
書籍名:おじゃる丸のまったり語録
著者名:おじゃる丸まったり委員会編
出版日:2012年6月20日
出版社:日本文芸社
内容・要約
千年前の平安朝時代の妖精貴族であるおじゃる丸が、月光町の人々との日常の出来事で、思っていること、感じていることをまったりとした言葉で、時には厳しく、時には優しく、思ったままに言い放つ語録です。
印象に残った箇所
諦めないで~投げ出さないで あなたの人生まだまだ序の口 人生だって七転び八起き。上手くいかなくても何度でも立ち上げればいい。あとで後悔しないように。とは、頑固な洋服のしみと戦う主婦、愛ちゃんの名言です。
所感
平安朝時代の妖精貴族が主人公ですが、内容は現在の日常で誰でもが経験することばかりです。笑ったり、楽しいことは少なくても、悩んだり、迷ったりすることは多いです。おじゃる丸はわがままで甘えん坊ではありますが、とても前向きな考え方と物の見方をしています。人の感情も物事も、自然のまま、ありのままを受け止めています。時には厳しい一言もありますが、その言葉の中にはありのままの自分でいることで、自分も周りも変えていくことができるのだという思いが溢れています。体も気持ちも無理をしがちな私たちに、おじゃる丸は自然体を教えてくれているように思います。心が疲れている時、この語録で癒されることがあるかもしれません。