
書籍名:一生お金に困らない生き方
著者名:心屋 仁之助
出版日:2015年4月1日
出版社:PHP研究所
内容・要約
「自分の性格を変えることで問題を解決する」という「性格リフォーム」心理カウンセラーである著者が「お金に困らなくなる方法」について書いた本です。人間には心の「前提」におけるクセがあって、物事を悲観的にとらえたり、ひがんだり、自分を責めたりします。人それぞれクセがあるけれど、そのクセのせいで苦しんだり、つらい思いをしなくてもいいように、心の「前提」を直していってくれる本です。
印象に残った箇所
托鉢とはお坊さんがお鉢を持っていろいろな家を回り、お経を唱えて、お布施をいただく行為のことです。澤谷さんによると、お釈迦さまはお弟子さんたちに托鉢は裕福な家ではなく、貧しい家を回るように言われたそうです。なぜかというと、貧しい人たちは自分たちのことを貧しいと思っているので、他人に施しをしてきませんでした(できなかった)。逆に、そのせいで貧しさから抜け出せないでいるからです。托鉢で、貧しい人からお布施をいただくことは、貧しさから彼らを救ってあげることでもあるのだ、とお釈迦さまは言うのです。
所感
お金を「先に出す」ことによって豊かさが回ってくると本の中で著者は言っているのですが、これは目からうろこでした。「金は天下の回り物」と言うように、まず自分から出して回してあげることで、めぐりめぐって自分のところに返ってくるということなんだなと思いました。