年収500万円、借金1億円
2014年度の日本の国家予算は、いくらか知っていますか?
95兆8823億円です。
いかがでしょうか?
金額が大きすぎて、全くピンと来ない数字ですね。
ちなみに、内訳をみて見ると歳出(支出)は、社会保障費30兆円、国債費23兆円、地方交付税交付金16兆円、公共事業費6兆円、教育費5兆円、国防費5兆円、その他10兆円となっています。
一方で、歳入(収入)は税収50兆円、国債41兆円、その他4兆円となっています。
さて、上記で日本の国家予算の数値を書きましたが、ピンと来ないと思いますので、一家の収入と支出に置き換えて考えてみました。
まず、年収は500万円とします。日本人の平均給与よりも、少し高い位ですね。これが税収に相当します。
日本政府の場合、その一家の支出合計が、なんと950万円にも上ってしまう予算を立てています。
収入が500万円しかないのに、950万円も支出する予定を立ててるって、どういうこと????
それは、500万円の収入であるにも拘らず、450万円近くの借金をする計画を立てているということです。
恐ろしい…
そして、450万円の借金は今年1年に限った話ではありません。30年にわたって毎年借金を繰り返しているのです。
それだけではありません。借金をすると、利子が付きます。その結果、借金返済が困難になってきています。今年は230万円の借金を返却する予定です。
つまり、500万円の収入の約半分は借金返済に充てているのです。そして、さらに450万円の借金を追加で行う予定…
もう、一生借金地獄から抜け出せなさそうですよね。
そんなことを、30年に渡って行なっているわけです。借金総額は知りたくもない金額になっています。
どれ位かというと、1億円超です。
年収500万円、今年の借金は450万円、借金総額1億円…
この借金は誰が返していくのでしょうか?
財務省のホームページでは、「将来世代の負担」と書かれています。つまり、今の若者が負担せよということです。