「仕事は楽しいかね?」で、仕事が「遊び」に変わった!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
仕事は楽しいかね?

初版:2001年12月10日
出版社:きこ書房
著者:デイル・ドーテン

仕事は楽しいかね?は、こんな人にオススメ

1.毎日がつまらない人
2.仕事が楽しくない人
3.目標を設定しても達成できない人
4.難しい自己啓発本が苦手な人

仕事は楽しいかね?の内容

1.14個の成功のエッセンス
2.35歳の会社員と事業家のお爺さんとの偶然から始まる物語

仕事は楽しいかね?で、仕事が「遊び」に変わった!!

仕事の取り組み方について、長年の疑問がありました。

それは、「好きな仕事をしなさい」というアドバイスです。

自己啓発本が好きな人なら、1度はこのアドバイスを目にしたことがあるのではないでしょうか。

このアドバイスについて、本書ではこのように触れられています。

僕はこれまで、仕事上のあらゆる問題は<情熱>があれば解決すると繰り返してきた。

たしかにそれはそうなんだ。大好きない仕事をしているなら、人は何時間働いても苦にならないし、問題を解決することが楽しくてしょうがないってことは、創造力に満ちているってことだしね。懸命さと創造力があれば、どんなこともうまくいく。

だから、みんなと同じアドバイスを僕もしてきた。『大好きなことをしろ!』とね。

なるほど。これは一般的な「好きな仕事をしなさい」と同じです。ただ、ここからが違います。

「いいアドバイスには違いない。だけれどこれには1つ問題がある。多くの人は自分がどんな仕事が<大好き>か、どういう仕事をこの先ずっと、毎日、朝から晩までしたいか、わからないということだ。

たいていの人は、自分には夢中になれるものがないとうことを、なかなか認めないーだから情熱を陳腐なもののように扱ってしまう。」

さらに、こんな風に皮肉っています。

「そして、こう言うんだ。『どんなものに夢中になれるかわからないが、<他の人と一緒に働くこと>が好きなのはたしかだ』

きっと、できない仕事といえば、アフリカへ行って、チンパンジーに混じって暮らすことだけなんだろうね」

つまり、<大好きな仕事>を探していても、一生見つからないよということです。

ガツーン!!!

この教えには、頭を殴られたような衝撃を受けました。大好きな仕事なんて一生見つからない…

では、多くの人が言う「好きな仕事をしなさい」というアドバイスは何なんでしょうか?

答えが、本書に示されていました。

「成功する人たちはね、自分がどこへ向かっているかということはわかってないーただ、遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守ろうと思っている。

実をいうと、これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。”遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”

んんんんん!?!?!?分かりそうで、分からない言葉です(笑)

もう少し分かりやすく、言い換えられている箇所がありました。

何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何かを学ぶからだ。

学ぶべきことが何もなかった場合には、その前にしていたことに高い価値をおくべきだってこと。そういう意味では僕は、試してみることに失敗はないというのは真実だと思っている。(中略)

いろんなことを楽しくやってみて、新しいことを試してみて、いつもしっかり目を開けていてほしいってことなんだ。人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。

つまり、遊び感覚で仕事をするというのは、いろんな新しいことを試してみるということです。

仕事上で見つける細々とした工夫の種を見逃さず、試してみなさいということです。人間は、そうやって試してみることが「大好き」なのだそうです。

そこで、1つだけ注意点があります。それは試してみた結果、うまくいかなかったとしても「失敗」ではないということです。なので、結果は気にせず、どんどん試しなさいということです。

ここで、長年の疑問が解消されました!!

「好きな仕事をしなさい」というアドバイスの意味です。

それは、「遊び」を「仕事」にしなさいということではないのです。

「仕事」を「遊び」にしなさいという意味だったのです。

そのために必要なこと。それは、常に試してみることです。試してみることに失敗はないのです。

20代読書会_仕事は楽しいかね?

初版:2001年12月10日
出版社:きこ書房
著者:デイル・ドーテン

20代読書会に申し込む

20代読書会は、年間1,000人以上が参加しています。東京で最大の読書会です。毎週開催しており、読書好きが集まって楽しく社外のネットワークを広げています。


申し込む

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*