうです。でも、わたしはロバート・キヨサキ氏の主張は的確だと思います。

ためしに、この質問の答えを考えてみてください。

「会社を辞めたら、5億円あげる」と言われたら、会社を辞めますか?
年収
いかがでしょうか?

ほとんどの人が、会社を辞めるでしょう。それは、お金(給料)を重視していることの証拠です。

そして、冷静に考えると、人生の大部分は、会社とその給料で決まってしまいます。勤務地が東京であれば、東京近郊に住むことになります。住む家は給料で決まります。家や住宅、保険にどれくらい支出するかで、その他の支出にどれだけお金を使えるかが決まります。

よくよく会社内を見渡してみると、みんな一定の範囲の中で人生を送っていることに気づきます。しかし、ロバート・キヨサキ氏は、この現状に対しても厳しい意見を述べています。

給料の額によって決められた人生なんて、本当の人生じゃない。仕事につけば安定した人生が送れるなどと考えるのは、自分自身をだましているのも同然だ。本当に残酷なのはいま言ったような生き方だ。

うーむ。おっしゃる通りです。

自分の送りたい人生ではなく、送ることができる人生を選択しているわけですから。では、このラットレースの人生から抜け出すには、なにが必要なんでしょうか?

本書では、会計と投資に関する能力が必要であると述べられています。(もちろん、すぐに投資をしろとは言ってません)

そして、もう1つ重要なことを言っています。
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私の個人的経験から言うと、多くの場合、勝利は敗北のあとにやってくるように思う。たとえば、私が自転車に乗れるようになるまでには、何度もころばなければならなかった。また、ボールを1個もなくしたことのないゴルファーにお目にかかったことはないし、失恋の経験が一度もなくて大恋愛を実らせたという人にもお目にかかったことがない。そして、前にも言ったように、一度も損をせずに金持ちになったという人にもお目にかかったことがない。
たいていの場合、人が金銭的な成功を手に入れられない最大の原因は、お金持ちになる喜びよりも損をする苦しもの方を考えてばかりいるからだ。

つまり、ラットレースを抜け出すには、まずお金持ちになりたいと望むことです。

その願望がなければ、行動はできません。そして、失敗を乗り越えられません。「金持ちになるなんて無理だ」と自分の気持ちに蓋をしないことが、最も重要なことのようです。

20代読書会_金持ち父さん貧乏父さん

初版:2000年11月15日
出版社:筑摩書房
著者:ロバート・キヨサキ

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