開催報告:人生戦略を考える3つのヒントとは?

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ハンバーガー

人生の戦略を考えていますか?

戦略は、目的に早く到着するために存在しています。そのため、人生においても戦略を考えたほうがいいです。

今回の読書会で、人生戦略を考える3つのヒントを教えていただきましたので、シェアします。

開催報告:20代読書会in東京

日時:10月18日(水)19:30-22:00

参加者:16名(男性:11名、女性:5名 初参加:5名、リピーター:11名)

20代読書会in東京の感想

またとても勉強になりました。(26歳・女性)

様々な本、人の考え方を知ることができた。(24歳・男性)

自分一人では読みきれない本を知れて楽しかった。(31歳・男性)

トークの中での学びが多かったです。(28歳・女性)

自分とはまったく違う視点の人が読んでいる本を知れて良い体験となった。(28歳・男性)

人生戦略を考える3つのヒント

考える

人生の戦略を考えていますか?

戦略は、目的に早く到着するために存在しています。そのため、戦略がなければ目的を達成するのに無駄な時間や労力がかかってしまいます。

人生において貴重な時間やエネルギーを浪費するのは、とてももったいないです。人生戦略を考えたほうが、充実した人生をすごすことができます。

そして、人生戦略を考えるためのヒントを読書会で教えていただきましたので、シェアします。そのヒントが、この3つです。

  • キャリアは50年、人生は100年戦争
  • 抽象的な思考で問題を解決する
  • 読書をして知識を増やす

どういうことか、1つずつ見ていきましょう。

キャリアは50年、人生は100年戦争

お金

ブロガーのはあちゅうさんが「半径5メートルの野望」の中で、このようなことをおっしゃっていました。

自分の仕事人生は、2~3年だけ続くものではなくて、40年も50年も続く長期の戦い。そう考えると、数年単位での勝ち負けは些細なことでしかなくて、最後に笑うのは「この戦争は、50年続く」とあらかじめ覚悟して、長期戦の準備を臨んでいた人だけ。

おっしゃる通りです。2~3年の勝負で決着がつくのなら、とにかく仕事量を増やして物量で勝負するのもありかもしれません。また、健康に気を遣わずに、お酒やタバコを嗜好し、運動も睡眠も十分にとらない生活でも問題ないかもしれません。

ところが、キャリアは2-3年ではなく、50年以上続くものなのです。そうすると、目の前の仕事だけではなく、長期的な種まき(自己投資)をしておくことも大事です。なぜなら、そうした種まきは利子がついて、とても大きなリターンとなって返ってくるからです。

また、仕事の土台となる体のケアも大切です。20代前半は健康的な生活でも不健康な生活でも、差が出ません。しかし、不健康な生活を継続すると、40代50代になって痛い目を見ます。キャリア人生も最後の20年を全力で駆け抜けられる健康な人と、騙し騙し走る不健康な人では雲泥の差がついてしまうでしょう。

そう考えると、キャリアは50年と覚悟を決めて、戦略を立てたほうが絶対にいいです。

同じく、人生も100年続きます。LIFE SHIFTにも書かれていましたが、1980年以降の日本人は平均寿命が100歳を越えます。

若いと、寿命が80歳だろうが100歳だろうが違いがないように感じます。しかし、それは錯覚です。20年間は大きいです。0歳から20歳までの時間と同じ長さです。その20歳までの時間をもう一度過ごせるか、過ごせないかの違いなのです。

キャリアは50年、人生は100年戦争と覚悟してください。そうすると人生戦略は大きく変わります。

抽象的な思考で問題を解決する

ケーキ

人生戦略を考える2つ目のヒントです。それは、抽象的な思考をするということです。なぜなら、抽象的な思考をすることで、問題を解決しやすくなるからです。

では、抽象的な思考とはなんでしょうか?

タンブラーを例に考えてみましょう。タンブラーを抽象化してみてください。どうなりますか?

