書籍名:「好き嫌い」と経営
著者名:楠木 建
出版日:2014年7月10日
出版社:東洋経済新報社
内容・要約
経営者の<好き嫌い>を聞くことで、その会社の経営や戦略の全体像がよくわかる。企業戦略の専門家である楠木教授が、ご自身の経験則から導いた問題設定を経営者14人と展開する対談集です。
幅広い業界から様々なタイプの経営者が招かれており、中には正反対のタイプに見える方々も含まれています。各界の猛者たち相手に仕事上の好き嫌いから私生活での好き嫌いまで、ゆるキャラの楠木先生が鋭く迫っています。
幅広い業界から様々なタイプの経営者が招かれており、中には正反対のタイプに見える方々も含まれています。各界の猛者たち相手に仕事上の好き嫌いから私生活での好き嫌いまで、ゆるキャラの楠木先生が鋭く迫っています。
印象に残った箇所
世にいう「ブラック企業、ホワイト企業」は良し悪しを基準とした話ですが、「ピンク企業、ブルー企業」という好き嫌いの色分けのようが大切だと思います。(中略)大切なのは、その人の好き嫌いと組織の価値観がフィットするかどうかです。
所感
この本で初めてお名前を知った方もいましたが、どの方の好き嫌いも個性的で興味深い。よく利用する会社やニュースで見かける経営者の思いと、具体的な商品(サービス)が結びついて、より親しみを感じたり、応援しようという気持ちになったりしました。
楠木先生のインタビューがとても巧みなので、単なる経営論としてでなく各々の人生論としても愉しめます。それぞれの対談が、短編推理小説のようにスリリングです。
楠木先生のインタビューがとても巧みなので、単なる経営論としてでなく各々の人生論としても愉しめます。それぞれの対談が、短編推理小説のようにスリリングです。