私は読書のアウトプットとして、毎週20代読書会を開催しています。20代読書会は東京・日本橋で週2回開催している、自由参加型の読書会です。各自が読んだ本を持ち寄り、お互いに紹介し合って、ワーワー盛り上がっています。
この記事では、読書好きの方が見落としがちな「読書のアウトプット」について、その重要性と最適な方法を紹介したいと思います。
読書のアウトプットを意識してますか?
・年間100冊のペースで読書をしている
・毎日、通勤中は読書をすると決めている
・いつでも読書ができるように、常にカバンに本が入っている
私は毎週読書会を開催しているので、読書好きな方と会う機会が多いです。そのため、上記のようなことを習慣にしている方に会う機会も多いです。読書にはすばらいいメリットが多数あると感じてます。そのため、先述の習慣は素晴らしいことだと思います。ところが、読書好きな人に限って、見落としがちな落とし穴があります。
それは、「読書でインプットしたことを、全くアウトプットしていない」ということです。
読書好きな人の中には、読書自体が目的になってしまっている人がいると見受けられます。もちろん、娯楽として読書を楽しむというのは悪いことではありません。ただ、アウトプットのない読書は非常にもったいないと思います。
例えて言えば、資格を取ること自体を楽しんでいて、取った資格を活かしていない人と同じです。
ちょっと、例えが分かりづらいですかね?(笑)
よく考えてみてください。アウトプットのない読書をしているということは、読書をする前と読書をした後の変化が何もないということです。これでは、せっかく読書をしても、読書をする前の状態と同じです。「読書は「アウトプット」が99%」という本が出ている通り、読書した本はアウトプットをしてナンボだと思います。
読書を10倍有意義にするアウトプットとは?
娯楽としての読書を除けば、読書は本を読むことよりも、アウトプットにこそ価値があると思います。その理由は先述の通りです。
ただ、アウトプットと言っても誤解していただきたくないことがあります。私が言っているアウトプットとは、人に本の内容を教えるという意味だけではありません。読書でインプットしたことを、活かすという意味です。つまり、私は広い意味でアウトプットという言葉を使っております。そのため、読書のアウトプットには以下のようなことが含まれていると思います。
・マーケティングの本を読んで、お客さんを増やした
・参考書を読んで、テストの点数が上がった
・服の本を読んで、ファッションが好きになった
・小説を読んで、舞台となった場所を旅行した
これらは、すべて読書のアウトプットだと思います。読書をして、何かしら「変化」が生まれれば、素晴らしいアウトプットだと思います。ただ、こうしたアウトプットの例を見ると、アウトプットをするのが難しいと感じる方もいると思います。
・業務に関係する本ではないから、仕事に活かせない
・成果が目に見える変わるような本ではない
・ノウハウ本ではないから、取り入れるのが難しい
読書のアウトプットをしたくても、こうした難しさがあることも重々承知しています。そこで、私がお勧めしたいアウトプット方法があります。
それは、読書した内容を「記憶に残す」ということです。
これは最低ラインの読書のアウトプットですよね。記憶にも残らなかったら、それこそ読書をしていないのと同じ状態です(笑)。読書した内容が記憶にさえ残っていれば、必要な時に思い出すことができます。そうすれば、必要に応じて、本で読んだ知識を使えますし、本を読み返すこともできます。話題の1つとして提供することもできます。
つまり、今すぐ役立てることが難しくても、アウトプットをして記憶に残っていれば、読書は何十倍にも有意義になるということです。
読書内容が記憶に残る!とても楽しいアウトプット法
読書のアウトプットとして最低ラインは、「記憶に残す」ことだと申し上げました。もちろん、その通りなのですが、この「記憶に残す」ことは簡単ではありません。これが困るところです(笑)。
なぜなら、人間の脳は使わない情報は思い出せなくなるように作られているからです。そのため、使わない情報を「記憶に残す」ことは、脳の構造上、とても難しいのです。
そこで、私がお勧めする読書のアウトプット法があります!
この方法は万能です。そして、楽しみながら続けることができます。何かというと、「読書会に参加する」ことです。読書会に参加して、他の参加者に読書内容を紹介(アウトプット)することで、読書した情報を「使う」のです。
いざ、人に読書内容を紹介しようと思うと、意外と詰まってしまう人が多いです。なぜなら、読書して曖昧に理解している部分を明確にする必要があるからです。そして、要点を押さえて、わかりやすく説明する必要があるからです。これは使える情報として記憶に残すための、最適なアウトプットになります。
しかも、この読書会でアウトプットすることは楽しいんです!これが何より良い点だと思います。その場で「いい本を紹介してくださって、ありがとうございます!」とか「その本を買って読んでみようと思います」など、他の参加者から嬉しい反応をもらうことができます。そうすると、楽しく読書のアウトプットを続けることができます。
私も20代読書会の主催者として、毎週読書会に参加しています。年間100冊ペースで本を読んでおりますが、読書会でアウトプットをしているお陰で鮮明に本の内容を覚えています。皆さまとも、ぜひこの楽しさを共有したいと思っています。そして、読書をより有意義なものにしていただきたいと思います。
「自分も20代読書会に参加して、読書のアウトプットがしたい!」という方は、こちらにて今後の開催日程をご確認の上、お申し込みください。