
初版:2015年10月22日
出版社:ポプラ社
著者:大竹 啓裕
ストックビジネスの教科書は、こんな人にオススメ
1.独立・起業を考えている人
2.すでに独立・起業しているが、全然楽にならない人
3.会社員をしながら何か兼業をしようとしている人
ストックビジネスの教科書の内容
1.ストック型収益とフロー型収益の違い
2.ストックビジネスの種類
3.ストックビジネスの作り方
ストックビジネスの教科書で、取り組むビジネスが明確になった!!
実は、一瞬で本書に引き込まれてしまったフレーズがあります。
「ストック」とは恐怖と戦うための武器
おおおおお!!
この本は、なんか凄そうなことが書いてあるぞ、と直感しました。
本書はタイトル通り、ストックビジネスについて書かれています。
ストックビジネスとは、もちろんストック型収益を生むビジネスのことです。
ストック型収益??
と思われる方も、いらっしゃると思います。その大切さが分かる一節がありましたので、紹介します。
これからビジネスを始める方、特に独立起業した方には、恐怖との戦いがあると思います。
これは会社の起業だけでなく、フリーランスで独立する場合も変わらないと思います。
企業に勤めていれば、毎月決まった日に指定の銀行口座に給与が振り込まれていたはずですが、独立起業してまず実感するのが、当たり前のように振り込まれていた給料のありがたさです。
定額の給与がないのに、少なくとも自分が生きていくためには家賃や生活費、その他諸々の経費がかかります。
それまでコツコツと貯めてきた開業資金も、創業融資制度で金融機関から借りたお金も、驚くほど急速に目減りしていきます。
そこで、当たり前ですが、重大なことにようやく気づくことになります。
稼がなければ、生活できなくなる。
分かるううううう!!
この恐怖感、とても分かります!(笑)
わたしもビジネスを始めた当初、この「稼がないとヤバイ」という強い恐怖感に襲われました。
この恐怖を感じると、お腹の底のあたりがキリキリと痛むんですよね。あー、懐かしいです。
自分は大丈夫かな?ちゃんと売り上げ上がるかな?お金はショートしないかな?
といった考えがぐるぐると頭の中を駆け巡る日々を送ることになります。
本書では、このように続けられていました。
そして、焦るようになります。焦ると人間、思考が柔軟さを失っていきます。
「社長、社長」と近寄ってくる様々な人にカモにされ、いつか稼げばすぐに取り返せるとそそのかされて、さらに口座の額は目減りしていき、気づけば、来月もどうなるかわからない状況になる。
そして、休みを取るどころか、寝るのも怖くなります。寝られなくなります。そこで初めて尻に火がついた状況になり、自ら頭を下げて仕事をもらいに奔走するようになります。
そして、ようやく仕事を取り、安心したのもつかの間、また恐怖の月末がやってきます。
「働けども働けども我が暮らし楽にならず。我が恐怖少しも減らず」といった恐るべき状況になります。
たとえ仕事を取ったとしても、恐怖が少しも減らない理由は単純明快です。来月もその仕事が取れるかどうかわからないからです。
もし来月も、食べていくのに困らない分の売り上げが計算できるとしたらどうでしょうか。その恐怖がやわらぐことになるでしょう少なくとも、寝られるようにはなるのではないでしょうか。
それを解決するのが「ストック」なのです。
はあ、その通り!
ほんっとうに、その通り!
「ストック型収益」
これは、本当にありがたいです。
わたしも独立して数年経ちますが、このありがたさを痛感しています。
思うような成果が出ていなくても、生活の基盤が揺るがないのは、ストック型収益があるからです。
もし、取り組んだビジネスがストック型収益でなかったら…と考えると、ぞっとします。
でもストックビジネスと言われても、何をすればいいの?と思う人もいると思います。
そこで、本書で紹介されていたストックビジネスの一覧を紹介したいと思います!
はい、これがストックビジネスの一覧です。
そして、もうちょっと突っ込んだ話をしたいと思います。
いろんな見解があると思いますが、わたしは完全なゼロからビジネスをスタートすることをおススメしません。
なぜなら、ほとんど失敗するからです。
ほとんどというのは、99%以上の確率です。
起業するのに、なにネガティブなこと言ってんだ!?
と思われるかもしれませんが、これはとても重要な話です。
ゼロからビジネスをスタートしてストックビジネスを軌道に乗せられる人なんて、1%もいません。
それは、もう才能と割り切った方がいいと思います。
でも、99%の側の人間でもストック型収益を諦める必要はありません。
よくよく情報を精査して、成功確率の高いプラットフォームを選択することで、ストック型収益を得ることはできます。
ストック型収益になるプラットフォームを選択して、ビジネスをスタートする
わたしは、これをおススメします。
もちろん、成功確率は100%ではありません。でも、ゼロからビジネスを構築するより、圧倒的に成功確率は高いと思います。
初版:2015年10月22日
出版社:ポプラ社
著者:大竹 啓裕