入門!論理学

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20代読書会_入門!論理学
書籍名:入門!論理学
著者名:野矢 茂樹
出版日:2006年9月1日
出版社:中央公論新社

内容・要約

東京大学の教授である野矢茂樹氏が書かれた論理学の本です。論理学の本は記号や式ばかりが書かれた本や論理パズルといった本が多いですが、本書では文章を中心に論理学の基礎を学ぶことができます。演繹法や帰納法、排中律、矛盾律、背理法といった論理学の基礎的な考え方と意味が分かりやすく解説されています。他にも否定とは何か、二重否定とは肯定なのか、といった普段会話や文章で当たり前のように使用していることでも改めて問われるとうまく答えることができない内容についても考えていくことができます。

印象に残った箇所

一般的に言って、論理的な推論は、そのひとつひとつのステップを取り出してみると、確実ではあるけれど、なんだかあたりまえで有難みのないものになっています。ところが、そんなふうにひとつひとつはあほらしいぐらいあたりまえのステップが積み重ねられていうことによって、最初は思ってもみなかったような結論へと到達するということがあるのです。

所感

大学教授が書かれた本は非常に硬くて難しい本が多いですが、本書は読みやすいです。できる限り平易な表現で論理学の基礎知識について書かれています。本書にも記載されていますが、論理学の本はそれ自体が論理的に書かれているため、論理力や思考力を高めるうえで非常に有効なツールです。思考力を強化したい方にとって何か新しい発見を得ることができるのではないかと思います。

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