
成功を諦めていませんか?
成功を諦めてはいけません。なぜなら、挑戦は人生の醍醐味だからです。
今回は、読書会で紹介いただいた話とともに映画「ファウンダー」で学んだ成功の3条件をシェアしたいと思います。
開催報告:20代読書会in東京
日時:08月16日(水)19:30-22:00
参加者:13名(男性:10名、女性:3名 初参加:3名、リピーター:10名)
目次
20代読書会in東京の感想
自分が普段読まない本が知れた。(29歳・男性)
オススメの本を知りたい。(24歳・女性)
いろいろな本を知ることができた。(23歳・女性)
色んな本の概要が知れる。(24歳・男性)
なぜ、成功哲学が必要なのか?
成功を諦めたくなる気持ち、わかります。
- もうお金がない…
- 多くの人からの反対意見
- 足を引っ張るネガティブな反応
- 言われる筋合いのない誹謗や誤解
- 自分のほうが頑張ってるのに、結果がでない
- このままで本当に大丈夫なのかと不安になる
- 信頼していた人からの裏切り
なにかに挑戦すると、このような多くの困難に直面します。そうしたときに、成功を信じ続けられるかは紙一重です。ほんのささいなことで心折れてしまう人もいるでしょう。
なぜ、成功哲学が必要なのか?この問いに対する答えを、今回の読書会で教えていただきました。
成功哲学の必要性は、宗教の存在意義と同じです。
みなさん、宗教はなぜ存在していると思いますか?いろんな理由がありますが、1つの理由に、わからないものを理解するというものがあります。
たとえば、自分の身に不幸なことが起きました。なぜ?と神様に問います。そのときに、宗教はその不幸なできごとに意味付けを与えてくれます。信仰心を試しているとか、あなたの過去の行いが誤っていたからとかです。
ほかにも、夜中に不思議なものを見たとします。あれは一体何だったのか?と神様に聞きます。そうすると、それは悪魔の化身であると答えを与えてくれます。
つまり、宗教とは人が理解できないものに対して、体系的に意味づけを与えてくれているものなのです。そして、成功哲学も同じです。
なぜ、こんなことが起きるのか?と理解できないこと。予想外のこと。悲しいこと。ショックなこと。心が折れそうになること。そうしたものに体系的に意味づけを与えているのが成功哲学です。
ただし、成功哲学は、ただ意味づけを与えているだけではありません。その結果、人が成功に近づくような意味づけを与えています。
- 困難があったら、すぐ諦めろ
- 他人の不幸ばかりを願って、足を引っ張れ
- 他人の挑戦をあざ嗤え
- うちにこもって、人と協力をするな
そんなことは成功哲学では言われていません。なぜなら、これらは成功から遠ざかる行為だからです。
映画「ファウンダー」の中でも、レイ・クロック氏がノーマン・ヴィンセント・ピール氏の「The power of positive thinking」のオーディオブックを聴くシーンが出てきます。
52歳までしがない営業マンでいながらも、成功哲学がレイ・クロック氏に意味づけを与えていたのです。成功には挑戦し続ける忍耐が必要だと。
ちなみに、余談ですが、「The power of positive thinking」は、トランプ大統領も影響を受けており、スピーチで引用しているそうです。
映画「ファウンダー」で学んだ成功の3条件
わたしが、映画「ファンダー」を観て、成功に必要だと感じた3つのことを紹介します。
- 夢をもつ
- 困難を乗り越える忍耐
- 信頼できるパートナーと出会う
どういうことか、1つずつ解説していきます。
夢をもつ
レイ・クロック氏は、52歳になっても成功するという夢を持ち続けていました。でも、現実にはミルクシェイク機の営業マンです。
成功の兆しは、一向に見えません。特別な能力もなければ、人脈もなく、資金もありません。それでも、成功を願い続けることは並大抵ではできません。普通の人なら諦めてしまいます。
ところが、レイ・クロック氏は夢を持ち続けました。そして、マクドナルド兄弟がつくった世界最高のファストフードと出会います。衝撃を受けたレイ・クロック氏は、こう思います。
「これだ!これをフランチャイズ化して、全米に広げるんだ!」
「マクドナルドを全米の家族の憩いの場にするんだ!」
「マクドナルドこそ、アメリカの食文化だ!」
