
書籍名:会社、仕事、人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本
著者名:斎藤 茂太
出版日:2004年2月1日
出版社:あさ出版
内容・要約
会社がイヤになっても、失敗ばかりしてしまっても、評価されてないと感じても、やりたい仕事をしていなくても、上司や部下とうまくいかなくても…。「大丈夫!そのピンチはチャンスに変えられます!」と著者は綴っています。「もうイヤだ!」は幸せへの大きなステップであると言います。精神科医としての著者の経験も踏まえて「もうイヤだ」という気持ちに対するいろんなヒントをこの本で紹介してくれています。
印象に残った箇所
人付き合いを円滑に進めるポイントの一つは、他人のいい面に目を向けるということである。
人間関係がぎくしゃくすると、つい相手の人間性を攻撃したくなるものだが、だからといって人はそう簡単に変われるものではない。「いい面を見つけよう」という気持ちで人に接したいものだ。
あなたのまわりを見ても、「この人のすべてが好き」と言えるような相手はほとんどいないはず。「ここは好きだけれど、ここは嫌い」と感じながら、絶妙なバランスをとって進展していくのが普通だろう。
イヤな思いをしたとしても、欠点には少々目をつぶってあげて、「これさえなきゃ、いい人なんだけど」とでも呟けばいい。心に余裕が生まれてくるに違いない。
どんな嫌いな相手にも必ず長所はある。欠点を見て、それでどうこう批判するのではなく、その長所の部分のみでかかわり合えばいい。
人付き合いというのは、こちらの気持ち次第で変わっていくものなのである。
人間関係がぎくしゃくすると、つい相手の人間性を攻撃したくなるものだが、だからといって人はそう簡単に変われるものではない。「いい面を見つけよう」という気持ちで人に接したいものだ。
あなたのまわりを見ても、「この人のすべてが好き」と言えるような相手はほとんどいないはず。「ここは好きだけれど、ここは嫌い」と感じながら、絶妙なバランスをとって進展していくのが普通だろう。
イヤな思いをしたとしても、欠点には少々目をつぶってあげて、「これさえなきゃ、いい人なんだけど」とでも呟けばいい。心に余裕が生まれてくるに違いない。
どんな嫌いな相手にも必ず長所はある。欠点を見て、それでどうこう批判するのではなく、その長所の部分のみでかかわり合えばいい。
人付き合いというのは、こちらの気持ち次第で変わっていくものなのである。
所感
「もうイヤだ!」と私たちはいろんな場面で何度も思うことがあると思います。目の前で悪いことが起こっているのにプラス思考で前向きに頑張ろうって、すぐには思えません。でも、著者は「大切なのは悪いことを予測しながらも、いい結果を思い描くこと」だと言っています。無理矢理でもいいから、とにかく不運を幸運ととらえるようにすることで、気持ちを少しでも前向きにさせることができるのです。「もうイヤだ!」を「もう大丈夫!」そう思えるヒントがたくさん詰まった1冊です。