「人生は20代で決まる」で、20代ですべきことが明確になった!!

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人生は20代で決まる

初版:2014年7月20日
出版社:早川書房
著者:メグ・ジェイ

人生は20代で決まるは、こんな人にオススメ

1.20代の人
2.現状に疑問を感じている人
3.大人までの時間が無限のように感じる人

人生は20代で決まるの内容

1.人生で20代が、なぜ重要なのか?
2.カウンセリング事例
-仕事
-恋愛
-脳と肉体

人生は20代で決まるで、20代ですべきことが明確になった!!

残念ながら、30代になったら挽回できないかもしれません…

しかし、世の中には、耳障りのいい言葉が氾濫しています。

何を始めるにも遅すぎることはない。
人生は何歳になっても、無限の可能性がある。
ダラダラと過ごした20代でも、すべては糧となる。

ちょっと自己啓発本を開くと、こんな言葉が並び、読者を勇気づけます。

しかし、これは本当に現実なんでしょうか。

本書には、このようなことが書かれています。

あなたの20代の日々は、重要な意味を持っています。

人生をもっとも決定する出来事の80%は、35歳までに起こります。

わたしたちの半数以上が、30歳までに結婚しているか、だれかと付き合っているか、将来の伴侶と同棲しています。

自分を変えたいなら、パーソナリティは人生のどの時期よりも20代でいちばん変化します。

脳は20代で人生最後の成長を遂げます。

女性の妊娠率は28歳がピークです。

現実に目を向けるのは辛いかもしれません。

しかし、その辛い現実を直視する必要があるようです。

どうも、仕事も恋愛・出産もパーソナリティまでも、20代がとても重要なようです。

でも、こうしたことを言うと、色んな反対意見が出てきそうです。

だって、20代は仕事に慣れることに精一杯だから!
20代は時間もお金も自由にできる最後の時間だから!
いまは、寿命も延びてるから昔の20代とは違う!
まわりの友人だって、自分と同じようなことを言っているから!

しかし、そうして色んな選択を後回しにすることには大きな代償が伴うようです。本書に、このように書かれていました。

人生は30歳を過ぎれば、いっきに目鼻がつくと、多くの20代は想像しています。

たとえ20代に何も起こらなくても、すべてはまだ30代に起きる可能性があると思っています。

いま決断してなくても、すべての選択肢はずっとオープンのままになっていると楽観しています。

でも選択をしないということが、そもそも1つの選択です。すでに選択をしているのです。

20代にすべきことをたくさん残したままでいると、30代で巨大なプレッシャーがしかかってきます。

結婚、住む場所選び、財産を築く、家を買う、人生を楽しむ、大学院に行く、ビジネスを始める、出世、子供の進学や老後のための貯蓄、短期間に2、3人の子供をつくる。

あまりに多種多様で、同時にはできない事柄も少なくありません。

そして調査でもわかってきたように、30代でこれらを全部やるのはいっそう困難になるでしょう。

うーん。確かに、その通りです。

「この会社に一生いるつもりはない。いつかは起業する。」
「社会人としての経験を積んだら、大学院で学び直したい。」
「いつかは、途上国で社会に貢献する仕事をしたい。」

と言って、入社する新入社員はとても多いです。(もしかしたら、全員!?)

でも、多くの人が「仕事に慣れるため」「スキルを身につけるため」と、行動を起こさずに20代を終えていきます。

30歳になったら、実力もあるし、貯金もあるし、行動を起こせるはずだ

と期待していても、現実は思い通りにいきません。

30代は20代以上に多くの選択を迫られ、より一層行動を起こせなくなるようです。

そして、こんな30代を迎えることになるなら、20代でスタートを切っておけばよかったと後悔することになります。

そんなことを言っても、過ぎ去った20代はもう取り戻せません。

では、まだ20代の人は何をすればいいのでしょうか?

本書の中では、アイデンティティ・キャピタルを身に付けよと説かれています。

???

はい、アイデンティティ・キャピタルとは、こうしたものです。

アイデンティティ・キャピタルとは、時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキルのことであり、個人的資産です。

自分自身に長い間、じゅうぶんな投資をした結果、自己の一部となったものです。

学位や仕事、テストの成績、クラブ活動のように履歴書に載せられ流ものもあります。

もっと個人的なアイデンティティ・キャピタルもあります。

たとえば話し方、住んでる地域、問題の処理能力、外見や印象など。

アイデンティティ・キャピタルは、どうやって自身を築いてきたかという証なのです。

もっとも重要な点は、アイデンティティ・キャピタルは大人の市場に持ち込まれる資質だということ。

たとえていえば、仕事や人間関係のほか、望むものを得るための通貨なのです。

つまり、自分資産を磨けということです。

自分資産とは、30代へのパスポートです。

仕事にしても人間関係にしても、望むものを得るためのパスポートです。それがアイデンティティ・キャピタルです。

では、どうすればアイデンティティ・キャピタルを身に付けられるのでしょうか?

もちろん、それは人によって異なります。

なぜなら、その人が望むものは人によって異なるからです。

人には無限の可能性があるかもしれませんが、無限の将来を選択することはできません。

30代以降をどう生きていきたいか?
どんな人間になりたいか?
どんな人生にしたいか?

を考える(選択する)ことが、第一歩だと思います。

その結果、自分に必要なアイデンティティ・キャピタルた明確になり、行動が具体的になります。

人生は20代で決まる

初版:2014年7月20日
出版社:早川書房
著者:メグ・ジェイ

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