書籍名:医学不要論
著者名:内海 聡
出版日:2013年6月4日
出版社:三五館
内容・要約
医者や薬に頼りすぎている現代医学。特に精神医学には薬による弊害が多くあります。医者に行って診てもらっているから安心。薬を貰って飲んでいるから大丈夫。そんな考え方に、精神医療分野で活動した内科医 内海 聡が現在の医療に警鐘を鳴らしています。
印象に残った箇所
生命の輪、生命外の輪、精神の輪を感じるべきである。それは常に生命と健康の根幹をなす。ただ道具に頼り、栄養素は排毒だけに頼ってはならない。精神だけですべてを解決しようとしてもならない。人間にとってのアイデンティティと心身一如の言葉を、今一度思い起こす必要がある。
所感
医者に行って、却って病気が増えたということがあります。それが、本来、自分の病気であったのか、薬の副作用なのかは自分自身では判断ができません。だから、医師に頼ることになります。ですが本書では、頼れるはずの医師や薬に疑問を持ちます。症状がどんどん悪くなっていったり、薬の量が増えてしまって、食事の量が少なくなってしまい、体力がおちてしまうこともあります。医者や薬の全てを不要だとは思いません。ただ、それらに頼る前に、常日頃から自分の体の声を聞き、食べることや体を動かすことなどを真剣に考えていかなくてはならないと思います。