「お金持ちの教科書」で、小金持ちになる3つの方法を学んだ!!

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お金持ちの教科書

初版:2014年2月10日
出版社:阪急コミュニケーションズ
著者:加谷 圭一

お金持ちの教科書は、こんな人にオススメ

1.お金持ちになりたい人
2.お金について学びたい人

お金持ちの教科書の内容

1.お金持ちとは何か?
2.お金持ちの習慣、考え方
3.小金持ちになるためのアドバイス

お金持ちの教科書で分かるお金持ちとは!?

いきなりですが、質問です。

「お金持ちって、何ですか?」

え?なに、その簡単な質問??と思われましたか?

しかし、驚くべきことにお金持ちとは何か?に正確に答えられる人は少数です。

本書の中に、このような記述がありました。

実は、世の中のほとんどの人が、お金持ちのことをよく理解していない。

最大の問題と言ってよいのが、「年収の多いこと」「資産をたくさん持っていること」、それに「会社や地域での社会的地位が高いこと」を混同していることだ。

つまり、お金持ちと言った場合、お金には2種類あります。

年収と資産です。
※地位はお金とは関係ないので除きます。

ここで注意が必要なことがあります。

年収にも2種類あるということです。

本書ではフロー型の収入ストック型の収入と分類されていました。

ざっくり言うと、「給料」か「資産からの収入」かということです。

そして、もちろんストック型の収入(資産からの収入)の方が安定し、時間の自由も大きいです。

つまり、お金持ちとは資産からの収入が大きい人のことです。

では、一体どのくらいの資産を保有していればお金持ちなんでしょうか?

お金持ちになりたい!と思っていても、「お金持ち」に具体性がないと目標になりません。

そのため、お金持ちと言える資産額は意外と重要だと思います。

本書の中に、その答えが書かれていました。

では、どの程度の資産を持っていれば、「お金持ち」と呼ばれるのだろうか?

さらに、「大金持ち」と呼ばれるようになるにはどのくらいの資産が必要だろうか?

金融機関や富裕層向けビジネス関係者の間では、富裕層とそうでない人のひとつの分かれ目は、純金融資産を1億円以上保有しているかどうかだと言われる。

なぜ1億円なのかは諸説あるが、働かずに何とか生活できるギリギリの水準が1億円だからという部分が大きいと思われる。

1億円の金融資産を運用すれば、どのような時代でも3.5%程度の利回りは何とか確保できる。1億円の3.5%は350万円である。

たしかに自力で生活できるギリギリのラインと言えるだろう。逆に言うと、1億円の金融資産があれば、働くことなくても何とかやっていける、ということを意味している。

この視点でいくと、働くことなく余裕のある生活ができる水準の資産を持っている人が本当の大金持ちということになる。

余裕のある生活ができる年収の目安は1000万円くらいだろう。同じ3.5%の利回りで考えれば、約3億円の資産となる。

実際、3億以上保有しているお金持ちは、それ以下の人に比べて生活水準が大きく変化すると言われている。

はい、分かりましたか?

一般的には資産1億円以上で富裕層と呼ばれています。

しかし、余裕のある生活をするには年収1000万円が必要です。そう考えると、資産は3億円が必要となります。

つまり、資産3億円以上、言い換えるとストック型収入が1000万円以上ある人がお金持ちと言えます。

あー、すっきり!

これで目標も定まったし、がんばろう

と思っていたら、本書の先に気になることが書かれていました。

だが、年収1000万は、実のところ決してお金持ちとは言えない。

筆者は多くのお金持ちを見てきたが、年収1500万円までは、年収500万円の人と基本的な生活スタイルは変わらないことが多い。

もちろん年収が多い分、いい車に乗っていたり、旅行に行く頻度が高かったり、ちょっといいマンションに住んでいたりするが、根本的な部分ではやはり中流階級の生活をしている。

また、年収が絶たれてしまうと生活が成り立たなくなるという意味では、まったく同じ構図なのである。

あれえええ???

さっきは資産3億円以上で生活水準が大きく変化すると書いてたのに!

今度は年収1500万円を超えないと、生活スタイルは変わらないと書かれています。

矛盾してるじゃないか!

と一瞬思いましたが、よくよく考えると矛盾していません。

なぜなら、資産と収入は別物だからです。

つまり、資産3億円(収入1000万円)+給料500万円以上=収入1500万円以上で生活スタイルが変化するということだと思います。

ということは、働かずともよいお金持ちになるには、先ほどの数字を修正する必要があります。

・資産4億円以上
・ストック型収入1500万円以上

こちらが、お金持ちの定義となります。お金持ちになりたい方は、この水準を目標にするといいようです。

お金持ちの教科書で、小金持ちになる3つの方法を学んだ!!

本書の最後に、小金持ちになるためのアドバイスが書かれていました!そのアドバイスが、こちらの3点です。

・支出を減らす
・収入を増やす
・資金を貯める

えええ!?!?!?当たり前すぎる(笑)

と思いましたか?

わたしは、思いました。

でも、それぞれのアドバイスは納得できる秀逸なものでした。

まず、支出に関しては、こんなことが書かれていました。

収入を増やす努力をしても、支出が増えては意味がない。小金持ちになるには、当然、支出を減らす努力も必要だ。

ここでも重要となるのは、合理的な思考回路である。同じ10%の支出削減でも、1万円の10%と10万円の10%では、天と地ほど違う。

なるべく安い野菜を探してスーパーをはしごしても、支出全体にはほとんど影響を与えない。

支出を減らすには、金額の大きいものを狙い撃ちにする以外に方法はないのだ。

人生の三大出費は、住宅、自動車、保険である。ズバリ言うと、これら3つ以外に支出を減らす方法はないと考えてよい。

はい、ということで支出を減らすには住宅・自動車・保険などの支出を削るのが効果的です。

さらに、自分の家計簿を見直して、大きな割合を占める支出を減らしていくといいと思います。

次は、収入を増やすに関してです。

この収入を増やす方法については、2つのアイデアを述べていました。

・夫婦で共働きをする
・サイドビジネスを始める

最後は、資金を貯めるです。もちろん、何かのビジネスや投資を始めるための資金です。

この資金については、以下のように解説されています。

事業をするにしても、投資をするにしても、結局のところ、お金儲けとは、元手となる資金をどのようにして増やすかというゲームであり、そのゲームを有利に進めるためには、どうしても最初の軍資金が必要なのだ。

収入の増加にある程度めどが立ったら、次は、まとまった軍資金を作ることを目標にすべきである。

ということで、具体的に必要な資金の目安が書かれています。

・ビジネス:300万
・投資:1000万

もちろん、ビジネスの300万は店舗や在庫を抱えるものだと、半年も維持できない金額です。

そのため、どんなビジネスを選択するか?はよく考えたほうがいいと思います。

まとめると、以下のようになります。

小金持ちになる方法

・支出を減らす
-住宅費を減らす
-自動車は買わない
-保険は最小限に留める

・収入を増やす
-夫婦で共働きをする
-サイドビジネスを始める

・資金を貯める
-ビジネス:300万
-投資:1000万

お金持ちの教科書

初版:2014年2月10日
出版社:阪急コミュニケーションズ
著者:加谷 圭一

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