
お金を増やしたいですか?
20代のうちに、お金に強くなるべきです。なぜなら、キレイゴト抜きにお金は大切だからです。
今回は、25歳フリーター・借金1億2千万から這い上がった人の話を教えていただきました。そこで、お金を増やす3つの方法をシェアしたいと思います。
開催報告:20代読書会in東京
日時:08月13日(日)09:30-12:00
参加者:16名(男性:11名、女性:5名 初参加:3名、リピーター:13名)
20代読書会in東京の感想
自分が普段読まない本が知れた。(29歳・男性)
オススメの本を知りたい。(24歳・女性)
いろいろな本を知ることができた。(23歳・女性)
色んな本の概要が知れる。(24歳・男性)
なぜ、お金に強くなるべきなのか?
もちろん、お金が大切だからです。
わたしたちは、資本主義という社会基盤で生きています。そのため、すべての価値はお金に換算されています。
お昼ご飯もお金で買いますし、住宅もお金で買います。子供の教育もお金で支払い、映画もお金を払って観ます。
もちろん、お金で買えないものもあります。信頼や愛情などです。しかし、お金で買えないものがあるからといって、お金が大切でなくなるわけではありません。
車を走らせるときに、ガソリンが必要なのと同じです。生きていくのに、お金は必要です。
そして、もう1つ重要なことがあります。
それは、日本社会が転換期を迎えているということです。そのため、過去の社会制度が崩壊しています。
たとえば、年金は平均寿命が65歳のときに設計されました。目的は平均以上に生きた方の生活を支えることです。
そのため、今のように多くの人が年金を支給されることは、想定外の事態でした。平均寿命が80歳であれば、80歳以上の方に支給するのが本来の姿です。
また、「未来の年表」に詳しく書かれていますが、その他のことも大きく変わっていきます。
2020年 日本の女性は50%が50歳を超えます
2030年 日本の人口は毎年100万人以上減り始めます
2033年 戸建の1/3は空き家になります
2039年 年間160万人以上が亡くなり、火葬場が不足します
本でなくても、博報堂が未来年表をWEBで公開しています。興味ある方は、見てみてください。驚くようなことがたくさん書かれています。
参考:未来年表
まとめます。
現代は資本主義経済で、生きていくにはお金が必要です。さらに、さまざまな社会制度が崩壊する時代を迎えています。そうした中で、自分の身は自分で守る必要があります。そのため、20代のうちからお金に強くなるべきなのです。
25歳フリーター・借金1億2千万からのアドバイスとは?
25歳でフリーター。年収240万。
借金総額は1億2千万に膨れ上がり、年利24%で利子が増えていく。取り立ては、自宅、職場はもちろん、親、兄弟、妻、妻の実家にまで及ぶ。
その著者が、年収6億円に上り詰める。そんな劇的な生還劇を記した「お金の味」を紹介していただきました。
この本の中で、お金を増やすセンスについて書かれていました。喉が乾いたときに、水をどう飲むか?に例えています。
いま、喉がカラカラに渇いています。目の前にコップが置いてあり、水道の蛇口も手の届くところにあります。
蛇口をマックスまでひねってみても、水はポタッポタッとしか出てきません。コップいっぱいに溜まるまでには、時間がかかりそうです。
そんな状況のとき、この水をどう飲みますか?その飲み方で、お金を増やすセンスがわかるそうです。
正解を言うと、コップから水が溢れ出てくるまで、耐えるのです。どんなに喉が渇いていても、じーっと水が溢れ出てくるのを待ちます。
そして、溢れ出てきたら、水を飲んでもOKです。ただし、コップの中の水は飲んではいけません。コップから溢れでてきた分だけを舐めてください。
これがお金を増やすセンスのある、水の飲み方です。この例え話は、なにを意味しているのでしょうか?次の章で解説します。
20代で学ぶべきお金を増やす3つの方法
大前提として、お金を増やす(=資産形成)は、このように図式化することが可能です。
資産形成=収入-支出+資産×運用利回り
では、先ほどのコップと水の例を考えてみましょう。
まず、コップにポタッポタッと入ってくる水は、なにを意味しているでしょうか?これは、収入を意味しているわけではありません。
[収入-支出]の差額を表しています。たとえば、年収500万の人がいたとします。税金で120万を納めて、生活費で240万かかるとします。そうすると、500万-120万-240万=140万となります。
そのため、ポタッポタッと落ちてくる水は、この140万です。もっと正確に言えば、その140万を資産に回したとき、初めて落ちてくる水となります。
では、次にコップは何を意味しているでしょうか?
このコップが小さければ小さいほど、すぐに水がいっぱいとなり、水を早く飲むことができます。つまり、お金を早く増やすことができます。
このコップは[支出]を表しています。そのため、支出が大きいと、どんなに待っても水がいっぱいになりません。
そして、最後に溢れてくる水は、何を意味しているでしょうか?
これは[資産×運用利回り]を表しています。資産からの収入ということです。たとえば、株の配当や不動産収入などが、これにあたります。
また、水が溢れ出るという現象は、[資産×運用利回り]>[支出]となったときに起きます。そして、舐める水は、その差額です。
では、どうすればお金を増やせるでしょうか?方法は3つ方法があります。
- ポタッポタッと落ちてくる水を増やす
- コップを小さくする
- 溢れ出る水の勢いを増やす
言い換えると、こうなります。
- [収入-支出]を増やす
- [支出]を減らす
- [資産×運用利回り]を増やす(利回りを上げる)
つまり、①収入を上げる。②支出を下げる。③運用利回りを上げる。この3つです。
なにを当たり前のことを?を思われるかもしれませんが、この3つを認識することは重要なことです。
たとえば、支出を考えてみましょう。人生において大きな支出は3つあります。
支出を下げるときは、この3つから考えていくべきということがわかります。たしかに、コンビニで160円ではなく140円のお茶を買うことも支出を下げる行為です。しかし、それを毎日行っても、1年で6000円の支出削減にしかなりません。
なので、大きな支出から時間をかけて検討していくべきです。つぎに、収入を上げることや資産運用について考えていけばいいのです。
これも、枝葉の些細なことではなく、大元から優先的に時間をかけて検討してください。そうすれば、20代のうちにお金に強くなれます。