1番最初に必要なものは何か?
会社に入ってからも言われましたし、実業をしてからも言われたことがあります。それは、とても優秀な大学を卒業したり、難関な資格を持っていたりする人が必ずしも活躍していないということです。
当然、彼らは頭脳明晰ですし、人よりも記憶力が良かったり、ロジカルであったり、長所は沢山あると思います。
でも、必ずしも活躍してないですし、幸せな一生を送るわけでもないです。
何故なんでしょうか?
集中力があって、情報処理能力があって、ロジカルであれば、問題解決の最初の段階は難なくできそうな気がします。
実際に行動に移して、解決まで持って行けるかどうかは別にして、解決方法は考え出すことができそうです。
ところが、そこまでも到達できないことが多々あります。
その理由は、適切な問題を発見できていないからです。
学生時代は、学校の先生が問題を作成してくれていました。優秀と呼ばれる人は、先生が設定してくれた問題に適切な回答をする人のことを呼んでいました。
ところが、社会人になると、そういうわけにもいきません。
自分で問題を作り、自分で回答ではなく、解答を作らなければなりません。先生がいつまでも自分に問題を出し続けてくれるわけではありません。ましてや、上司が人生の解答を教えてくれることもありません。
自分の人生の問題は、自分以外に設定できる人がいません。
自分は、どういう人生を送りたいのか?
と自問した時に、多くの場合、「後悔しない生き方をしたい」と答えると思います。
では、後悔しない生き方には、何が必要なんでしょうか?将来、どういう問題が待っているのでしょうか?
それを考えるのは、自分しかいないわけです。問題解決を考える前に、将来を明確にして解決しないといけない問題を明示しなければなりません。
問題解決よりも、問題設定です。