
書籍名:シンプルに生きる
著者名:ドミニック・ローホー
出版日:2010年6月30日
出版社:幻冬舎
内容・要約
時間やお金など、身の回りの物との付き合い方から、気持ちや人間関係でどのようにしたらシンプルに過ごしていかれるかを教えてくれます。ただ物をもたないということではなく、気持ちよく楽しく生きていくための、「シンプル主義37カ条」も参考になります。
印象に残った箇所
生きるということは、突き詰めれば、食べて寝て、そして自分なりになんとか時間を潰すことでしかないのです。私たちが真に求めるべきことは、いわば自分自身になることなのです。
所感
物をたくさん持っていたり、人との交流が多ければ幸せと考えている人も多いと思います。ただ、そのことによって、重荷に感じたり、悩んだりすることも多いです。幸せとは物や付き合いの多さではなく、たとえ少しのものでも自分が納得し、心から必要としているものや人に囲まれて生きていくことかもしれません。身軽に動けることで、気持ちも体もシンプルになると同時に、これから何かを得たいと思うとき、必要かそうでないかをじっくりと考えるようになると思います。良いものを長く使う、自分に合う人と長く付き合うといったような選択する力を持つことは、捨てることに対する勇気も必要ですが、これを実践することで、自分にとって楽しい人生を送れるような気持ちになるのではないかと思わされました。