書籍名:聞く力
著者名:阿川 佐和子
出版日:2012年1月20日
出版社:文藝春秋
内容・要約
テレビキャスターやエッセイの著書でも知られる阿川佐和子が、自身の体験から学んだ聞くための力とは?が書かれています。
仕事の先輩や各界の著名人との会話を通して、聞くための心の持ち方や言葉の活用法など、会話をする上で心がけている35のヒントが書かれています。
仕事の先輩や各界の著名人との会話を通して、聞くための心の持ち方や言葉の活用法など、会話をする上で心がけている35のヒントが書かれています。
印象に残った箇所
本気で相手の話を聞けば、必ずその答えの中から次の質問が見つかるはずである。もし、一つしか質問を用意していなかったら、当然、次の質問をその場で考えなければならない。次の質問を見つけるためのヒントはどこに隠れているのだろう。隠れているとすれば、一つ目の質問に答えている相手の、答えの中である。そうなれば、質問者は本気で相手の話を聞かざるを得ない。
所感
人と話すことが苦手、会話が続かないという人は大勢いますが、そのためには人の話を聞くことも大切だと思います。聞くといっても、ただ聞いているのではなく、会話を進めるための工夫も必要なのだと思います。本書は阿川さんが体験から学んだ、聞くためのヒントがたくさんあります。読んでいて納得できることばかりなので、まずは自分でも出来そうなことから始めてみるといいですね。聞くことがコミュニケーションに十分役に立つのだと気づかせてくれる一冊です。