「アルケミスト」で、人生観が揺さぶられた!!

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アルケミスト

初版:1997年2月25日
出版社:角川文庫
著者:パウロ・コエーリョ

アルケミストは、こんな人にオススメ

1.難しい自己啓発本が苦手な人
2.挑戦したいことがある人
3.毎日に退屈さを感じている人

アルケミストの内容

1.羊飼いの少年が夢を叶えるため、中東からエジブトに旅をする物語
2.成功と人生を豊かに生きるためのエッセンス

アルケミストで、人生観を揺さぶられた!!

ガツーン!!!

という衝撃を受けた一節が本書にあります。もう人生観を揺さぶられるくらいの衝撃でした。

それは、主人公である少年が、地中海を渡り、エジブトに到着した後のくだりです。

砂漠を横断してピラミッドを目指していた時に、近くの部族間で戦争が起きているという噂が流れます。その時に少年と、共に旅をしていたらくだ使いの会話です。

しかし、そのらくだ使いはあまり戦争を心配していないようだった。

「私は生きています」と彼はある夜、ひとふさのなつめやしを食べながら少年に言った。その夜は火もなければ、月の明かりもなかった。

「私は食べている時は、食べることしか考えません。もし私が行進していたら、行進することだけに集中します。もし私が戦わなければならなかったら、その日に死んでもそれはかまいません。

なぜなら、私は過去にも未来にも生きていないからです。私は今だけしにしか興味を持っていません。

もし常に今に心を集中していれば、幸せになれます。

砂漠には人生があり、空には星があり、部族の男たちは人間だから戦う、ということがわかるでしょう。

人生は私にとってパーティであり、お祭りでもあります。なぜなら、人生は、今私たちが生きているこの瞬間だからです。

いかがでしょうか。

この一節を読んだ時に、「人生は今を生きる以外に選択がない」という当たり前のことを初めて明確に自覚しました。

つまり、将来の希望を生きることはできません。過去の栄光を生きることもできません。

言い換えると、「将来、こうなったらいいな」と将来に思いを馳せながら、生きるのではないのです。もちろん、「あの時は、良かった」と過去を振り返りながら、生きるわけでもないのです。

わたしは、社会人5年目に独立をしました。振り返ってみると、独立をする前から今までずっと「未来」に生きてきました。

「将来、こういう風になる」「5年後は、こうなっている」と、いつも未来の希望を原動力に前進してきました。

でも、今に集中して生きるということはしていなかったです。

今の生活ができることを楽しみ、今の友人・お世話になっている人に感謝して、日々過ごしていこうと思いました。

もちろん、これは将来のことを考えず、刹那的に生きるという意味ではありません。

少しでも良い未来を選択できるように、日々過ごしています。でも、その未来への過程である毎日を、単なる過程として過ごすのではなく、楽しんで過ごすという意味です。

20代読書会_アルケミスト―夢を旅した少年

初版:1997年2月25日
出版社:角川文庫
著者:パウロ・コエーリョ

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