
初版:2016年4月15日
出版社:青春新書
著者:本田 直之
何を捨て何を残すかで人生は決まるは、こんな人にオススメ
1.自分の生き方に悩んでいる人
2.草食系だと思う若い人
3.草食系はダメだと思うオジさん
4.もっと身軽な生き方をしたい人
何を捨て何を残すかで人生は決まるの内容
1.社会の変化から見える、これからの生き方
2.もの・人間関係・仕事・お金に縛られない生き方
何を捨て何を残すかで人生は決まるで、草食系は「進化の証」だと判った!!
わたしには、1つ決めたことがありました。それは高級ブランドです。
社会人になりたての時は、高級ブランドを身につけている人を見て「あ、この人は年収が高いんだ。いいなあ。」と考えてました。
ところが、だんだん分かってきました。そういう人は年収が高いのではなく、単に支出が高いだけだと(笑)
そこで、自分は収入に見合わないようなお金の使い方はしないと決めました。
ただ、そうすると1つ困ることがあります。それは、40代・50代と自分よりも経験豊富な人でも、年収に見合ってないお金遣いの人がいるとういことです。
「自分より目上の人が取ってる行動だから、一理あるのかな」
なんて、考えることもありました。
しかし、この疑問に対する解答が、本書に書かれていました。
高級品を使って、自分を大きく見せるようなことをしても意味がない。多くの人が、そう気づいてしまっています。
にもかかわらず、無理してローンを組んで高級時計や高級バッグ、高級車を買い、支払いのためにやらなくてもいい残業や副業に時間を費やしてしまう。
それは時間の浪費で未来への投資にもなりません。結局、まわりまわって本人にとってマイナスになるだけです。
いやー、その通りですね!!
言ってはいけないことかと思ってましたが、本田直之氏が代弁してくれました!!(笑)
「きみは、どんな時計が欲しいの?」「車は?」「家は?」「服は?」
など、年配の方が暗に「おれは持ってるよ(ローンで買ってるんだけど)」という自慢を込めて発してくる質問があります。
わたしは「そういうものに興味がない自分はダメなのかな?」と思いつつ、回答していました。でも、本田直之氏の言葉を読んで、迷いがなくなりました。
また、こんなことも書かれていました。
草食系の若者たちは物欲もなく、しっかりと貯金をし、自分のライフスタイルを重視するというシンプルな思考で生きています。
彼らはそういう姿勢を誰に教わったわけでもありません。また強く意識してそうなったわけでもないでしょう。
若い世代はいつの時代も環境の変化に合わせて進化していくのです。
彼らは一生懸命働き、お金を稼ぎ、物をたくさん買ってきた親世代の生き方が、さほど幸せではないことに気づき始めています。
そんな彼らを「草食系はよくもないし、やる気もない。けしからん」とバカにする発想は、環境の変化に対応できていない証拠です。
本田直之さん!!ありがとうございます!!
わたしは、初めて草食系が「進化の証」だと判りました!!
ただ、誤解してほしくないことがあります。
ここに書かれているのは、自分が望む人生を真剣にデザインした結果の「草食系」という意味です。
「努力が嫌」
「意欲が湧かない」
「ラクして生きたい」
みたいな生き方が、進化の証と書かれているわけではありません。
自分の人生・価値観と真剣に向き合い、デザインした結果「草食系」だった人たちは、進化の証なのです。
初版:2016年4月15日
出版社:青春新書
著者:本田 直之