タンブラー→コップ→容器→空間を仕切るもの→物質…となっていきますよね。これが抽象度を高めていくということです。

そして、この抽象的な思考をできると、どうなるのか?「思考停止という病」に書かれていたことを引用します

そもそも、抽象度が高い人とは、自分のことだけなく、ものごとを俯瞰的かつ大局的に見られる人です。
逆に、抽象度が低い人は、自分のことにしか興味がなく、目の前にあることだけを表面的にしか見ることができません。

さらに、このように続きます。

これの良い点は、一気に新しい問題解決法が見つかるということです。
ビジネスの場面でたとえれば、抽象度の低い現場の社員の次元での問題解決では、コミュニケーションをどうするか、問題が起きた時にどうすれば相手を怒らせずに話をまとめられるかという、個別具体的な問題解決法しか見えてきません。
しかし、社長が直接相手の会社の社長と話をすれば、一発で解決したりします。社長よりも高い位置にある政府や経団連が何かしらのルールを変えれば、そういった問題そのものが消えてしまう可能性もあります。
ちょっと変わったたとえですが、抽象度が上がると、問題解決は一瞬でできてしまうものなのです。

これを人生で考えると、こうなります。

たとえば、昨日とても嫌なことがあったとします。それを10月19日の出来事と考えるよりも、2017年という視点から考えたほうが問題は解決しやすいです。

もしかしたら、この時点で問題は問題でなくなっているかもしれません。

そして、当然2017年で考えるよりも、20代をどう過ごすか?のほうが抽象度は高いです。20代をどう過ごすか?よりも50年のキャリア。50年のキャリアよりも100年の人生。そう考えていったほうが抽象度は高くなっていきます。途中のどこかで、昨日の出来事への解決策も見えてくるのではないでしょうか。

人生戦略を決めようとすると、目標を決めなければなりません。そうすると現状維持では目標は達成できませんから、必然的に課題が出てきます。その課題を解決するときには、ぜひ抽象度を高めて考えてみてください。

人生戦略に、きっと役立つと思います。

読書をして知識を増やす

マニュアル

人生戦略を考える3つ目のヒントです。それは、読書をして知識を増やすことです。

なぜ、人生戦略において読書が重要なのでしょうか?理由は2つあります。

  • 現状を知ることで、課題が明確になる
  • 知識が増えることで、解決策も明確になる

読書会で「未来の年表」という本が紹介されました。この本は、まさに課題が明確になる本なのではないか?と思います。

本の表紙に書かれていることを紹介します。日本は、これからこんな未来が待っています。

2020年女性の半数が50歳越え
2024年全国民の3人に1人が65歳以上
2027年輸血用血液が不足
2035年3戸に1戸が空き家に
2039年火葬場が不足
2040件自治体の半数が消滅
2042年高齢者人口がピークを迎える

いかがでしょうか?たった数行の知識ですが、人生の課題が少し明確になったのではないでしょうか?このように読書をすると知識が増えて、課題が明確になります。

一方で、その課題を解決してくれるのも、また読書です。

たとえば「モチベーション3.0」を読むと、これからの時代で活躍するための方法がわかります。この本では、これからはモチベーション3.0の時代であると書かれています。

どういうことか、説明します。モチベーションは、1.0・2.0と進化してきました。1.0は生存欲求、2.0は信賞必罰のモチベーションです。いまも多くの会社はモチベーション2.0で仕組みが作られています。

ところが、これからは3.0の時代です。3.0とは、どんなモチベーションなのでしょうか?

このモチベーションには3つの要件があります。それが、こちらです。

  • オートノミー(autonomy)
  • マスタリー(mastery)
  • パーパス(purpose)

それぞれ自律、熟達、目的と本書では訳されていますが、わかりづらいですね。もう少し砕けた書き方をします。

  • 自由で柔軟な働き方
  • 自己成長ができる
  • 人生の目的に近づいている充実感

この3つの要件を満たす働き方や仕事が、モチベーション3.0の仕事です。わかりやすくなったでしょうか?

そして、そうした仕事がこれからの主流になります。たとえば、YouTuberを考えてみてください。YouTuberに憧れる小学生は多いですが、それは収入への憧れではありません。

まさに、モチベーション3.0の働き方をしているから、憧れているのです。そう考えると、YouTuberへの見方も変わります。

はい、このように読書をすると知識が増えて、課題の解決策が明確になります。そのため、読書をすることも人生戦略を考えるヒントとなります。

以上、人生戦略を考える3つのヒントでした。参考にしていただけると幸いです。

 

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