「決めて断つ」で、黒田博樹選手が成功する理由が分かった!!

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決めて断つ

初版:2012年5月1日
出版社:KKベストセラーズ
著者:黒田 博樹

決めて断つは、こんな人にオススメ

1.黒田博樹ファンの人
2.広島東洋カープファンの人
3.トップアスリートの考え方を知りたい人

決めて断つの内容

1.黒田博樹の考え方と決断
-高校時代の挫折
-プロ入り後の苦悩
-移籍の悩み
2.補欠投手からメジャーリーガーになるまでの歩み

決めて断つで、黒田博樹選手が成功する理由が分かった!!

ヤンキースから高額年俸オファーを断り、古巣広島に復帰

黒田博樹選手の「男気」がメディアで取り上げられ、話題になりました。

メジャーリーグに挑戦する日本人選手は多いですが、その中でも黒田博樹選手の活躍は際立っていました。

投手としてメジャーリーグに挑戦し、そこでの成績が評価され、より高い年俸で名門チームに移籍したのは黒田博樹選手のみなのです。

そんな黒田博樹選手ですが、信じられないエピソードがあります。

その信じられないエピソードとは、高校生のときのことです。

黒田博樹選手は、なんと高校生のときはエースではなく、「補欠」だったのです。

え?本当に??とにわかには信じられませんよね?

自身が著書の中で、当時のことを振り返っています。

いつも高校時代の監督から、よく言われることがある。

「補欠だったお前が、メジャーリーグで投げてるんだなあ」

感慨深いというわけではないと思う。まさか、あの黒田がメジャーリーガーに、という驚きの方がいまも大きいのだと思う。

そうなのである。僕は出身である大阪の上宮高校で、背番号「1」をつけたことがない。

いうなれば補欠だった。

それはなにも監督から過小評価をうけていたとか、そうしたことではなく、自分の実力が足りないが故の補欠だ。

しかし補欠からの出発であっても、考え方を変え、チャンスを活かすことができれば、自分の想像を超えた舞台でプレーすることができることを自分の人生から学んだ。

それは、いま僕がヤンキースのユニフォームを身にまとっていることからも、分かっていただけるのではないかと思う。

補欠からの出発であっても、考え方を変え、チャンスを活かすことができれば、自分の想像を超えた舞台でプレーすることができる

うーん。その秘訣、とても気になります!

だって、世の中には「天才」小学生という評価をほしいままにする人もいます。

しかし、残念なことに大抵そうした「天才」小学生たちはプロ野球選手になれずに終わります。

一方で、黒田博樹選手だけでなく、世界を舞台に活躍するトップアスリートが昔は実はパッとしなかったという話を聞きます。

一体、開花し切らずに終わる「天才」と黒田博樹選手の違いはなんなんでしょうか??

もし、その違いが分かれば…、自分の将来もすごいことになると思いませんか??

だって、補欠選手から、たった10年でメジャーリーガーにまで上り詰める人がいるわけですから。とても希望が持てます。

そして、黒田博樹選手が自身が成功した理由を、以下のように述べています。

上を目指す考え方とは、「目の前の枠の中で目標を作る」という方法だった。

チームという枠の中でのポジションが分かってきて、その目標が達成できると、今度は他の大学の同学年の投手という枠の中で、自分の力を比較し、目標とするようになる。

当然、エース同士は第1戦に登板するから、そこで相手との力比べになる。

そこで結果を出しナンバーワンになることができれば、今度はリーグという枠の中でナンバーワンの投手になりたい−そんな欲求が湧いてきたのだった。

1つひとつ、自分の目の前の枠の中でナンバーワンを目指す。それが達成できれば枠を広げていく。その枠の中でまたナンバーワンを目指す。これがいまも変わらない自分の考え方の原点になったのだ。

一言で現すならば、「向上心」ですね。

いまの自分に満足することもなく、諦めることもなく、向上心を持ち続けています。

目標を設定して達成したら、次の目標を設定する。そして達成したら、また次の目標を設定して…。とこの作業を延々と繰り返しています。

実は、わたしは色んなアスリートのドキュメンタリーを観るのが大好きです。

そして、メキメキと成長して周りをアッと言わせる人には、この「向上心」が共通しています。

向上心という言葉で片付けてしまうと、とても簡単そうに見えます。

ところが、もちろん簡単なことではありません。それは、黒田博樹選手と同じように活躍できる人が少ないことからもわかります。

向上し続けることが難しい理由は、誰しも「慢心」して「安住」してしまうからです。

自身の成功体験が大きくて、居心地のいい現場を捨てられなくなるのです。

そうしたことに対し、黒田博樹選手がどう対応してきたのかにつても書かれていました。

そして思ったことは、やはり世界には「上には上がたくさんいる」ということなのだ。

高校より大学、大学よりプロ。広島だけでなく日本、そして日本から飛び出すと、そこにはまた発見があった。

その中で頑張りながらも、極力、井の中の蛙にならないようにしろというメッセージを、ヤンキースに移籍して改めて感じた。

ありきたりの言い方になってしまうが、アメリカに来て思ったのは本当に自分の知らない世界が外には広がっているということなのだ。

限られた中だけで1番になって満足してしまうと、それで人間の成長は止まってしまう、と改めて思う。

つまり、より高いレベルの環境に身を置き続けてきたということです。

そうすることで、新たな目標を見つけ、自身を向上させ続けてきたようです。

もう、本当にすごいです!

決めて断つで、わたしが学んだ黒田博樹選手の成功の秘訣は、この2つです。

1.向上心:新しい目標を設定し、達成することを繰り返す
2.環境設定:次々と高いレベルの環境に飛び込んでいく

この2つの秘訣は、もちろんスポーツ選手以外でも活かせます。わたしも、さっそく自分の仕事にも活かしていきたいです。

決めて断つ

初版:2012年5月1日
出版社:KKベストセラーズ
著者:黒田 博樹

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