こうした夢を持ち、ビジョンを語ります。フランチャイズ化に乗り気ではなかったマクドナルド兄弟も、レイ・クロック氏の熱意に負けます。
マクドナルド兄弟よりも、さらに大きな夢を語ったレイ・クロック氏の勝利です。
レイ・クロック氏を尊敬する孫正義氏も、同じことを言っていました。大きな夢を持て。そして、命をかけてもいいと思えるものに出会えたら、もう半分成功は決まったようなものだ、と。映画「ファウンダー」で、その夢をもつことの重要性を改めて感じました。
困難を乗り越える忍耐
忍耐
この言葉は、映画「ファウンダー」のなかでも、たびたび出てきます。レイ・クロック氏自身も「The power of positive thinking」から引用して使っています。
- 開業資金がない
- 周囲から「成功するわけがない」と冷ややかな反応をされる
- フランチャイズオーナーが好き勝手なことをする
- マクドナルド兄弟が改善に反対し、利益を出せない
- 奥さんが事業に反対する
- マクドナルド兄弟との契約が足かせで事業拡大ができない
- 銀行が追加融資を断る
映画の中だけでも、さまざまな困難がレイ・クロック氏に襲い掛かります。「成功はゴミ箱の中に」というレイ・クロック氏の自伝には、さらに多くの困難が詳細に書かれていました。
それでも、レイ・クロック氏は不屈の精神で1つ1つ乗り越えていきます。困難に屈しないことは、大成した人の共通点です。
わたしも、この映画で本当に勇気づけられました。自分の足を引っ張る人がいたとしても、絶対に諦めないと誓いました。こんな仕打ちを受けてまで、なぜ頑張らなければいけないのだろう?この苦痛に見合うものを得ているんだろうか?
そう思ったとしても、絶対に諦めてはいけません。なぜなら、挑戦をやめてしまったら、自分の成功がなくなってしまうだけだからです。自分の足を引っ張る人たちのアドバイスを聞き入れたことになってしまいます。
プロ野球選手が、観客のヤジを聞いて野球をやめると思いますか?そんなプロ野球選手がいたら、笑われます。
アドバイスを聞くべき相手は、ヤジを飛ばす観客ではなく、コーチ陣や結果を出しているプロ野球選手であるべきです。成功からぶれずに、困難を乗り越えていく忍耐が大切です。
信頼できるパートナーと出会うこと
レイ・クロック氏は2回離婚し、3回結婚しています。しかも、最後の結婚は60歳を超えてからです(笑)
映画「ファウンダー」の中でも、1回目の離婚については少し触れられています。「成功はゴミ箱の中に」を読んだときは、わたしは3回も結婚する意味が理解できませんでした。長年連れ添ってきた奥さんと、わざわざ別れる必要があるのかな?と疑問に思いました。
ただ、今回の映画で、その意味が少しわかりました。
映画の中で、再婚相手はレイ・クロック氏の理解者として描かれています。銀行から融資を断られ、家を差し押さえられる危機に陥ったときに、レイ・クロック氏を励まし勇気づけています。
どんな状態でも自分に期待し、励まし、勇気づけて支えてくれる人がいることは、とても貴重です。そうした人がいるおかげで、一歩前進することができます。そして、その一歩が成功と失敗の差になるのです。
一方で、多くの人は旦那さんの挑戦に反対します。奥さんが挑戦しようとする場合も、同じです。多くの旦那さんは反対するでしょう。50歳にもなって家を抵当に入れて、得体の知れない飲食業に乗り出すのです。反対しても、不思議ではありません。
そんな中、自分の成功を信頼し、無条件に応援してくれるパートナーがいたら、とてもありがたい存在です。
成功したスポーツ選手や実業家が、みな口を揃えて家族への感謝を述べるのには、そうした背景があるからだと思います。誰からの支えもなく、挑戦し続けられるような強靭なメンタルをもつ人は、ほとんどいません。
成功を収めた人も、誰かに支えられていなければ、途中で諦めてしまっています。その意味で、レイ・クロック氏が2回の離婚をして、信頼できるパートナーと一緒になったことは理解できる気がします。
それほど、自分と同じ夢を見て、信頼しあえるパートナーは貴重だということです。
まとめ
成功哲学は、成功するために出来事の意味づけを体系化したもの
映画「ファウンダー」で学んだ成功の3条件
- 夢をもつ
- 困難を乗り越える忍耐
- 信頼できるパートナーと出会う