こころの処方箋

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
20代読書会_こころの処方箋
書籍名:こころの処方箋
著者名:河合 隼雄
出版日:1992年1月25日
出版社:新潮社

内容・要約

心理学者として知られている河合 隼雄氏が、4年間にわたり「新刊ニュース」に連載したコラムを一冊の本にまとめたものです。身近な人間関係や見方、考え方について、また、心や常識について書かれています。

印象に残った箇所

「心の処方箋」は「体の処方箋」とは大分異なってくる。現状を分析し、原因を究明して、その対象としてそれが出てくるのではなく、むしろ、未知の可能性の方に注目し、そこから生じてくるものを尊重しているうちに、おのずから処方箋も生まれてくるのである。

所感

自分の気持ちが納得することと、世間の一般常識とは一致しないことがあります。特に人の感情は複雑で、通り一辺倒の回答はでできません。主観も、自分の得た経験や常識を元に判断基準とするので、その結果は人それぞれです。男女の性別や大人と子供、それぞれの生き方や立場によっても違ってくると思います。本書を読んで学んだことは、事象はありのまま受け入れることの大切さです。そして、その事象に対して、一度常識や主観を外して、起こっている問題そのものに対して出した結果を疑ってみることも必要なことだと思いました。人の気持ちを完全に理解出来る人はいないと思います。その中で、少しでも分かろうと努力する場合、自分の感情や判断をもう一度検証してみることは必要だと思います。

20代読書会に申し込む

20代読書会は、年間1,000人以上が参加しています。東京で最大の読書会です。毎週開催しており、読書好きが集まって楽しく社外のネットワークを広げています。


申し込む

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*