ポリアモリー 複数の愛を生きる

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20代読書会_ポリアモリー 複数の愛を生きる
書籍名:ポリアモリー 複数の愛を生きる
著者名:深海 菊絵
出版日:2015年6月15日
出版社:平凡社新書

内容・要約

浮気ではなく、不倫でもなく、複数のひとを誠実に愛する愛のかたちが<ポリアモリー>です。深海 菊絵氏は当事者ではありませんが、研究者としてアメリカでの1年強のフィールドワークを行い、ポリアモリーの紹介を本書で試みています。ポリアモリーの定義、歴史変遷、実践する上での倫理、<ポリアモリーにおける>嫉妬の感情についてなど、テーマは多岐に渡ります。まだまだ日本では認知されているとは言い難いポリアモリーの格好の入門書です。

印象に残った箇所

ポリアモリストは自己/他者への執着を否定し、互いに所有することなく愛し合うことを理想とする。だからといって、嫉妬は完全に排除すべきもの、というわけでもない。そもそも愛は苦しみや悲しみを包含しており、嫉妬が生じることも仕方のないことという認識を持ち、そうした苦しい現実をも受け止めていこうというのがポリアモリーの基本姿勢である。

所感

理想的な関係で、実践者も素敵な方が多いな、と感じました。ただ、物ぐさな自分にはとてもハードルの高いライフスタイルです。彼らの<所有することなく愛し合う>というポリシーはとても共感できるし、自由な愛を実践するために自己コントロールを課題とする、という点も見習いたいです。こういう考えの方が増えることが、一般的な結婚生活の幸せや世の中の平和につながるのではないかと夢想しています。

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