開催報告:20代で教養を身につける2つの方法とは?

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ケーキ

これからの時代を生き抜いていく自信ありますか?

この変化の激しい時代を生き抜くには教養が必要です。なぜなら、教養があれば時代に振り回されずに済むからです。

今回は、読書会で20代で教養を身につける2つの方法を教えていただきましたので、その内容をシェアしたいと思います。

開催報告:20代読書会in東京

日時:09月20日(水)19:30-22:00
参加者:12名(男性:8名、女性:4名 初参加:4名、リピーター:8名)

20代読書会in東京の感想

興味がなかった分野の本に興味を持てるようになる。(31歳・男性)

色々な本を知ることができた。(29歳・男性)

興味ある本を見つけることができた。(22歳・男性)

なぜ、今の時代に教養が必要なのか?

教養なき者は奴隷となる

これは、ホリエモンの「多動力」の中に書かれている言葉です。教養のない人は目の前の仕事に振り回されるので、使われて終わることになります。

なぜなら、時代の変化が加速しているからです。そのため、表面的なことでは通用しない時代が到来したと書かれています。

そこで、教養の必要性が高まっているとホリエモンは説いてます。

その理由は、教養があれば、これからも変わらないものを見抜くことができるからです。そうして本質を理解していると、時代の変化に振り回されずに済みます。

すこし話は逸れますが、Google社も新規事業を検討するとき、歯ブラシ・テストをするそうです。

歯ブラシ・テストとは、歯ブラシ以上の頻度で、日常的に使われるサービスか否かを考えるというテストです。歯ブラシは1日に2回行います。そのため、毎日1日に2回以上の頻度で使うサービスは良しと判断され、そうではないと不可と判断されるということです。

たとえば、GmailやGoogle map、YouTubeは、そうした歯ブラシ・テストに合格したサービスです。たしかに、1日2回以上の頻度で毎日使っています。

また、歯ブラシ・テストと併せて、今後変化するものではなく、変化しないものから事業を考えることも大切にしているそうです。

教養とは、そうした今後も変わらない本質を見抜くことができる知識です。そのため、この変化の激しい時代には教養が必要なのです。

時代のスピードを感じる3つ変化とは?

モバオクがメルカリに代わったり、メールがLINEに代わったりという変化を見ても、時代の変化が速くなっているを感じます。

そして、今回の読書会で「それは知らなかった!」と驚く3つの変化を教えていただきましたので、紹介します。それが、こちらです。

  • 配送
  • IOT
  • 通貨

どういうことか、1つずつ解説していきます。

配送

料理

Amazonの配送問題は、ご存知でしょうか。

わたしはオンラインショッピングが一般的になり、配送会社の負担が増えているという問題だと思っていました。

しかし、実はオンラインショッピングが増えていることが問題の本質ではなかったのです。

問題の本質は、単身世帯の増加です。

今のような配送システムができあがったのは、1970年代です。そのとき、家には専業主婦がいました。そのため、日中に配送しても受取手がいたのです。

ところが、今の日本は違います。

20代、30代、40代とすべての世代で、単身世帯が最も多いのです。つまり、一人暮らしの人ばっかりなのです。高齢者も離別や死別で単身世帯が最大数となっています。

実際に70年代と今を比較すると、単身世帯は3-4倍に増えています。そうすると、今の配送システムを維持していくことは困難です。その結果、配送システムの在り方が大きく変わろうとしています。

IOT

インターネットに接続するモノが増加していきます。

いままではスマートフォンやPCなど通信機器がインターネットと接続していました。しかし、これからは全てのモノがインターネットと接続していきます。

「多動力」の中には、2014年にインターネットに接続していたモノは38億個であったと書かれています。しかし、2020年には200億個に増加するそうです。

たった6年間で5倍に増えるのです。

1億人の人口で200億個ということは、一人当たり200個です。もはや身の回りのもの全てがインターネットに接続する時代です。それが、あと3年で到来します。

自動車もインターネットに接続し、ソフトフェアをアップデートする時代が到来します。不具合があってもハードが壊れていなければ、遠隔でソフトウェアを直すようになるかもしれません。

通貨

仮想通貨が衝撃的な未来を作ります。

一部では、仮想通貨はインターネット以上の地殻変動を起こすと言われています。

1694年にイングランド銀行が設立されて以来、世界の経済は中央銀行が動かしてきました。なぜなら、通貨発給権を持っていたからです。

ところが、仮想通貨が普及すると、この通貨発給権を中央銀行が掌握することができなくなります。これは、いまの資本主義経済を根底から揺るがすくらいのインパクトがあります。

イングランド銀行がデジタル通貨を発行したり、JPモルガンが仮想通貨に反対したり、通貨発給権の争奪戦が激しくなってきたように感じます。

もしかしたら、これから10年以内にとんでもない変化を世界経済に起こすかもしれません。

20代で教養を身につける2つの方法とは?

時代が急速に変化しており、その中で教養の必要性が高まっていると書きました。それでは、教養を身につけるには、どうしたらいいのでしょうか?

  • 歴史を知る
  • 弱いつながりを持つ

この2つが、教養を身につける方法です。1つずつ解説していきます。

歴史を知る

ホリエモンが「多動力」で述べていましたが、教養を身につけるには本質を知ることが大切です。そして、本質を知るには歴史を遡って調べることが近道となります。

たとえば、配送問題も歴史を知ると問題の本質にたどり着きます。現在の配送システムができあがった時代背景を知ることで、問題の本質はオンラインショッピングの増加ではなく、単身世帯の増加だとわかります。

ほかにも、仮想通貨も「貨幣」の歴史を遡ることで、本質を知ることができます。なぜなら、現在の貨幣制度を作ったのはイングランド銀行で、イングランド銀行は政府と独立して通貨発給権を掌握した初めての銀行だからです。

このように歴史を知ることで本質が見えてきます。そうすると、表面的なことに振り回されない教養が身につきます。

弱いつながりを持つ

人は、付き合う人で構成されてきます。そのため、どんな人と付き合うかで大きな変化が生まれます。

そして、付き合う人の中には、強いつながりの人もいれば、弱いつながりの人もいます。

強いつながりとは、職場の同僚になると思います。同じ業界、同じ会社で同じ業務に携わり、日々時間を共有する人です。

一方で、教養を身につけるには弱いつながりが大切になります。

違う業界で、異なる仕事をし、異なる価値観を持っている人です。そうしたバックグラウンドの異なる人こそ、新たな情報を与えてくれます。

その新たな情報を敏感にキャッチし、深めてストックしていくことで、教養が身につきます。

まとめ

変化の激しい時代には教養が必要

なぜなら、教養があれば変化しないものを見抜くことができるからです。そうすると、目の前の仕事に振り回されなくて済みます。

激変を表す3つの変化

  • 単身世帯の増加で配送システムが限界を迎える
  • 2020年200億個がインターネットに繋がるIOTの時代
  • 資本主義経済を揺るがす仮想通貨の到来

教養を身につける2つの方法

  • 歴史まで遡って調べることで本質を理解する
  • 弱いつながりを持つことで、常に新しい情報に接する

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